らんかみち

童話から老話まで

ドラム缶風呂に坐棺をイメージ

2008年01月21日 | 暮らしの落とし穴
 あんまり冷え込んだので、たまらず石油ストーブのスイッチを入れたら油切れの警告が出ました。外に置いてあるポリタンクを見たらそれも油切れで、ドラム缶に溜めてある灯油をいったんポリタンクに溜め、そこからストーブのタンクに小分けしました。
 
 そんなことやっているうちに体がすっかり冷え切ってブルブルガクガク。風呂に入りたいなと思いながらドラム缶を見つめていて、ドラム缶風呂を作ってみたくなりました。 
 なぜドラム缶風呂なのか自分でもよく分からないんですが、たぶん子どもの頃に読んだ戦争漫画の影響じゃないでしょうか。戦地では何の楽しみもないけど、風呂だけは極楽だ! みたいな……。
 
 それで作り方をネットで検索すると、ヒットするわするわ! 世の中にはこんなにドラム缶風呂にあこがれている人が多いのかと、びっくりです。
 その方たちの考えていることはおおむねぼくと大差がなく、ドラム缶風呂につかりながらビールを飲んだり、キャンプ場みたいなところで子どもと一緒に入ったりして実に楽しそう。
 
 驚いたのはドラム缶を改造したのではなく、初めから風呂として製品になっているものが売られているということでした。買ってまでして浸かるほどドラム缶風呂には価値があるんでしょうか。あるんでしょうね、ぼくみたいにエキセントリックな人間には。
 
 でもちょっと考えただけでも、あれって快適とはほど遠い代物ですよね。実際に風呂に使って悦に入っている動画を見ましたが、一度体験したら二度目は遠慮したいって顔してました。
 当然とはいえドラム缶の中では石鹸を使えんじゃないですか。もっともいけないのは、坐棺を思わせる体位で浸かるということ。あのまま眠ってしまって溺れたら洒落になりません。
 
 ドラム缶風呂を作るのを思いとどまることができて今回は幸いでしたが、イメージだけで物を作って失敗することがよくあります。特に料理でそういったエラーが多いのですが、次回はそんなアホな話です。

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