2011年1月号
Gシリーズ『η なのに夢のよう』まで読了~。おーもしろかったー!
やはり読み始めると止まりませんね~。これで一区切り? 「目薬α・・・」はまだかな~。
Xシリーズも、そこそこ出そろってから読みます。
以下、ネタばれあります。 (未読の方はご注意ください)
●恋愛ラボ (宮原るり 先生)
「自分が恋をしたって どんな時に気付くのでしょう」
新聞同好会コンビが、生徒会に持ち込んだ恋愛相談。
しかも相談者は、「男子がどんな時に恋に落ちるか」を知りたいそうで。
こんな「恋愛」に関する疑問が、読者側にも投げかけられているような内容は面白い。
困った生徒会の面々・・・と思いきや、
男子に接点のあるリコ&マキが聞けばいーじゃない、と盛り上がる一同。
彼氏もちのサヨにも期待したげて。
でも、どーなんでしょうね~「恋に落ちる瞬間」。
ちょっと話がそれますけど、以前に似たような話題が私のまわりで出たとき、
「ひとめぼれ」、「友達関係からいつのまにか」、「女ならいつでも(ォィ」と、
意見が分かれていました・・・・・・3番目の奴はいったい何なんだと小一時間(略)
あまり特徴のない答えばかりですけど、その中でも「ひとめぼれ」の知人は、
「その刹那、電撃が走った!」と力説していました。
視界に雷みたいな光がバチバチっとハジけて、昼間であるにもかかわらず
周囲の景色が真っ暗になった・・・とか何とか。
マキの妄想みたいなフェスティバーではなく、脳天直撃の衝撃だったそうです。
ちなみにリコが、「この年で初恋もまだってありえねー」と言っていましたけど、
「女ならいつでも(ォィ」の知人なんかは、
「恋がどーゆーモノかわからない以上、たぶんオレはまだ恋ってやつを知らない」
みたいなことをカッコつけて言っていたので、年は関係ないかと思いますね。
・・・てか、リコの初恋っていつなんだ? 思わずスルーしそうになったけど、気になるぞ。
それはともかく、研究のために「男子の意見」を聞かねばならないリコ&マキ。
意識している相手(リコ⇒ナギ マキ⇒ヤン)には聞けないが、
違う相手だとすんなり聞けちゃってる2人であります(^^;
こんな少女の心の微差みたいなものの描き方、面白いですね~。
ところが、これが思わぬ方向へ?
マキとナギが、スムースなコミュニケーション空間を築いています。
それを見て驚くリコ&ヤン、とくにリコの動揺が激しい。
リコの心中に、不安と焦燥が生まれつつあるような気配。
このあたり、「親友と同じ人を好きになる」や「自分の想い人が親友のことを好きになる」
みたいなベタな展開を予感して、頭の中ぐるんぐるんになっているのでしょうかね~。
そうしたリコの様子が「恋愛物語」っぽい雰囲気を醸し出していて、
緊張感をただよわせつつ、ぐんぐん引き込まれそうな面白さとなっている気がします。
リコのナギに対する意識だけでなく、マキに対するそれにも今後注目でしょうか?
「恋愛と友情の天秤」のような話は、おそらく本作品では避けて通れないテーマかと
思っておりますもので・・・
そんなこんなで、ますます目が離せない展開。
リコやマキの「恋に落ちる瞬間」も、描かれたりするのでしょうかね?
などなど、今後も楽しみです!
●花の湯へようこそ (渡辺志保梨 先生)
最・終・回ー!!
花の湯がなくなる?! おどろく園生くん。
たしかに近年、銭湯は減少の一途をたどっておりますが、花の湯までが・・・
と思ったら、あっさり「臨時休業」と明かされてます(^^;
最終回ということもあって、この話題で引っ張るのかと考えていたのですけど、
花の湯にかかわった様々な人の「その後」エピソードをつめこんだ感じの終わり方でした。
こーゆー終わり方も、作品の空気や経てきた時間をふり返るようで、なかなか楽しい。
時が流れて子供たちも成長していますけど、それでも変わらぬ花の湯の風景。
そんな中で新しい「看板娘」が登場し、これからも花の湯はつづいてゆく・・・
と感じさせる雰囲気が、なんとも胸に迫るじゃありませんか~!
私が「まんがタイムスペシャル」を読み始めたころ、
本作品は「面白い」と感じた作品の1つでした。
銭湯という今時には珍しい舞台にて、そこに集う人たちに交流が生まれている、
そんな光景に「笑い」の要素が加わっている空気感には、とても和みました。
番台よしのさんによるお客様ウォッチや、直接のやりとりだけでなく、
お客同士の会話にも面白味があふれていたように思います。
最後は、ちょっとあっさり風味でしたけど、園生くんとの関係もゴールを迎えましたし、
めでたい雰囲気で完結! ラスト絵も「ウェルカム」な感じが、花の湯らしくて好きだな~。
私にとっては「タイスペ」の中でも特別な作品だっただけに、終了は残念!
でも、楽しませていただきましたー!!
●キミ待ち! (口八丁ぐりぐら 先生)
こちらも最終回!
でも、何と言うか・・・あっさりしているというか消化不良というか、
そうした感覚は残ってしまいますね~。
そば屋「こかげ庵」に住み込みではたらく三崎陽菜さんの目的は、
「あしながおじさん」である高橋タイガーさんに会うため・・・
だったので、その目的が遂げられなかったということも大きいのですが、
人間関係的にも洋介くんが「玉砕」した以外は、これといったこともなかったのも
物足りない印象だった気がします。
前回、陽菜さんと「こかげ庵」の人々との、“家族”としての絆が確かなものとなったので、
そのエピソードが頂点と見るべきなのかもしれません。
結局タイガーさんについては、最後にそれらしき人物がちょこっと出てきた程度なので、
あまりインパクトもなかったのですけども、それでも「陽菜さんの近くにいるんだ・・・」
ということを見せてくれたのは、面白かったですね。
陽菜さんのキャラクターや、「こかげ庵」の人々とのやりとりなどに、
楽しい雰囲気があった作品でありました。
タイガーさん関連の話ももっとあればよかったな~、と個人的には思いますけど(^^;
そんな感じで、楽しませていただきました!
②へつづきます。