虎尾の会

幕末の草莽の志士清河八郎の会の名を盗用しています。主人は猫の尾も踏めません。

放射能の除染基準を10倍近く引き上げた、だと?

2011-03-14 | 新聞・テレビから
本日夕刊、社会面、一番下に、4行の記事。
「福島県は、14日、除染が必要となる被曝の基準を引き上げる」とある。
「国が派遣した放射線専門家の意見を聞いて決めた。県は、「低い基準だと対応しきれないから、ではない」と説明している。
じゃ、なんでだ?

これは、ベタ記事にする内容か?
原発事故が起きたその日に、放射能の除染基準を引き上げるなんてことが常識として考えられるだろうか。
昨日までは、基準は、放射能測定器で1万3千カウントだった基準を、今日からは、10万カウント以上の人を除染するという。10倍近くの基準の引き上げだ。

その理由を聞くべきだろう。放射線の専門家は、どこのだれだ?はっきり名前を聞けよ。福島県は、原発の東電の指示に従ったと想像してしまうぞ。

今日も、テレビの東電の会見には気をつけて見たつもりだが、長くても5分しか中継しない。東電の会見の長い中継は困る、と東電側から言われているようにしか思えない。
いくら、東電の説明がむつかしいといっても、原発の情報は東電の報告を待つしかないのだ。記者がどんな質問したのか、もわからない。国民に情報を知らせるのが、メデイアの責任だとしたら、東電の会見を中継することが、ゲストの専門家の解説よりも大事だ。

新聞、テレビは自ら測定器を持って福島の汚染を調べよ。事故の負傷者を探索せよ。それができないなら、メデイアも東電の指示に従っているとこれまた想像してしまうぞ。