浜床のふろしき

尾道市因島から日常を記します

実習生

2010年03月16日 | 福祉

社会福祉士の勉強をしている学生が実習に来ています。約1ヶ月間の実習ですが、明日で終わりとなります。

この1ヶ月はしんどかったです。本来なら通常勤務内でやるべき仕事が出来ないため、残業しないと終わらないし、指導する立場なので気を使うし・・・。もちろん、実習生を受け入れることで勉強になることも少なからずあるんですがね。

福祉の仕事を目指す学生がいることは素晴らしいことだと思いますが、もう少し社会常識を身につけて来て欲しいなぁというのが偽らざる心情です。

ある日のこと、こんなことがありました。

実習生が作成した書類を看護師長や介護主任、管理栄養士などに見てもらって印鑑を押してもらう作業をしました。実習生は看護師長のところに書類を持っていきましたが、看護師長が「ごめん。悪いけど、忙しいから後にしてくれる?」と言ったところ、実習生は「見なくていいので、ハンコを押すだけでいいですから」と答えたそうです。

その後、看護師長が叱り付けたのは当然のことです。

まず、職員(特に命を預かる仕事をしている人)が忙しくしているにも関わらず、平気で自分の都合を押し付ける感覚にびっくり。

さらに印鑑を押すという事はその書類に責任を持つということなのに、「見なくていい」「ハンコを押すだけ」とは何事かと。

仕事には「責任」が伴い、自分がいい加減なことをすると他人に迷惑をかけることを考えられないなんて、ちょっと困ったものです。社会福祉士としてよりも社会に出る人間として考える必要があると思います。

というわけで、なかなか辛い日々を送ってきましたが、明日には開放されます。