
(承前。ivory会場はこちら)
ほくせんギャラリーivoryと2会場同時に開催されている「LOOP EXHIBITION」。
ギャラリーたぴおのほうは、道内作家中心で、しかも大作が多い。
なんといっても度肝を抜かれたのは、天井を覆う村上知里砂「生命のダンス II」。
これまでいろいろなインスタレーションが展示されてきた「たぴお」だが、天井をここまで利用したのは、この作品が初めてではないか。
村上さんは大阪府出身だが、旅行で立ち寄った十勝が気に入り、いまは中札内村在住。
この作品には、2ないし3頭ぶんの羊毛がつかわれているという。
ひものようになっている部分には、芯に針金が使用されている。
サルオガセのようで、しかし、あふれる生命を感じさせる。
冒頭の画像で、左側の壁の絵は、手塚昌大「days」。7枚組み、アクリル。
床にころがっている球体は、坂本正太郎「マキシマリズム」。室蘭を拠点に、精力的に活動している若手だ。
奥の絵は、LOOP EXHIBITIONの事務局を務めている鈴木悠高「Trinity yellow」。3枚組み。
鈴木さんの絵はあいかわらず黄色い。

坂本さんの球体を、内側からのぞきこむとこんな感じ。
奥は、渡辺和弘さんの漆芸。すでにベテランの風格を感じさせる。
「静韻」「夢月蒼影」「胡蝶II」「断」「輪舞」
材料に、カシュー漆、螺鈿、錫などが挙げられている。


石川潤「micro cosmos」。
6枚組みのアクリル画。
葉の茂みのような中から穴のようなものがのぞいているのは、これまでどおりなんだけど、穴が一つしかないと、なんだかなまめかしさが増す。
この空隙は、どこへ通じているんだろう?

向中野るみ子「記憶のカケラ」。
釧路で活躍する若手の抽象画家。
幾何学模様を配する画風だけど、いままで見た中でいちばんイイ感じだなあ。

手塚さんの作品の部分。マチエールがおもしろいので、接近してみた。
というわけで、鈴木さんが言うとおり「なかなか熱い作品がそろっている」会場だった。
なお、どんな貸しギャラリーでも、ぜひ行きたい週と、それほどでもない週があるものだが、今月の「たぴお」は、このLOOPのあと、第2週が水戸麻記子個展、第3週と第4週が写真展「MOVE」で、どれも見逃せない。
2010年2月1日(月)-6日(土)11:00-7:00(最終日-6:00)
ギャラリーたぴお(中央区北2西2 道特会館 地図A)
HOKUSEN Gallery ivory(同区南2西2 NC HOKUSENブロックビル4階 地図B)
□loop http://loop-art.info/index.html
□なかむらちあさのホームページ http://www6.ocn.ne.jp/~chiasa/
■All Japan Under 40 Collections(2009年2月)
■抽象三人展-石川潤、風間虹樹、鈴木悠高 (2009年11月)
■第三十三回北海道抽象派作家協会秋季展 (2009年10月)
■北海道抽象派作家協会 同人と2009年展推薦者による小品展(2009年7月)
■第36回北海道抽象派作家協会展(2009年4月)
=鈴木さん、石川さん
■キャバレーたぴお 10年展最終章 (2009年8月)
■対磁 TAIJI-平面と立体による二人展-鈴木悠高 林教司 (2009年2月)
■異形小空間14th(2008年12月-09年1月)
■鈴木悠高展-Evolution-vol.3(2008年11月)
■第32回北海道抽象派作家協会秋季展(2008年10月)
■TEN展 II (2008年9月)
■第三十五回北海道抽象派作家協会展 (08年4月)
■鈴木悠高展 The following world of evolution (2007年)=鈴木さん
■北翔大学美術サークル 米 在校生・卒業生合同展覧会「よね展」(2009年8月)
■北翔大学大学院・研究生6人展(2008年)
■北翔大学美術サークル米-YONE- 夏休み直前追い込み美術展(2007年)
■第5回学生STEP-なんでもアリの学生アート展(2007年)=石川さん
■室蘭・浜町アーケード 若手作家 アートで彩り 5、6日 彫刻、絵画など作品展 (2008年)
■北海道立体表現展’06
=坂本さん、いずれも画像なし
ほくせんギャラリーivoryと2会場同時に開催されている「LOOP EXHIBITION」。
ギャラリーたぴおのほうは、道内作家中心で、しかも大作が多い。
なんといっても度肝を抜かれたのは、天井を覆う村上知里砂「生命のダンス II」。
これまでいろいろなインスタレーションが展示されてきた「たぴお」だが、天井をここまで利用したのは、この作品が初めてではないか。
村上さんは大阪府出身だが、旅行で立ち寄った十勝が気に入り、いまは中札内村在住。
この作品には、2ないし3頭ぶんの羊毛がつかわれているという。
ひものようになっている部分には、芯に針金が使用されている。
サルオガセのようで、しかし、あふれる生命を感じさせる。
冒頭の画像で、左側の壁の絵は、手塚昌大「days」。7枚組み、アクリル。
床にころがっている球体は、坂本正太郎「マキシマリズム」。室蘭を拠点に、精力的に活動している若手だ。
奥の絵は、LOOP EXHIBITIONの事務局を務めている鈴木悠高「Trinity yellow」。3枚組み。
鈴木さんの絵はあいかわらず黄色い。

坂本さんの球体を、内側からのぞきこむとこんな感じ。
奥は、渡辺和弘さんの漆芸。すでにベテランの風格を感じさせる。
「静韻」「夢月蒼影」「胡蝶II」「断」「輪舞」
材料に、カシュー漆、螺鈿、錫などが挙げられている。


石川潤「micro cosmos」。
6枚組みのアクリル画。
葉の茂みのような中から穴のようなものがのぞいているのは、これまでどおりなんだけど、穴が一つしかないと、なんだかなまめかしさが増す。
この空隙は、どこへ通じているんだろう?

向中野るみ子「記憶のカケラ」。
釧路で活躍する若手の抽象画家。
幾何学模様を配する画風だけど、いままで見た中でいちばんイイ感じだなあ。

手塚さんの作品の部分。マチエールがおもしろいので、接近してみた。
というわけで、鈴木さんが言うとおり「なかなか熱い作品がそろっている」会場だった。
なお、どんな貸しギャラリーでも、ぜひ行きたい週と、それほどでもない週があるものだが、今月の「たぴお」は、このLOOPのあと、第2週が水戸麻記子個展、第3週と第4週が写真展「MOVE」で、どれも見逃せない。
2010年2月1日(月)-6日(土)11:00-7:00(最終日-6:00)
ギャラリーたぴお(中央区北2西2 道特会館 地図A)
HOKUSEN Gallery ivory(同区南2西2 NC HOKUSENブロックビル4階 地図B)
□loop http://loop-art.info/index.html
□なかむらちあさのホームページ http://www6.ocn.ne.jp/~chiasa/
■All Japan Under 40 Collections(2009年2月)
■抽象三人展-石川潤、風間虹樹、鈴木悠高 (2009年11月)
■第三十三回北海道抽象派作家協会秋季展 (2009年10月)
■北海道抽象派作家協会 同人と2009年展推薦者による小品展(2009年7月)
■第36回北海道抽象派作家協会展(2009年4月)
=鈴木さん、石川さん
■キャバレーたぴお 10年展最終章 (2009年8月)
■対磁 TAIJI-平面と立体による二人展-鈴木悠高 林教司 (2009年2月)
■異形小空間14th(2008年12月-09年1月)
■鈴木悠高展-Evolution-vol.3(2008年11月)
■第32回北海道抽象派作家協会秋季展(2008年10月)
■TEN展 II (2008年9月)
■第三十五回北海道抽象派作家協会展 (08年4月)
■鈴木悠高展 The following world of evolution (2007年)=鈴木さん
■北翔大学美術サークル 米 在校生・卒業生合同展覧会「よね展」(2009年8月)
■北翔大学大学院・研究生6人展(2008年)
■北翔大学美術サークル米-YONE- 夏休み直前追い込み美術展(2007年)
■第5回学生STEP-なんでもアリの学生アート展(2007年)=石川さん
■室蘭・浜町アーケード 若手作家 アートで彩り 5、6日 彫刻、絵画など作品展 (2008年)
■北海道立体表現展’06
=坂本さん、いずれも画像なし
会期中見に行けそうにありませんが、ヤナイさんのブログで、見ることが出来て良かったです。
色がすごく鮮やかで、実物見たかったです。
U21では、皆で札幌に出向くようです。
そうですか~、U21で札幌まではるばる…。
ついでに「雪まつり」もかな?
U21はネーミングと時期の良さで、急速に学生全道展を追撃していますね~。