チャイコフスキー ヴァイオリン協奏曲
(五嶋みどり)MIDORI
****
昨夜NHKのプロフェッショナルの流儀で五嶋みどりさんが取り上げられた。
『タングルウッドの奇跡』といえばピンとくるかたも多いのではないでしょうか。
86年。五嶋みどりさん14歳。バーンスタイン指揮でヴァイオリン協奏曲を
演奏中、2度に渡って弦が切れたにもかかわらず、コンマス、副コンマスの楽器
を借り受けてそのまま最後まで演奏しきった、というお話。なにがすごい、って
彼女の楽器はフルモデルの3/4サイズ。借り受けたのは4/4のフルモデル。
つまり弦の長さが違うので押さえる場所が違うのです。それをなんなくきれいに
オケと合わせきる、それはもう天賦の才としか言いようがないではありませんか。
Youtubeに映像残っていますけど、クラシックに興味がないかたがみたら
「へぇ~。」で終わっちゃうんでしょうね(笑)。
当時かなり話題になったんですよ。
でもやっぱり日本ではなくアメリカで、ですけど(この事件は教科書にも載った
ようです)。でも、当時私は彼女の得意とするレパートリーやその容姿もあって
積極的に聞きたいとは思っていませんでした。なおかつ、同世代に諏訪内晶子さん
という最年少でチャイコフスキーコンクールを制した容姿端麗な女性がでてきた
からでもありました(彼女はある意味、アイドル化していましたねぇ~)。
そんなことを思い出しながらも「彼女は今?」的な興味本位で番組をみました。
43歳になっちゃったのね。あいかわらず無頓着ですね・・。と斜に構えて見は
じめたのは事実。でも、メンデルスゾーンの協奏曲を聞いてびっくりしました。
ぐぐぐ・・・ と入ってきたんですよ。
有名な曲なんで当然知ってはいるんですけどね。今までかつてないインパクトです。
クラシックは100年前の楽譜を演奏っするので誰が演奏しても結果は同じ、オリ
ジナリティがないからね、と言うかたがいたりしますけど、それは大きな誤解と
断言しておきます。特に協奏曲はソロアーティスト&オーケストラ+指揮者という
この3要素の組み合わせの数だけ、そしてソロ者の年代によって全然違うものに
なるのです。この総花的な演奏の数の中から自分にあった演奏をみつけることに
わずかながらの楽しみ&喜びを感じるのがうれしいのですよ。私もモーツァルトの
クラリネット協奏曲は10枚CDをもっていますよ(笑)。
ホンマ、びっくりしました。
最後まで番組見終わってから、チャイコンを聞いてみたくなりました。
チャイコンのMyBESTは、チョン・キョンファ:モントリオール/デュトワ
1981年です。初めて聞いたとき、第一楽章の冒頭ソロで圧倒されおもいっきり
引き込まれてしまったのを今でも覚えています。もともと、この曲自体が”浪花節”
的な、スラブ農民のじっと我慢的な要素てんこ盛りの曲なので、さらっと弾くこと
が難しいそおいう曲ではあると思うんですけどね。
で、今日なにげに帰宅中の電車内でYoutubeで聞いてみました。
すんません。
電車内だったんですけど、泣いてしまいました ^^;
周りの人には変なひと、と思われたと思いますけどね。
そのままバスに乗っても。
3楽章の最後のソロ2音を弾き終えた瞬間、嗚咽してしまいました(笑)。
いやぁ~参りました。
何がすごい、とかそんなこたぁ、よくわかりません。
でも、私の琴線と波長がどんぴしゃだったんでしょうね。
悲しいとかうれしいとか、そんなんじゃなく、MIDORIのヴァイオリンはとても
小さな力しか与えていないんでしょうけど、その波紋は私の琴線に共鳴して思いも
かけず大きなうねりとなって私を覆ったんだと思います。
誰もが感じる、というようなわけではないと思いますが、少なくとも私にとっては
BESTな演奏になりました。ここまでもっていかれるとは思ってもみませんでした。
YoutubeにはいくつかUpされていますが、2002年のNHK交響楽団との
やつが一番いいです。とくに3楽章はわしづかみにされました(笑)。
ちなみに400万回以上再生されていたパガニーニコンクール最年少優勝者庄司紗矢香
さんの演奏もきいてみました。これもいいとは思いましたが、ど素人の私なんですけど、
『若いな・・。』と思いました。
五嶋みどりさん、ありがとう。
(五嶋みどり)MIDORI
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昨夜NHKのプロフェッショナルの流儀で五嶋みどりさんが取り上げられた。
『タングルウッドの奇跡』といえばピンとくるかたも多いのではないでしょうか。
86年。五嶋みどりさん14歳。バーンスタイン指揮でヴァイオリン協奏曲を
演奏中、2度に渡って弦が切れたにもかかわらず、コンマス、副コンマスの楽器
を借り受けてそのまま最後まで演奏しきった、というお話。なにがすごい、って
彼女の楽器はフルモデルの3/4サイズ。借り受けたのは4/4のフルモデル。
つまり弦の長さが違うので押さえる場所が違うのです。それをなんなくきれいに
オケと合わせきる、それはもう天賦の才としか言いようがないではありませんか。
Youtubeに映像残っていますけど、クラシックに興味がないかたがみたら
「へぇ~。」で終わっちゃうんでしょうね(笑)。
当時かなり話題になったんですよ。
でもやっぱり日本ではなくアメリカで、ですけど(この事件は教科書にも載った
ようです)。でも、当時私は彼女の得意とするレパートリーやその容姿もあって
積極的に聞きたいとは思っていませんでした。なおかつ、同世代に諏訪内晶子さん
という最年少でチャイコフスキーコンクールを制した容姿端麗な女性がでてきた
からでもありました(彼女はある意味、アイドル化していましたねぇ~)。
そんなことを思い出しながらも「彼女は今?」的な興味本位で番組をみました。
43歳になっちゃったのね。あいかわらず無頓着ですね・・。と斜に構えて見は
じめたのは事実。でも、メンデルスゾーンの協奏曲を聞いてびっくりしました。
ぐぐぐ・・・ と入ってきたんですよ。
有名な曲なんで当然知ってはいるんですけどね。今までかつてないインパクトです。
クラシックは100年前の楽譜を演奏っするので誰が演奏しても結果は同じ、オリ
ジナリティがないからね、と言うかたがいたりしますけど、それは大きな誤解と
断言しておきます。特に協奏曲はソロアーティスト&オーケストラ+指揮者という
この3要素の組み合わせの数だけ、そしてソロ者の年代によって全然違うものに
なるのです。この総花的な演奏の数の中から自分にあった演奏をみつけることに
わずかながらの楽しみ&喜びを感じるのがうれしいのですよ。私もモーツァルトの
クラリネット協奏曲は10枚CDをもっていますよ(笑)。
ホンマ、びっくりしました。
最後まで番組見終わってから、チャイコンを聞いてみたくなりました。
チャイコンのMyBESTは、チョン・キョンファ:モントリオール/デュトワ
1981年です。初めて聞いたとき、第一楽章の冒頭ソロで圧倒されおもいっきり
引き込まれてしまったのを今でも覚えています。もともと、この曲自体が”浪花節”
的な、スラブ農民のじっと我慢的な要素てんこ盛りの曲なので、さらっと弾くこと
が難しいそおいう曲ではあると思うんですけどね。
で、今日なにげに帰宅中の電車内でYoutubeで聞いてみました。
すんません。
電車内だったんですけど、泣いてしまいました ^^;
周りの人には変なひと、と思われたと思いますけどね。
そのままバスに乗っても。
3楽章の最後のソロ2音を弾き終えた瞬間、嗚咽してしまいました(笑)。
いやぁ~参りました。
何がすごい、とかそんなこたぁ、よくわかりません。
でも、私の琴線と波長がどんぴしゃだったんでしょうね。
悲しいとかうれしいとか、そんなんじゃなく、MIDORIのヴァイオリンはとても
小さな力しか与えていないんでしょうけど、その波紋は私の琴線に共鳴して思いも
かけず大きなうねりとなって私を覆ったんだと思います。
誰もが感じる、というようなわけではないと思いますが、少なくとも私にとっては
BESTな演奏になりました。ここまでもっていかれるとは思ってもみませんでした。
YoutubeにはいくつかUpされていますが、2002年のNHK交響楽団との
やつが一番いいです。とくに3楽章はわしづかみにされました(笑)。
ちなみに400万回以上再生されていたパガニーニコンクール最年少優勝者庄司紗矢香
さんの演奏もきいてみました。これもいいとは思いましたが、ど素人の私なんですけど、
『若いな・・。』と思いました。
五嶋みどりさん、ありがとう。
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