古希からの田舎暮らし

古希近くなってから都市近郊に小さな家を建てて移り住む。田舎にとけこんでゆく日々の暮らしぶりをお伝えします。

『マタギ』の足もとに冬瓜がなっています。

2012年09月10日 01時39分28秒 | 古希からの田舎暮らし 80歳から
                
 カボチャや冬瓜はイノシシだかアライグマだかに踏み荒らされましたが、電気柵ができて安心したのか、カボチャも冬瓜もまた雌花が次々とつき、受粉して大きくなりはじめました。
 写真中央の角材の杭は、先日紹介した『マタギ』です。老人が電気柵をまたぐとき、よろめかないようにこの杭につかまってまたぎます。熊を追って山を駈ける勇壮なマタギの名を借りるとは不届きな! と思わないでください。畑の雑草だって『タカサブロウ』なんて歌舞伎役者みたいな名前で堂々と生えているのですから。
 杭の足もとに冬瓜が15センチ超になってきました。一つは大きくなって収穫したのですが、また一つ。冬瓜は「あんかけ」で食べるようですが、去年ネットでレシピを見て、カラアゲにしたらうまかったです。
 先日草刈りをしたときに、鋸歯を取り付けるのにインパクト電動ドライバーを使い、その後なくしてしまいました。「どこかに置き忘れたのではないか」と数日間家や小屋や畑や土手と、ありとあらゆるところを探し、道子さんにも言って探してもらったのですが、ありません。その日の動線を思い出しながら辿りましたが、どこをどう動いたかはっきり思い出せません。ひょっとして村の人でない人が通り掛かって、土手か道路に落ちてるドライバーを持っていったか。動物が持っていくことはないだろうし。
 まー、あれはもう10年以上使ったものだし、新しいほうのドライバーも電気コードで使うドライバーもあるし、なくなっても仕方がないとあきらめました。
 おととい、畑の黒いマルチの上にドライバーがあります。「なんでこんなところにあるのだろう」不思議です。でもぼく以外のだれかが、こんなところに置く筈はありません。「あったぞ!」というのが恥ずかしく、道子さんには黙ったまま。こんなところで告白しています。
 そういえば神戸に住んでいた頃、ご近所だった人と道子さんは賀状をやりとりしています。ある年のその方の賀状に「毎日お義母さんと『宝探し』をしています」と書き添えてありました。「通帳がない」「印鑑がない」「財布がない」と探している姿が見えるようです。そして押入れの布団の下とか衣類の箱の底のほうとかに押し込んであったりします。
 あーあ。そんな年齢になりましたかな。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする