浜床のふろしき

尾道市因島から日常を記します

地球温暖の候

2008年03月26日 | 日常

朝8時すぎに仕事で車を運転している時にラジオから流れてくるCMが印象的です。JFN(Japan FM Network)が地球環境問題を取り上げているのですが、若い男女が手紙のやり取りをして少しずつ年を重ねていくというストーリーになっています。ちょっと書いてみると、

男性「エミコさん、季節のお手紙を書きます。露に濡れた紫陽花が鮮やかですね。」

女性「コウイチさん、お便りありがとう。秋桜が風にゆれています。」

男性「エミコさん、虫の声に深まる秋を感じます。」

女性「コウイチさん、梅と一緒に庭のひまわりが咲きました。変ですね。」

男性「エミコさん、スコールのたびに街がジャングル化しています。」

女性「コウイチさん、有害紫外線にアスファルトが溶けゆく音が聞こえます。」

男性「エミコさん、野山の砂漠化も今が見頃。赤茶けた山肌に得も言われぬ風情が・・・」

女性「コウイチさん、白いものがちらついてきました。どうやら雪ではなさそうです。」

男性「エミコさん、それは窒素酸化物ではないでしょうか。ゴホッゴホッ。」

二人で「時節柄、ご自愛ください。」

アナウンサー「地球温暖の候、いかがお過ごしでしょうか。守ろう地球環境。」

「地球温暖の候」とはよく言ったもので、現代人の地球環境の異変に対する鈍感さを上手に皮肉っていると思います。さあ何ができるでしょうか・・・。