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エカシは、出張中!ー2024年7月5日白老への旅その4

2024年07月10日 07時13分01秒 | 展覧会の紹介-彫刻、立体
承前

 エミール・クストリッツァ監督のカンヌ映画祭グランプリ作みたいな題名を記事につけてしまいましたが、いま(2024年7月)JR札幌駅構内に行くと、「出張中です」の表示が本当にあります。
 

 2014年に設置され、木彫家・藤戸竹喜の知名度を一気に高めた「ウレシバモシリ北海道イランカラㇷ゚テ」(ㇷ゚は小さいプ)の像が、胆振管内白老町の国立アイヌ民族博物館で始まった「藤戸竹喜の世界展」の、最初の作品として展示されているのです。

 札幌駅は北海道新幹線工事のため、ごたごたして落ち着かない状態なので、出張先のほうがエカシも心なしか落ち着いているように見えます。

 また札幌駅では、像の周囲に、設置当初はなかった結界が張り渡されていますが、白老での展示では、それがありません。
 おかげで、イクスパイのような周囲の作品(これは藤戸さん以外の作り手によるものですが)を、じっくり見ることができます。
 
 像のまわりを一周してみました。











 
 圧倒的な存在感が伝わってきます。


 展示の内容は次項にゆずります。


2024年6月29日(土)~8月25日(日)午前9時~午後6時(7月20日~8月31日は午後8時まで)
月曜日(祝日または休日の場合は翌日以降の平日)休み。7月8、9、15日、8月12、13日は開館
国立アイヌ民族博物館(胆振管内白老町若草町2)

9月14日(土)~11月17日(日)、道立旭川美術館に巡回します


□公式サイト https://event.hokkaido-np.co.jp/fujito/

過去の関連記事へのリンク
藤戸竹喜さん死去(木彫家) (2018)

現れよ。森羅の生命― 木彫家 藤戸竹喜の世界 ■続き ■「木彫家 藤戸竹喜の世界」展図録の齋藤玲子国立民族学博物館准教授による論文「藤戸竹喜と木彫り熊とアイヌ文化」の意義 (2017)




・JR白老駅から約1キロ、徒歩12分

・JR白老駅南口から交流促進バス「ぐるぽん号」に乗り「ウポポイ前」降車

(この項続く。その6はこちら) 


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