『エスケープ 2014年全日本選手権ロードレース』
佐藤 喬 著
辰巳出版
ISBN978-4-7778-1507-4
\1,500(税別)
2014年は岩手八幡平 15.8㎞/周*14周=221.2㎞で開催されて
佐野、井上、山本の3人が逃げ切ったレースでした。
著者は選手たちにしっかりとインタビューを実施し、当日のレース内の
選手たちの思惑や心情を出来る限り客観的に時系列に記録しようと努力
しています。テキストライブに選手の思惑をプラスしたようなものと
思っていただいて結構と思います。
話の中心はこの3人+清水都貴選手。
とくに、清水を勝たせるために逃げにのった井上の心のうちをメインに
無線がない状況で戦況を推察しながらのかけひきが読ませどころになって
います。
でもね~なんか残念なんですよね。
客観的に徹しすぎているのかな~。
淡々としていて波がない、終始フラットでノンフィクションなんですけど
そこには感動も何もなく(少なくとも私は)、記録を読んで終わり、みたいな。
う~~~~ん・・・・。
やっぱり残念。
わざとらしく起承転結をつけて人工臭プンプンのいかにも、なドラマ仕立て
にするよっかは、好感をもちますけどそれにしてもな~。それは、ナンバー
スポーツノンフィクション新人賞を受賞した、同じエスケープを扱った「逃げる男
福島晋一の170㎞」を読んでいたから無意識に比較しちゃっていたんだろうな。
こちらは雑誌掲載のみで終わっているので、当該誌をもっていないと読むことは
叶わないでしょうけど、ツールド北海道の福島晋一を扱ったものでこちらもノン
フィクション(第12回受賞作:森高多美子さん)。
これは思わずのめりこんで読んでしまいました。
そうなんですよね。やはり書き手の力というのは大きいですね。
それにしても、2014年の全日本って記憶に薄いんですよね。
当時思ったのは、「えっ?佐野?? 逃げ切っちゃんたんだ? 本当にそれでいいの?」
と佐野選手には悪いけど、全部「?」と思ったのでした。別府君だとばかり思って
いたから。でも、やはりあの日、一番強かったのが佐野選手だったんだということ。
それは納得したんですけどね。
なのでついつい買って読んでみました。
「逃げる男 福島晋一の170㎞」 書籍にならないかな~。
家探ししたけど引っ越しに紛れて消えちゃった・・・。
佐藤 喬 著
辰巳出版
ISBN978-4-7778-1507-4
\1,500(税別)
2014年は岩手八幡平 15.8㎞/周*14周=221.2㎞で開催されて
佐野、井上、山本の3人が逃げ切ったレースでした。
著者は選手たちにしっかりとインタビューを実施し、当日のレース内の
選手たちの思惑や心情を出来る限り客観的に時系列に記録しようと努力
しています。テキストライブに選手の思惑をプラスしたようなものと
思っていただいて結構と思います。
話の中心はこの3人+清水都貴選手。
とくに、清水を勝たせるために逃げにのった井上の心のうちをメインに
無線がない状況で戦況を推察しながらのかけひきが読ませどころになって
います。
でもね~なんか残念なんですよね。
客観的に徹しすぎているのかな~。
淡々としていて波がない、終始フラットでノンフィクションなんですけど
そこには感動も何もなく(少なくとも私は)、記録を読んで終わり、みたいな。
う~~~~ん・・・・。
やっぱり残念。
わざとらしく起承転結をつけて人工臭プンプンのいかにも、なドラマ仕立て
にするよっかは、好感をもちますけどそれにしてもな~。それは、ナンバー
スポーツノンフィクション新人賞を受賞した、同じエスケープを扱った「逃げる男
福島晋一の170㎞」を読んでいたから無意識に比較しちゃっていたんだろうな。
こちらは雑誌掲載のみで終わっているので、当該誌をもっていないと読むことは
叶わないでしょうけど、ツールド北海道の福島晋一を扱ったものでこちらもノン
フィクション(第12回受賞作:森高多美子さん)。
これは思わずのめりこんで読んでしまいました。
そうなんですよね。やはり書き手の力というのは大きいですね。
それにしても、2014年の全日本って記憶に薄いんですよね。
当時思ったのは、「えっ?佐野?? 逃げ切っちゃんたんだ? 本当にそれでいいの?」
と佐野選手には悪いけど、全部「?」と思ったのでした。別府君だとばかり思って
いたから。でも、やはりあの日、一番強かったのが佐野選手だったんだということ。
それは納得したんですけどね。
なのでついつい買って読んでみました。
「逃げる男 福島晋一の170㎞」 書籍にならないかな~。
家探ししたけど引っ越しに紛れて消えちゃった・・・。