らんかみち

童話から老話まで

イノシシソーセージは旨いが

2014年10月30日 | 暮らしの落とし穴
                

 イノシシは一年中いるわけで、狩猟と害獣駆除の許可さえあれば、ほぼ通年で狩りをすることはできる。
 しかし「ハンターは肉の旨くなる冬しか鉄砲を撃たんのよ」と地元の人は残念がる。もちろん夏場は、熱中症、スズメバチ、マムシ、蚊や虻といった、高齢のハンターを阻む要因が多いのも事実ではあるけど、全くやっていないわけじゃない。

 5年ほど前かな、お隣の島の有志が自分ちのミカン畑が荒らされるのに業を煮やし、イノシシを狩ってソーセージに加工して販売し始めた。
 食べてみると、豚肉も入っているらしく味は悪くない。いや美味しいといっても良いけど、価格がそれなりなので、なかなか手を出せない。それでもこの事業は儲かってはいないはず。
 いっそのこと価格を今の倍にして、サイクリストが喜ぶような付加価値を与えることができないものか。