らんかみち

童話から老話まで

汚名返上のためにもトイレを

2012年02月03日 | 暮らしの落とし穴


 昨夜来の降雪が元で来島海峡大橋が通行止めとなり、橋の開通以来といわれる大渋滞が島を貫く国道で発生した。抜け道はいくらもあるんだが、皆さんナビを搭載していないのか、それとも急ぐ旅ではないのか行儀良く列を成している。改めて日本人の礼儀正しさを認識しつつ、ふと見ると地元民が渋滞の中に、なぜだっ!

 来島海峡大橋開通の日、ぼくは関西方面に住んでいたので、どれほど悲惨な状況が起きたのか知らない。聞くところによると、地元スーパーなどが人の多さに恐れをなしてトイレを使用禁止にしたとかで、道ばたで大小の用を足す人が続出したらしい。来島海峡大橋の上まで汚物の進軍は続き、人呼んで「来島海峡汚多橋」などと揶揄されるほどであったという。

 観光立島を目指すのなら、今の時代は女性抜きでは何も語れない。かつて観光地を潤してきた男性社用族に取って代わり、小規模の女性グループが観光の表舞台に躍り出たのが昨今の状況ときく。有名観光地ですら、100名規模の観光客を受け入れられる施設となると選択肢は少ないそうだ。
 
 女性を呼び込めば勝手に着いてくるオマケみたいなものが男性客かもしれない。だからどこの観光地も女性をターゲットにしているが、それに不可欠なのは安全で清潔なトイレだという。そこで我々も国道沿いにある事業所に働きかけてトイレを開放してもらう提案をしてはいる。
 NPO事務所にも簡易トイレなど設置する案が出ている。いっそ有料トイレはどうかという意見もあるが、そんな素敵なトイレを建立できるほどの資力はまだない。できるところから少しずつ始めているが、今朝の渋滞を見て、トイレだよな~とつくづく思い知らされた。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿