らんかみち

童話から老話まで

ムカゴのから揚げ

2014年10月04日 | 酒、食
                

 ムカゴの唐揚げは、味付けして片栗粉をまぶして……う~ん、コーンスターチを使うのが本当かなぁ? 片栗粉の袋には「原材料:馬鈴薯」と表示してあり、コーンスターチの袋には「原材料:トウモロコシ」とある。つまり同じ澱粉でも、地中から育ったものと、地上で育ったものから生成したという違いがある。

 ムカゴは地中で育つのではなく地上で育つのなら、唐揚げの澱粉はコーンスターチを使うべきなんだろうか。でも、片栗粉の方が優しい口当たりで、コーンスターチはざらつく感じがある。論理を採るのか、それとも自らの感性を優先すべきか、ああ難しい。

 結局、折衷案として両者を混ぜてみたけど、結論からいえば市販の唐揚げ粉を使うべきだった。問題があるなと感じたのは、ムカゴの皮には少しアクがある。それが持ち味というならそうだけど、塩もみなどの下処理をするのがベターな気がする。まぁ、出来の悪かったエクスキュース……。