goo blog サービス終了のお知らせ 

らんかみち

童話から老話まで

ディル、フェンネル、キャラウェイ、クミン、ウイキョウ、分かるかっ!

2013年09月12日 | 暮らしの落とし穴
「ディルとフェンネルは近くに植えてはダメですよ、交雑してしまうから」と、ハーブ・バーバにアドバイスをいただいた。名前が違うけど同じセリ科の植物ということなので、両方を植えようと思っていたけど、ハーブ・バーバの言葉に従うことにしよう。

 ディルの種は知人から手に入るが、フェンネルはスパイスとして売られている「フェンネル・シード」を蒔いて芽が出るんだろうか。出るとしても発芽率は極端に悪いんじゃないかと想像している。

 あ、それだったらキャラウェイ・シードはどうなんだろう。ディルの葉はフェンネルのそれと区別ができない。キャラウェイ・シードとフェンネル・シードの違いもまた良く分からない。キャラウェイとフェンネルも交雑するというから、キャラウェイとディルも交雑するんだろうね。

 この三種類のハーブだけで混乱気味だというのに、「キャラウェイとはクミンのことだ」とする説をWEBで読んでしまった。うっそー、キャラウェイとクミンの違いはぼくにだって分かるぞ、全く違う香りだ。でも同じセリ科の植物で、やはり交雑するというのなら、四者を分類することに意味があるんだろうか。

 交雑しやすい植物といえば、大根も危ない。最初の年に種を蒔いた辛味大根をとって翌年に蒔いても、全然辛くない大根ができたりする。蕎麦も交雑しやすいので、厳密に管理した種を蒔かないとブランドは保てない。そう、蕎麦だって米と同じようにブランドがある。
 でも蕎麦も大根も、いくら交雑したって名前は変わらない。だがセリ科のハーブはどうよ、キャラウェイとフェンネルが交雑したら「キャラネル」とかになるんだろうか。

「それは、ウイキョウよ、土手を歩いていたら見つかるわよ」と、今度は健康志向の強いヘルス・バーバが教えてくれた。行ってみると、こりゃあ間違いなくフェンネルの群生地だ! 
 自分の嗅覚を信じるならフェンネルなのだが、地元の人の中にはディルだと信じて栽培する人もいる。ぼくには見分けがつかない。もはや何を信じて良いのやら……。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿