古希からの田舎暮らし

古希近くなってから都市近郊に小さな家を建てて移り住む。田舎にとけこんでゆく日々の暮らしぶりをお伝えします。

「カラスのいじめ」をやめさせようと……。

2013年06月02日 02時56分33秒 | 古希からの田舎暮らし 80歳から
                 
 村の墓地のクヌギ林にはカラスが巣をつくっており、村の人が「月の命日」にお参りするとお供え物をねらって、墓にとまります。
 きのうは、3羽のカラスが団子状にもつれて飛んでいました。どうなるか見ていたら、2羽が1羽を攻撃しています。3羽はもつれたまま道に落ち、草むらでまだ攻撃しているようです。
 カラス同士の「いじめ」ではないか。事情はわからないけどやめさせよう。正義感と義侠心、それに野次馬根性も頭をもたげ、ぼくはクワを置き、カメラを持って100メートル先の現場に急ぎました。
 ぼくが近づくのを意識して2羽は飛び立ち、1羽が草むらにうずくまっています。飛び立てないようです。
 3メートルほどに近づいたとき、カラスは飛び立ちましたが低空飛行のままうちの畑に行き、イチゴのネットにぶつかって地面に伏せてしまいました。そこで畑に戻って様子を見ると、カラスは伏せたままです。
 道子さんを呼んで二人で様子を見ていると、カラスは起き上がり、ネットに首を突っ込んでしきりに先に行こうとします。それがこの写真です。
「ネットをハサミで切って、助けてあげようよ」と道子さん。
 カラスにはうちの畑はいろいろ被害にあってるし、素直に助ける気になれん。それにカラスを手で捕まえるのは気がすすまん。
 内心ウジウジしていたら、道子さんはハサミをとりに行きました。
 するとカラスはバックしてネットからはずれ、ジャガイモの畝のほうに隠れてしまいました。追いかける気はしません。道子さんが「上手に隠れてる。上から見てもわからんわ」といいます。そのうち自然治癒力で回復して飛べるようになるでしょう。
 墓場のクヌギ林ではカラスがグジグジ鳴き交わしていましたが、ぼくらは仕事に戻りました。
 
コメント
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