らんかみち

童話から老話まで

落選慣れの強みとは

2007年11月05日 | 童話
 このところの相次ぐエッセイ落選にしょげ返っておりましたら、一つだけ最終選考にまで残っている公募がありました。小難しいエッセイを書いていたときの気晴らしに書いたものなので、うれしいような、意外だったような。で、その選評に、
「投稿慣れした印象を受ける文章だ」などと見透かされ、
「落選慣れもしてますねん!」と、WEBサイトに向かって突っ込み入れました。

 エッセイでも童話でも、投稿する前に傾向と対策は怠れないわけですが、他人の文章を読むと自分の拙さに落ち込んでしまうぼくなのでねぇ……。それにエッセイの場合は「百聞は一見にしかず、百見は一験にしかず」の通り、どれだけ重い体験を持っているかが当落の決め手になることも多いようです。

 ところが童話となると、どれだけ童話を読んだか、どれだけ書いてきたかが勝負のようです。なので子どもに読み聞かせた量の勝負なら、世の中のお母さんにはかないません。そんなら書いてきた量と質で勝負したろやないか! と気勢を上げてはみたものの、面白い話も思いつかないのが現実なのです。

 あと4日かー、何も思いつかんなぁ! と締め切りまであとわずかしかない公募に向けて苦しみ、過去に書いた作品を引っ張り出してきたら、使えそうなのがありました。よし、こいつをリメイクしよう、とこの期に及んでは書いてきた量という年金でのやりくりを目論んでおります。

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