浜床のふろしき

尾道市因島から日常を記します

人間を育てる

2012年12月01日 | 日常
人間を育てる
本屋さんの棚に並べられていた一冊を手にとって、パラパラと捲りました。

たまたま開いたページを読んでみます。そこにはこんな文章が書かれていました。



「人間は本来持っている力のほんの数パーセントしか使わずに生きている。でもそれまで眠らせていた能力を発揮できるようになることを成長っていうんだ。その成長を感じたときに初めて、自分はもっと出来る、次のステージに行けるんだっていう確信を持つんだ。そのエネルギーを最大限に高める為に、競技という最高のステージが用意されているんだ。」「もしもオリンピックがなかったら、あんなに速く走れる人間は生まれたと思うかい?あんなに高く飛べる人間は出てこなかったと思わないか?そして、その瞬間に爆発的に成長する人間のポテンシャルに多くの人たちが感動して涙を流し、『自分にももっと何か出来るハズだ!』と気づく機会になっているんじゃないか?だから、勝ち負けの意味を考える前に、勝つことだけを考えて、自分の限界を超えるチャレンジをしてみて欲しいんだ。意味なんて最初から用意されてなんかないんだよ。限界を超えるチャレンジをした人間にだけ、意味が見えるんだよ!」


このページを読んだだけで気になって買ってしまいました。

この本はマクドナルドでアルバイトとして働き始めて、色々な経験(成功も失敗も)をされた鴨頭嘉人さんが書かれた本です。


僕が本を読む中で凄く共感したのは、「マクドナルドではアルバイト・スタッフにハンバーガーの作り方や売り方を伝えたいのではありません。一人前の社会人、一人前の人間に育てることが社員の仕事なのです。」という言葉でした。


僕もサッカーの指導をしていて、子供たちにサッカーの技術や戦術だけを伝えたいのではありません。プロサッカー選手を育てることが究極の目的ではありません。人間の成長の手伝いをすることが大切なのです。


そんな自分の想いを後押ししてくれる本に出逢えて嬉しく思います。


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