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帯広日帰り。2021年1月30日は2カ所(1)

2021年01月31日 11時46分29秒 | つれづれ日録
 道立帯広美術館で行われた「池田緑展」のフリートークに参加するため、レンタカーを借りて帯広に日帰りで往復しました。
 帰りに、帯広駅に近い FLOWMOTION に寄って、桔梗智恵美展「バビロンの歌がきこえる II」(~1月31日)を見ました。

 池田緑さんは、帯広在住で、道内を代表する美術家のひとり。
 もともと絵画を制作していましたが、50代を迎えた1990年代後半から現代アートのフィールドに転じ、コンセプトの明快なインスタレーションや映像を手がけて、国内外で発表してきました。
 今回は一般的な絵画は1点のみで、現代アートの代表的な作品が並んでいます。
 おすすめです。

 桔梗さんの個展も、規模は小さいですが、良かったです。
 幼いころの冬の日がとても懐かしく感じられることがありませんか? 個展から受ける感じは、あの懐かしさに似ているという気がしました。
 冬の暖かさを感じる人物画に惹かれました。





 さて。
 遠軽から帯広までは公共交通機関での往復がきわめて難しいのです。
 朝6時25分発の一番列車で北見まで行き、そこから「ふるさと銀河線」代替バス(陸別で乗り換え)に乗れば、午後0時56分に帯広駅バスターミナルに着くのですが、帰路は午後1時57分発のバスに乗らなければその日のうちに遠軽に戻れません。
 遠軽駅前のレンタカー店もいつの間にかなくなっているし、困っていたら、町内の南町のガソリンスタンドがレンタカー事業も行っていることを知り、ネットで「トヨタ パッソ」の予約をしました。


 この日は発達した低気圧の通過に伴い、全国各地で風雪が強まりました。
 JR石北線も前日からストップしており、この30日も、早々と上川以東の運休が発表されていました。
 ふだんはあまり雪の降らない十勝地方もそれなりの降雪があったとのことです。
 オホーツク地方もかなりの雪が積もり、やむ気配がありません。

 雪かきを済ませてからレンタカー店まで歩いていった筆者は、迷った末、いつもの置戸町勝山→足寄町芽登コースではなく、陸別町から道東自動車道に入るコースを行くことにしました。

 とにかく天候も路面状況も悪いので、出発直後にローソンでコーヒーを買い、生田原のセイコーマートで休み、置戸のセコマでも休憩、というふうに、急ぎすぎないよう進みましたが、北見市留辺蘂町金華でスリップして、対向車線にはみ出す一幕もありました。
 大雪の土日とあって、交通量が少ないのは幸運でした。


 パッソは、直線をメインに、収納と広さを重視した室内デザインで、若い女性が街なかをすいすいと走るぶんにはきっと楽しいのでしょう。
 ですが、車体が軽いせいか足回りがふわふわした感じで、圧雪路面やアイスバーンでタイヤコントロールがうまくいっているという実感に乏しく(これは疲れるんですよ)、過酷な冬道を長距離運転するのはいささか荷が重かったようです。まあ、そういう車ではないので、しかたないですが。
 雪道でゆっくり走っているこの手の小型車や軽自動車をときどき見かけますが、その気持ちがよくわかりました。スピード、出せないもん、おっかなくて。

 足寄の道の駅で休憩。
 足寄から道東自動車道に乗ります。
 ほどなく、4キロにもおよぶ追い越し車線があったりして、おなじ片側1車線でも旭川紋別道などより走りやすそうです。
 池田ー音更帯広は有料、1150円。




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