北海道美術ネット別館

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08年1月26日。雪。27日、晴れ

2008年01月27日 23時44分38秒 | つれづれ日録
 
 1日おいてまた大雪になった。

 朝5時起床。
 原稿を1本書いて、6時半から雪かき。
 7時20分に出て、某所に立ち寄ってから小樽へ。
 岩内行き高速バスに乗ろうとすると、運転手さんが
「高速が吹雪で通行止めなので、国道経由で行きますが」。
 一瞬足が止まったが
「さいきん、JRも雪に弱いしなー」
と考え、そのままバスに乗る。

 結果的に、この判断は誤りだった。
 小樽まで2時間あまりもかかってしまったのだ。

 窓の外をいくら眺めていても飽きない筆者ではあるが、さすがに長かった。

 唯一の収穫は
渋滞の始まりはどうなっているか
という、あの歴史的難問の解決を見たことだ。

 つまり、渋滞の先頭は、事故現場だったのだ。
 それも、2度も。

 小樽から市内線に乗り換え、手宮へ。
 旧手宮駅にある小樽市総合博物館で特別展 「誠忠義士傳(せいちゅうぎしでん)」を見る。
(28日まで)


          

 総合博物館の前庭は、交通博物館になっていて、いろいろな列車の車輌が保存されている。
 夏はSLの運転もおこなわれ、子どもたちでにぎわうが、いまはひっそりしている。 


 雪に埋もれた手宮の町は古びて美しく、カメラを持って歩きたいという欲望にかられる。ここから小樽駅までは、時間さえ許せば歩ける距離ではある。
 だが、きょうはいかんせん寒すぎる。
 近いうちに、防寒をしっかりして、再訪することを誓う。

 なつかしい手宮のバスターミナルから市内線に乗り、花園十字街で降車し、古屋ギャラリへ。「新春展」を見る。



 写実的傾向の小品の油彩、水彩がならんでいる(1点だけ漆絵)。
 そんななかでも、三宅悟さんや松田孝康さんは、小さい画面に個性を見せている。
 27日終了。

          

(画像は、花園の歓楽街)


 坂を下りて花園のラーメン店でしょうゆラーメンを食い、サンロードを通って、市立小樽美術館と文学館に寄る。
 文学館では、「小林多喜二の投稿時代」と題して、若い時代の多喜二に焦点を当てたコーナーができていた。
 このほど見つかった多喜二の第一作「老いた体操教師」については道新にも出ていたが、これは、すでに昨年、講談社文芸文庫の一冊に収録されて刊行されている。道新の扱いが意外と小さかったのも無理はないだろう。

 さすがにバスはもうこりごりで、JRの快速に乗る。

          

 琴似でおりて、北都館へ。

 筆者は1969年まで琴似に住んでいたが、当時のおもかげをのこしている街角はほとんどない。
 バス停の前にある家具屋「リビングのごとう」は、ほとんど唯一の例外である。なつかしい。

          


この項続く


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