浜床のふろしき

尾道市因島から日常を記します

シングルファザーとして

2005年01月29日 | こども
先日、ひとり親家庭の統計調査結果が新聞に載っていた。
母子家庭は1,225,400世帯(平成15年11月1日現在)であり、
全世帯数の2.7%になるらしい。
また父子家庭は173,800世帯(平成15年11月1日現在)で、
全世帯数の0.4%ということだ。

つまり、もし200世帯あれば、そのうちの5世帯は母子家庭、
1世帯は父子家庭ということだ。
前回の調査(平成10年11月1日)よりも増加しているらしいから
今後も増えることが予想される。

統計(http://www.ikigai-inf.com/IMAGES/top.gif)をみると
もっと詳しく分類してあったけど、
細かいことはよく分からないので、置いておく。

僕が興味を持ったのは父子家庭が意外に多いことだった。
死別して父子家庭になったのは19.2%、
離婚が原因は74.2%。
僕もシングルファザーだけど、
離婚して親権を得るのは結構難しい。

もし裁判所に離婚申し立てをして親権を争うなら、
圧倒的に母親が有利である。
10歳未満の子どもの場合、
母親との関係が密接であり、大抵のケースで母親に
親権が与えられる。
(協議離婚(夫婦の話し合いのみで決める離婚)の場合は
もちろん二人の判断に委ねられる)

たとえ、母親が離婚の原因となる行為(不貞など)を
行なっていたとしても、離婚の原因と養育に関することは
別問題なので、母親が責められることは少ないらしい。

だから、母子家庭の方が多いのだろうけど、
離婚しても子どもを育てていきたいと考えている父親が
これだけ沢山いるんだと感心してしまった。

僕は現在、実家に帰り、家族の協力を得ながら
子育てをしているけれど、以前は関西で
約4ヶ月間、1歳すぎの息子と二人暮らしをしていた。

仕事があるため朝早くに弁当を作って、保育所に子どもを預け、
車も無かったので自転車で通勤。
また夕方迎えに行って、その足で買い物をして夕食を作る。
掃除やら洗濯なんかは子どもが寝てしまってから。
もちろん子どもと一緒にいられるだけで
楽しくて有意義な時間だったんだけど。

母子家庭にしても父子家庭にしても一緒だけど、
協力してくれる人がいてくれることが、
どれほど心強いことか。
幸い、僕には両親や兄妹、そして数少ない友人がいたので
生活することができたけど・・・。

シングルファザーとして、これから苦労することは沢山あるに
違いない。
でも、我が子と一緒にいられるだけで幸せなんだと知っているのも
自分の強みだ。
楽しく、明るく、誠実に過ごして生きたいな。