古希からの田舎暮らし

古希近くなってから都市近郊に小さな家を建てて移り住む。田舎にとけこんでゆく日々の暮らしぶりをお伝えします。

人形・ぬいぐるみの供養

2013年06月27日 22時38分26秒 | 古希からの田舎暮らし 80歳から
                
 雨の後で畑はまだ入れません。そこでたまっていたゴミを午前中に軽トラで〈清掃センター〉に持ち込みました。一応仕分けをしていきましたが不充分で、分別の仕方を指導されました。可燃物・荒ゴミ(金属)・プラスチックゴミ・埋め立てゴミと順番に捨てていきました。最後の埋め立てゴミ点検場の前には、写真のように〈ぬいぐるみ・人形〉が並べて置かれています。
 係りの人に尋ねることはしませんでしたがおそらく、ゴミを捨てに来た人が捨てるにしのび難くて道の向かいに置いた。それがいつの間にか増えて並ぶことになった。のでしょう。
 だれかが人形供養をするのでしょうか。
 実は我が家では、人形供養をしたことがあります。
 娘たちが結婚する前に持ち物を整理したときです。子どもの頃遊んだ〈人形・ぬいぐるみ〉を捨てることにしたのですが、それがゴミ袋にいっぱいありました。「ゴミとして捨てるのは可哀想だからお寺で人形供養をしてもらおう」という話になり、須磨寺に電話できいてみました。
「人形供養をやっている」ということだったので、一家で須磨寺にお参りしました。人形供養部門を担当するところに行ってたずねると「5000円です」といわれました。それならお願いしようとビニール袋を差し出すと、お寺の方はびっくりされて「こんなに沢山供養するなら20000円は頂かないと……」。
「そんなに出すのならうちでやろう」ということになり、持ち帰ってしまいました。で、親がまかされたかたちになり、道子さんと二人で供養しました。
 夜、人形やぬいぐるみを部屋に並べ、ロウソクをつけて電灯を消し、般若心経を唱えました。なんだかわからないけど、ぞくぞくする気持ちでした。それからきれいな紙で包み、まとめてゴミとして処分してもらいました。田舎暮らしをしているいまなら山か畑で燃やせたでしょうが、神戸の市街地ではかなわぬことでしたから。
 
コメント
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