ジェローム・ラランのCD"Paysages lointains"は非売品プロモーション用で、パリ音楽院製作によるもの。
ジェロームは来日の際に、色々な方々にこのCDを渡していたので、持っている方もいらっしゃると思う。
彼は昔から様々な音楽をやっていきたいと語っていたとおり、このCDではブルーノ・マントヴァーニから始まり、ジョドロフスキ、夏田さん、ピアソラ、エスケッシュと大変意欲的だ。
精神、音楽的に彼の最もとがっていた時期なのではないだろうか。
興味深いのが曲間に挟み込まれた即興演奏だ。
即興はほとんど独学で身に付けたそうなのだが、彼とそれぞれのパートナーとの独創的な即興をコンパクトに展開しつつ、前の曲の緊張感を引きずりながらも、次の曲へ緩やかな推移を見せている。
中でもジョドロフスキから夏田さんの間の即興が一番好きだ。
独奏。
サックスらしい音は皆無。
奇妙な歌声と舌を鳴らす音、まるでしゃっくりのように息を吸い込む音、キーを叩く音。
よく映画やテレビで見る、人の顔から別人の顔や動物などに移り変わっているCGを見ているような気分になる。
一見すると、繋がりの希薄な作曲家を連ねているが、それを感じさせないのが素晴らしい。
彼にはどの作曲家も、またどの音楽も等距離に見えているようだ。
CD録音はたくさんの素晴らしいプレイヤーと共に5日間かけて録音したそうだ。
「私のためにみんなから本当に良くしてもらった」と話していた。
お持ちでない方は、残念ながら購入することはできないが、彼のホームページで少しだけ視聴することができる。
ジェロームは来日の際に、色々な方々にこのCDを渡していたので、持っている方もいらっしゃると思う。
彼は昔から様々な音楽をやっていきたいと語っていたとおり、このCDではブルーノ・マントヴァーニから始まり、ジョドロフスキ、夏田さん、ピアソラ、エスケッシュと大変意欲的だ。
精神、音楽的に彼の最もとがっていた時期なのではないだろうか。
興味深いのが曲間に挟み込まれた即興演奏だ。
即興はほとんど独学で身に付けたそうなのだが、彼とそれぞれのパートナーとの独創的な即興をコンパクトに展開しつつ、前の曲の緊張感を引きずりながらも、次の曲へ緩やかな推移を見せている。
中でもジョドロフスキから夏田さんの間の即興が一番好きだ。
独奏。
サックスらしい音は皆無。
奇妙な歌声と舌を鳴らす音、まるでしゃっくりのように息を吸い込む音、キーを叩く音。
よく映画やテレビで見る、人の顔から別人の顔や動物などに移り変わっているCGを見ているような気分になる。
一見すると、繋がりの希薄な作曲家を連ねているが、それを感じさせないのが素晴らしい。
彼にはどの作曲家も、またどの音楽も等距離に見えているようだ。
CD録音はたくさんの素晴らしいプレイヤーと共に5日間かけて録音したそうだ。
「私のためにみんなから本当に良くしてもらった」と話していた。
お持ちでない方は、残念ながら購入することはできないが、彼のホームページで少しだけ視聴することができる。