浜床のふろしき

尾道市因島から日常を記します

エンディングノート

2010年12月18日 | 福祉

久しぶりのブログ更新になります。この間に色々と考えさせられる出来事があったので、今回は重い話題です。

エンディングノートをご存じですか?名前を書いた人が死んでいくという、あのノートではありません。

誰しもいずれは死を迎えます。その死を迎えた時に自分の考えていたことをどのように周囲の人間に伝えるのか、それは多くの人が思い悩むことでもあります。従来、それは遺書・遺言として残されてきましたが、「堅苦しいことはしたくない」「面倒くさい」などの理由から敬遠されがちなのではないでしょうか。

そんな意見から遺書・遺言を現代風にアレンジしたのがエンディングノートと言われるものです。

いったい何が違うかというと、エンディングノートには残しておくべき事柄が項目ごとに分かれており、記入しやすくなっているのです。さらには「死」だけでなく、突然の事故や病気で意思を発することが難しくなった場合でも、書き込んでおくことで周りの人が本人の意思を酌むこともできます。

たとえば、「財産目録」には、銀行口座の暗証番号や登録印を記載しておいたり、相続のことを書いたり、あるいは「死亡後について」には、埋葬方法や連絡すべき関係者などを記載しておいたり、臓器移植の意思を書いたりできます。

もちろん、様々な形のエンディングノートがあるので、自分に合ったものを見つける必要がありますが・・・。

自分の考え・想いを伝えるため、そして残った者を悩ませないためにも一考の余地があるのではないでしょうか。


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