中庭ビオトープの通称「噴水池」。
由来は、もともとは本当に噴水が出ていたから。
コンクリート造りの丸い池。
今シーズンはヒナモロコが爆増。
その池の話。
9月中旬、天候は晴れ。
撮影にはうってつけだと、噴水池をのぞきこむ。
いた!(画面中央、こっち向いてる)
すぐに目が合う。
逃げない、それどころか
スイ、スイと近づいてくる。
もはや、水面ギリギリ。
そのまま空気中に出てくるつもり?と心配になるほど。
これはシマヒレヨシノボリ。
県北のため池産。
それっぽいのが居るなぁと思ったのは、いつだったか。
2008年だったかな?
で、2009年春に改めて採集して、新和名を提唱したS先生に
送ってみてもらった。
九州は分布確認地では無かったが、これは間違いなくシマヒレだという結果。
ため池の立地から考えて、移入の可能性は低く感じられた。
(S先生には2001年末のクボハゼ同定以来、お世話になってる。
その後、愛媛でのゴリ研に誘っていただいた。そこでは全く偶然に
イシドジョウを記載したM先生がお座りだったので、ドキドキした・・)
話が逸れたが、この噴水池のシマヒレは
S先生に同定依頼した個体と同じ日に採集したもの。
試みに入れていたのだが、昨年度までは繁殖に気付かなかった。
部員らの観察によると、今年度はかなり増えている模様。