らんかみち

童話から老話まで

物事には距離というものがある

2011年11月26日 | 暮らしの落とし穴


 全国のマルK、それともご当地限定か聞いてないけど、我が島の誇るB級グルメ「ソースオムそば←new」を見つけたので買いました。これを買ったコンビニのマルKさんと、これを監修したイマイ食品さんの事務所は、ゴルフでいうならアプローチの距離です。

 焼いている現場とコンビニの距離は、スリーアイアンくらいのクラブで打つ距離でしょうか。そこを素通りし、わざわざ冷めた焼きそばをコンビニで買う理由は無いようにも思ったんですが、そこはそれ、開発者である鉄兄ぃへのエールですがな。

 距離といえば、そばのブランド「信濃一号」を育てた畑と、「信州大そば」を現在もまだ育てている畑は、石川遼くんがドライバーを振り切ったら届くような近さ。これがどれほど重大な問題であるか、今日初めて知りました。
 
 いつまでたっても最後の畑には花が咲いている。しかし12月はもうすぐなんだから、いくらなんでも刈り取らないといかんだろう。危険を感じて畑に行ってみたところ、ハウッ! な、なんぢゃあ、この種実の大きさは……もしかして、こいつは四倍体? 

 この種をくれた人は「信州そば」とだけ言ったので、何も考えずに育てたわけですが、四倍体だとしたら拙いぞ、拙すぎる! 粉屋さんが挽いてくれない可能性があるのです。
 つまり、新しい品種なので、機械が対応していない、あるいは対応させるのが難しいからでしょうか、「四倍体は、お断りやで」と聞かされていたのです。その四倍体というのが信州大そばで、通常の粒である信濃一号を育てた畑が近い。そばは虫媒花なので、交雑した可能性が大なのです。信濃一号の脱穀を始めてみたところ、大きい、ちょっと大きい気がする。どうする、どうするよ!