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札幌国際芸術祭2020の記者発表へ―2020年2月6~8日は13カ所(15)

2020年03月10日 18時54分27秒 | 札幌国際芸術祭
(承前)

 2月7日午後に道立近代美術館で開かれた札幌国際芸術祭(SIAF)2020の記者発表に、同日のうちに、参加アーティストなどのあらましをアップしました。
 そうだ、誤解の無いように書いておきますが、筆者は第1回のときから北海道美術ネット別館のブロガーとして記者発表に出席しており、勤め先の記者として出向いたことは一度もありません。勤め先、今回は総勢、カメラも入れて5人か6人来てたなあ。

 それはさておき、その際に書き漏らしたことで、二つほど。

 まずは「コミュニケーションマーク」。
 冒頭画像は、それをあしらったトートバッグを写真に撮ったモノなので、若干色がくすんでいますが、ほんとの色調は公式サイトをごらんください。
 これは、SIAF2020 のアートディレクターに就任したデザインコンビの「ワビサビ」によるもの。
 「ワビサビ」は、ワビサビ」は1999年、広告代理店のアートディレクター「工藤“ワビ”良平」さんとデザインプロダクションのグラフィックデザイナー「中西“サビ”一志」さんが結成した2人組で、札幌を拠点にアドバタイジングから、グラフィックデザイン、オブジェ、映像、ファッション、インテリアまで多方面での制作を行っています。
 札幌国際芸術祭がらみでは、前回の2017年、プラニスホールで「札幌デザイン開拓使 サッポロ発のグラフィックデザイン ~栗谷川健一から初音ミクまで~」の企画・構成・デザインを担当し、公募プログラムとは思えないほどのまとまった展示内容で来場者を驚かせたことは、記憶に新しいところです。

 このデザインも、これで固定というのではなく、どんどん変化していくそうです。

 もうひとつ、キーワードになっていたのが、アートメディエーション

 聞き慣れないことばで、これでネット検索すると、札幌国際芸術祭2020がヒットします(笑)。
 それはさておき、さまざまな実践を通じて、作品や展覧会をきっかけとした対話やつながりを生みだそうとする取り組みがアートメディエーションということです。
 プレイベントも、このアートメディエーションのひとつです。

 さらに、核となる「アートメディエーター」は、来場者と芸術祭のつなぎ役として、従来のボランティアにとどまらない役割を担う存在になりそう。
 概要には
「鑑賞をサポートするアートメディエーター」
「案内役としてのアートメディエーター」
「地元サポーターとしてのアートメディエーター」
の三つが掲げられています。
 
 なんだか、いまいちイメージ(あ、この言葉、田村かのこさんから「訳しづらい」と言われそう)がわいてこないんですが、ひょっとしたら、このブログがずーっとやってきたことって、案外近いのかもしれないですね。ほんとのところは、わかりませんけど。
(田村さんのお名前を間違えていたので、3月11日午前に直しました。申し訳ありませんでした)


https://siaf.jp/

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