NPO法人北九州・魚部 「魚ぶろぐ」

日本各地で生き物や自然とかかわってるあなた、つながりの一つに「魚部」という場を加えませんか?

1171号【12代目卒業していきました。】

2012-03-06 22:12:11 | Weblog



3月1日、12代目のふたりが出て行きました。

幸多い前途を願っています。



前部長君が3年間のギョブ活動を綴っているので

それを下記、紹介したい。


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魚部に感謝!


12代目よっしい部長



 僕は、魚部に入部したいと思いこの北九州高校を受験し3年間、

高校生活の大半を魚部で過ごしました。

 そして、今は魚部のおかげで漠然とした夢も見つけ大学も無事

合格することができました。今の自分があるのも魚部のおかげだと思うし、

魚部に入ってなかったらどうなっているのかなんて想像もつかない。

なによりあっきーという初めて親友と呼べるような人に会えました。

 入部してから部室で先輩達からいろいろ教えてもらいながら過ごした

時間はいつも楽しかった。夏休みに近づくと水環境館で魚部が毎年1回

行っている企画展の準備が始まり、1年生での企画展は「干潟」がテーマでした。

僕は干潟の巻き貝のコーナーをすることになり、先輩にたくさんお世話に

なりながらパネル作りをしました。中でも貝の見分け方が一番大変でした。

本を見て勉強してもどれがどれだか全然分からず、水環境館のk原さんに

色々と教わりながらやっていき、最後には何とか見分けがつくようになりました。

色々調べて、どうしたらうまく分かってもらえるかなんて考えることも

楽しかったものです。


 2年生の夏、部長になりすることが増え、今まで先輩達はこんなに大変

だったんだなと初めて気が付き、先輩方の存在の大きさにも気が付かされました。

それからの魚部は紫川大図鑑の刊行に向けて突っ走るようになりました。

魚部社会見学ということで、紫川流域を自転車で駆け巡った。

ぶどう畑や山奥の牛小屋に合馬の竹の子、肉うどんに焼きうどんなどなど、

色んな所に行って、多くの人に会って、年配の方からはその人の人生だったり、

考え方だったり、僕らの知らない昔の話をたくさん聞くことが出来ました。


 3年生になり、いのちのたび博物館で開かれる世界のエビ・カニ展に

魚部も展示する事が決まりました。展示するいきものは決まっても採れないし、

パネルは何をしたらいいのか考えようにも、博物館という場所に展示する

のだから中途半端なものは作れない。いきものの説明文も作らないといけないし、

何日も寝ずに考えてもなかなか決まらずパネル作りは出来なかった。

ただ、その中でも一ついいことがあった。

それは部活動紹介の時でした。自分はそれどころじゃなかったけど

2年生はよくやってくれたと思いました。あんまり感動とかしないけど

この時は感動し、めちゃめちゃうれしかった。でも、展示直前になって

パネルは出来てないし、いきものは採れていないなど、体験入部は

でたらめでした。2年生が採集に行って、部室であっきーとパネルを

作っている時に頭が回らなくてもうダメかと思った時、あっきーが

いちごジャムマーガリンのパンを半分くれたときは、

涙が出そうになりました。あっきーが廊下で作業をしている間に

必死で涙をこらえながらやっていたけど我慢できなかった。

ようやく博物館に展示はしたけど、パネルの出来も正直納得いかないし、

説明文もミスだらけだった。それでも、校長先生と教頭先生がお忙しい中

展示を見に来てくださった時はうれしかったです。


他にも魚類学会に参加させてもらい、フェリーに泊まって三重に行ったり、

飛行機で東京に行って、300人の前でスピーチをしたり、

普通の高校生活ではできない経験が出来ました。

考えれば考えるほど思い出せるのはそれだけ魚部でたくさんの経験を

させてもらったからだと思います。

この部活があるのも井上先生がいたからです。

井上先生には事あるごとに迷惑をかけてしまいましたが、それでもいつも

見守っていてくれました。3年間ほんとうにお世話になりました。


 魚部で何かある度に色んな先生方に声をかけてもらってうれしかったです。

ほんとにたくさんの経験をしていっぱい思い出もできた。

魚部に入って色んな人に迷惑かけて、お世話になり、多くのことを学び、

一生忘れられない高校生活になりました。それから、あっきーがいてくれて

本当に良かった。あっきーが隣にいてくれたおかげで辛い時もやってこれました。

まだまだダメな所だらけの自分だけど、3年間魚部をやり通して頑張ってきた

ことは自分でも自慢できるほどだと思います。

これから大学に行って色んな事があると思うけど、たいていのことがあっても

絶対にめげずに進んでいく自信がつきました。


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