浜床のふろしき

尾道市因島から日常を記します

アンゴラ戦感想

2005年11月18日 | スポーツ

サッカー日本代表がアンゴラとの親善試合で劇的な勝ち方をしました。僕はその瞬間を熱にうなされている息子に添い寝しながら見ていました。

相手のアンゴラはアフリカ大陸予選を勝ち抜き、来年のW杯ドイツ大会に出場する国でした。元々はこの国と試合する予定ではなかったわけですが、それでもW杯出場国を連れてきた日本サッカー協会の人は頑張ったと思います。

さて試合のほうですが、日本は前線から中盤にかけて素早く、皆で連動しながらボールを奪いに行くスタイルを続け、中盤の構成力・サイドアタッカーが高い位置で関わるなど、内容的には素晴らしく、観る側としては好感が持てました。得点が取れなかったことは非常に残念ですが、それでもチャンスを数多く作ったことを評価したいと思います。

・・・とここまで書いて、自分では珍しく日本代表を褒めているのですが、やっぱり気になることもありますので書いておきます。

日本代表はたしかに素晴らしいサッカーを展開していました。でも結果は最後のロスタイムでなんとか得点しての勝利でした。しかもW杯では予選突破も難しいだろうと思われるチーム相手にホームという状況でありながら・・・。これが現状だと受け止めなければ前には進めないでしょう。どうも日本サポーターは日本が楽勝する姿を観たいらしい。どうかその幻想から離れてください。

中田英寿選手や中村俊輔選手はたしかに素晴らしい選手だと思いますが、彼らは超一流選手ではないのです。決してロナウジーニョやジダンではないのです。それを日本サポーターはよく知っていないといけないと思うのです。

日本代表がW杯で楽勝することを期待しないでください。苦戦しても勝てば良いではないですか。負けても善戦すれば良いではないですか。ボロ負けでも随所に素晴らしいプレーがみられれば良いではないですか。そりゃ結果も内容も素晴らしいのが一番ですけどね。