川魚を食べる話の第3弾。
今回はブルーギルとブラックバスのこと。
■南蛮漬け、あるいは煮付け。
若松区にあるイノウエ家で淡水の水辺といえば、「頓田貯水池」。
顧問の親父殿によれば、ここでは1980年代前半くらいから徐々に
オイカワやワカサギの姿が少なくなり、ブルーギルがどんどん増えていったらしい。
オイカワやワカサギは、当然食べるために釣っていたわけである。
だから、代わって登場のブルーギルも食べようとしたのは、自然な成り行き。
みなさん、『ダイワ釣魚全集 正続』という本をご存じの方はいるだろうか?
当時我が家にあり、親父殿だけでなく、小学生だった魚部顧問の愛読書でもあった。
海や川のいろいろな魚に思いを馳せていた。
オヤニラミとか、ペペレイとか、この本でその存在を知った。
(今も実家にあるのを、先日確認した!)
話を元に戻す。
見知らぬ魚は、我が家ではこの本が紹介する調理法にて、食されていた。
そして、ブルーギル。
オイカワの代役の彼の魚は、大きいのは煮付け、小さなのは南蛮漬け。
そうやって普通に食べていた。また、食べることを前提に普通に釣っていた。
小学校から帰って、食卓の上に置いてあったブルーギルの南蛮漬け、それを
つまみ食いして、「うめぇッ~!」と思った鮮明な記憶が、30数才の今でもあるもの。
家族4人で、頓田の秘密の場所?でギルの大物釣り大会もした。
そのギルはたしか、煮付けになった。
「これは誰が釣ったヤツだ」とかいいながら、食った記憶がある。
煮付けも南蛮漬けは、今も大好き。
ということは、80年代のイノウエ家では1回キリの「試食」ではなかったということ。
そして、不味いと思ったわけでもなさそうということ。
いつからか世間では、ギルもバスも、「ただの釣りの楽しみ」の対象魚としてしっかり
認識されていた。
90年代後半だったか、「ギルとかバスとか食べてたよ」と話した時、え?と引かれた。
あれ?とその時初めて世間の認識とのズレに、気付いた。
わざわざ「Catch&Eat」なんて勿体ぶった表現の方が、『へっ?』と思う方いません?
僕は思います。
そんな人も多いと思うのだけれど。
だって、かなりの場合、魚は食べるために捕っていたわけでしょ。川の魚も。
魚部の紫川師匠氏も、「弁当のおかず」のために紫川に入っていた。
食が豊かになってそんなことは、川の雑魚を食べるなんてことはずい分無くなった。
(それに、よく耳にするナントカ物質とかが入ってないかとかも気になるしね・・・)
ともあれ、自分が消えつつあった「雑魚食べ」の最後らへんだけも体感していたのは
うれしいことだとおもいます。
※あ、バスはまた今度。
聞いていましたが
実際に食した方の話は初めてでした
ウシカエルやザリガニは、たまにお店のメニューにあり食べたことがありした
(今もあるのかな?)
バスやギルをメニューに載せているお店はあるのかな?
(自分で捌けよとは言わないでw)
行きました。
そこのレストランで部員たちは「バスの天ぷら定食」
を食べていましたよ。
ボクは「ナマズ天丼」食べました。
ホントはホンモロコとか食べてみたかったのですが、
高くて・・・。