浜床のふろしき

尾道市因島から日常を記します

子どもホスピス

2010年03月20日 | 福祉

3月10日付のasahi.comの記事を見て驚きとともに感銘を受けました。

記事を参照させてもらうと、「重い病気や障害と共に生きる子どもや、その家族を支える日本初の「子どもホスピス」が、神奈川県大磯町と奈良市、北海道滝川市の3カ所で、今年から2012年にかけて開設される。365日間、病や障害とともに暮らす子どもや家族が「第二の家」として滞在し、つかの間の休息を得られる場の整備を進めている。」とのこと。

小児医療や児童福祉、障がい者福祉に関わりのある人を除いて、「子ども」と「ホスピス」が結びつく人は少ないでしょう。「子ども」という言葉には未来を感じますし、「ホスピス」という言葉は死を連想させます。

病気や障がいのある子どもと一緒に生活する親はとても愛情を持って関わっていますが、その気持ちを本当の意味で分かって支えてくれる人はほとんどいません。その家族の置かれている状況と一般社会との間には大きな隔たりがあることは否めません。

この度の「子どもホスピス」は一般的な病院のようなものでは無く、設備の整った(ハードよりもソフト的に)宿泊施設のようなものです。

一人でも多くの子どもとその家族が豊かな生活が出来る社会に近づいてほしいと願います。