あるとき、標本整理をしていたM君から聞いた話。
k藤君、博多湾に浮かぶ島で、2005年採集のゲンゴロウ。
「ホソマルチビゲンゴロウ」としたものに、
どうも「ナガマルチビゲンゴロウ」ではないか?
というものがあるというのだ。
これが、それ。
大きくしてみると。
こんな感じ。
右の上翅下部がやや欠損しているが
体型からだけで判断すると、こりゃナガマルだわ。
確かに。
他のホソマルチビ数十匹の標本と見比べても
よりホッソリしていますな。
ナガマルチビであるなら、福岡県内での新産地となるけど・・
ナガマルチビは記録が、全国的に少ない。
(ホソマルチビの方が少ないかな?)
岡山の犬島、熊本、鹿児島、福岡(志摩)
それに宮崎、
加えて関西地方の兵庫、大阪がそうだという。
(森正人,2013.微小水生甲虫の生息環境について
―ミジンダルマガムシとナガマルチビゲンゴロウの例―
SAYABANE N.S. NO.9:34-36)
ギョブイノウエも県内あちこちにうかがってるが
筑後地方の1か所の池でしか見たこと無い、と思ってた。
標本を改めて見直す、のも大切なことですね。
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