らんかみち

童話から老話まで

第28回備前焼まつり ろくろ実演 2010年

2010年10月17日 | 陶芸
 備前焼まつりの会場へはスムーズに到着しました。が、こちらは広大なイベント会場に無数の出店があり、全てを見て回るには1日がかりだと思うのに、滞在できるのはわずか2時間だけ。美術館で六古窯展を見ていると轆轤の実演時間が迫り、現場に急ぐと日本酒の試飲会があるじゃないですか。渡りに舟、蛙の面にションベン、HALにアルコールと言われるくらいだから、受けて立とうやないか!

倉敷の地酒『燦然』は、普通酒だとやや無骨な風味を感じるものの、大手の酒蔵のワンカップと同じ値段なら個性と受け止めて毎日楽しめるでしょう。雄町米の純米酒は洗練されていましたけど、そういうお酒はいくらでもあるので、あえて本醸造を買いました。
 試飲ありがとうとおいとましたら、隣にはワインの試飲会があるじゃないですか。「高級ワインの試飲できます」と、巧みな誘惑の言葉が……うむぅ抗えない!
「これは川島なお美さんが……、これはジャッキー・チェンが……」と、何やら権威のような著名人を引き合いに出しては次々に試飲させてくれ、こりゃあ買わざるを得んわなぁ……悩んだあげく、一番安そうなワインに対して「これが好みです」と。
 いや事実好みの味だったんですが、1本で1800円は最安でした。ここまで試飲させてもらったなら仕方ない、1本買いましょうと降参したら、「6本単位で後日の発送です」との答えで、ゴメンナサイ!

          第28回備前焼まつり ろくろ実演 2010年
          

 ほろ酔い加減になったころちょうど陶芸職人さんがやってこられました。場馴れした感じで滑舌も良く、見栄えの良い作品をこしらえて見せてくれました。あぁでも、ケチを付けるつもりは毛頭ないけれど、名人芸を期待していた身からすると……。
 
 今回の旅は詰め込みすぎでした。備前焼まつりだけで一日仕事なのに余計なものを絡めたばっかりに、しんどい思いした割には得るものが少なく、反省しているのは添乗員さんも同じです。
 今年は他にも望まない旅行が2件残ってます。どれも断るつもりだったし、そうしても咎められることはないんですが、それぞれのコミュニティでの立場上いやいや参加することになりそうです。