2016年6月号
今月の『恋愛ラボ』感想はこちら
表紙は、春の風を受けて、微笑むマキ!
・・・ですが、読んでいるものがマキらしくて笑!
他、コミックス発売作品からも、様々なキャラクターが登場してます。
今月~来月あたり、かなり忙しくなりそうですので、
しばらくは、記事を短縮、まとめたカタチで書きたいと思います。
感想を書けていない他の作品も、色々と面白かったです。
今月の「春のスペシャルコミックス祭りで賞」は、『とりかえっこ4コマ』!
5月7日に発売される、本誌からのコミックスは、4作品!
『ローカル女子の遠吠え』『笑って!外村さん』『前略、パリは甘くて苦いです。』
そして、完結しましたが『みずいろミュージアム』といったラインナップです。
そこで、それぞれの作家先生が他の作品の4コマを描くという企画だったのですが、
水森みなも先生の「ローカル女子」、瀬戸口みづき先生の「外村さん」、
にしうら染先生の「みずいろ」、あさみゆとり先生の「パリ」が、面白かった!
とくに、瀬戸口先生の描く三雲くんとメガネくんが、元のキャラクターに沿いつつ、
瀬戸口先生ブシのきいたオチを披露していて、大笑いでしたよ゜(*゜´∀`゜)゜
なお、「サイン色紙」「とかえっこ4コマ」を収録したリーフレットが当たる
プレゼント企画についても書かれていますので、ご確認を。
【5月7日、コミックス1巻・発売!】
●ローカル女子の遠吠え (瀬戸口みづき 先生)
静岡へUターンしたアラサー女性のお話。
有野りん子さんは、東京になじめず、静岡へUターンした女性。
再就職先の人々をはじめ、友人などなど、愉快な面々に囲まれてすごす、
そんな彼女の日々が、ご当地ネタ満載で面白おかしく描かれる4コマ作品です。
今回は、母上のお店を手伝うりん子さん。
でしたが、「春って感じ」のエプロンを用意されて、困惑していたのは笑!
まあ、結局は着なかったようですけど(^^;
そして最近、店によく来るのが、職場の同僚・雲春くん。
「桜エビのおきあがり」が出てきて、「エビの起き上がり」かと戦慄してますが、
別の「おきあがり」で、ひと安心(´▽`;) 伝統の漁師飯なのですね~。
そこへ、りん子さんの友人・ハッチさんもやって来て、「おきがあり」を
食すのですが、かつて勤めていたブラック企業の思い出を「おきあがり」から
連想してトラウマスイッチ入っていたのは、もう、何と言えばよいのか( ;∀;)
後半は、ハッチさんや水馬さんと一緒に、久能山東照宮へ行くことに。
東照宮といえば日光が有名ですが、徳川家康のおひざ元だった静岡にもあるのですね。
しかし、家康にうるさい静岡県も、東部では家康<富士山というのは、面白かった。
家康の埋葬先についての説は興味深かったものの、シュレディンガーの家康には大笑!
いや、でも、まあ何となく、その通りなのですから、適切な表現ですかね(ぇ
などなど、静岡へUターンした女性のお話なわけですが、
こうしたご当地ネタを、面白おかしく繰り広げる内容に、抱腹絶倒まちがいなし。
瀬戸口みづき先生の言葉のセンスは、実際に読んでみないと、その面白さが伝わらない
と思いますし、ついにコミックス1巻が5月7日発売とのことで、ワタシ的にも注目作、
今後も楽しみです!
【5月7日、コミックス6巻・発売!】
●笑って!外村さん (水森みなも 先生)
クラスメートを遊びに誘いたい外村さん。
そこで、まずはどうやって話しかけるべきか、春野さんに尋ねていますが、
テレビの話題でも持ち出せばと言われて、ズレたことを考えている外村さん(^^;
さすがに番組の話でなく、テレビの備品の話では、不審がられるだけでしょ!
そんなズレっぷりが面白い外村さんですけど、そのために遊びに誘うのも
なかなかうまくいかない様子で、壁ドンを駆使しても、むしろ怖いから愉快。
委員長の下駄箱に手紙を入れて誘おうとするも、遠山さんに添削されたり、
三雲くんを運動に誘うとしても、いつもの笑顔では誤解されるだけという(´▽`;)
また、逆に三雲くんが外村さんを誘おうとしても、ズレが誤解を招いて、
うまくいかない所も、また面白かったですね。
そして、外村さんの笑顔の真相を知りたいメガネくん。
彼も加わって、三雲くんも気が気でない様子で、楽しくなってきました。
そんなこんなで、5月7日にコミックス6巻が発売!
もちろん今後も、楽しみです!
【5月7日、コミックス1巻・発売!】
●前略、パリは甘くて苦いです。 (にしうら染 先生)
パリでお菓子修行!
星川洋平くん(20)は、製菓学校を卒業後、パリへ修行へ。
はじめ乗り気ではなかったものの、そこで出逢ったミシェルさんをはじめ、
様々な人々に囲まれて、充実した日々を過ごす様子が描かれる4コマ作品です。
今回は、サロン・デュ・ショコラというお祭りのお話。
マルティーヌさんが楽しみにしているようで、何でも、チョコレートの祭典だとか。
洋平くんとギャビーさんも連れられて、サドン・デュ・ショコラへ行ってみるも、
マルティーヌさんの買い物要員にされていて笑!
とはいえ、色んなチョコを眺めたり、食べたりできて、ご満悦。
様々な種類のチョコレートが興味深かったりもしましたが、
マルティーヌさんが、なぜ今のお店で働いてるのかという話が、面白かったですね。
ショコラティエ志望のマルティーヌさんにとっては、別の店の方が向いているはず。
でも、本物のバカ正直さで、面接に落ちまくったらしく、ジェルミナルでも
同じようにバカ正直さを発揮していたのは、何ともかんとも(^^;
けれど、そんなマルティーヌさんを、オーナーは放っておけなかったというのは、
心温まるイイ話でしたね~。 拾う神あり、とでもいった所でしょうか。
そして、コミックス1巻が5月7日発売とのことで、今後も楽しみです!
【ゲスト作品】
●番台湯子せんとう中! (小林はる 先生)
銭湯の娘さんは、店の平和のために戦います・・・!?
銭湯を狙って、盗撮犯がやって来てますが、そこへ飛びかかるのは、
その銭湯の娘・湯子さん! そんな彼女の活躍が楽しい4コマ作品です。
みごと盗撮犯を捕えた湯子さんですが、兄上からは「危ない」と注意されてます。
けれど、勇ましい湯子さんに反省の色はなく、なかなか頼もしい性格っぽい(^^;
兄上は、銭湯を「ボロ湯」と言って、あまり熱心に手入れしてないようですが、
湯子さんは「私にとってこの湯は宝だ」と言って、思い入れがある様子・・・
ではあるものの、ボロにしているのは、むしろ湯子さんが暴れるせいだとは笑!
友人と湯に入る湯子さんもきちっとしていて、可愛いというよりは頼もしさが
目立ったキャラクターになっていますけど、お客様に人気の笑顔は愛らしかったり。
そんな風に、たくましく可愛らしい銭湯の娘さんが、面白味になっている作品。
湯子さんの個性がよかったと感じますので、つづきに期待です!
【その他】
●光れ!メシスタント (310 先生)
今回は、先生の過去話。
光くんがつくった「豚肉とエリンギのニラ玉」を食べて、昔を思い出す先生。
かつて同じ職場でアシスタントをしていた友人・ゆずさん。
食べ物に関して、相争う関係だったとか、面白い(^^;
そんな彼女とは、マンガに関してもよきライバルで、担当さんが付いたとか、
デビューなどで、追いつ追われつといった内容が、マンガ道の厳しさを感じさせます。
マンガ家をめざす道を共に歩む友人が、いかに貴重な存在か・・・ 納得ですね。
●可愛い上司を困らせたい (タチバナロク 先生)
仲直りのため、青木くんの家に行くめぐみさん。
私服姿のめぐみさんを見て、「可愛い」なんて言っちゃう青木くん。
照れるめぐみさんも可愛かったり、何ですかね、このやりとり・・・
リア充爆発とかいうやつですかね(ォィ
そして、スーパーで買い物する2人でしたが、新婚気分にひたる青木くんに笑!
そんな彼に、「結婚とか・・・ないから!!」とか答えてしまうめぐみさんも(^^;
それにしても、絵の描き込みが上手い具合にハマっていて、そこに魅力を感じます。
4コマのコンパクトさにも合っているのはスゴイなと・・・ 素敵でした。
●課長と私のおかず道 (梨尾 先生)
課長のおかず道、その始まりは・・・
おかず道に目覚めたきっかけは、佃煮というから面白い。
新人時代の課長さんが、佃煮をマグロの刺身に落としたことから、
そのワンダホーな組み合わせに感動し、この道を歩み始めたのだとか。
意外性のある組み合わせで、おかずを楽しむというのは、よいことですよね。
また、由依さんのパンを使った佃煮料理も美味しそうでしたし、可能性は無限。
それにしても、由依さんが12年前に、南条課長と保志さんが出逢っていたら
なんて考えてましたが、社会人と小学生なんて組み合わせには、さすがに戦慄。
出逢う時期って、大事ですよね(ぇ
●メェ~探偵フワロ (ナントカ 先生)
ラウールさんとリリアンさんの関係やいかに・・・
といった状況で、ヴィヴィアンさんが孫のため、ひと肌ぬぐことに?
押しかけ女房ならぬ、大姑・・・でもなく、大古女房とは(^^;
しかし、まんざらでもなさげなラウールさん、凄すぎー!
いや、嫌がりもせず、ヴィヴィアンさんとの暮らしを楽しみつつ、
褒めるべき所は褒めてゆくスタイル、さすがとしか言いようがありません。
彼の女好きにも、納得の背景があったのは、面白かったですね。
そして、真面目にラウールという人物を見定めたヴィヴィアンさんも、さすが。
まあ、リリアンさんに仕返しされていたのは笑いましたけど゜(*゜´∀`゜)゜
【新人賞@まんがタイムスペシャル】
・寝る寝る寝る寝 (ちくわぶ 先生)
睡眠サークルに入った女子学生。
春さんは、1人暮らしの大学生。
睡眠サークルなるものに入ったらしく、究極の睡眠を求めて睡眠睡眠。
そんな様子が、面白おかしな4コマ作品です。
サークルの友人らと、パジャマパーティしてても、睡眠。
でも、それでこそ睡眠サークルといった趣で、妙なアイマスクを付けたりと、
何とも可笑しな活動風景でありました。
絵柄がしっかりしていて、読みやすく感じられましたし、
評価にもあるように、表情が多彩で魅力的でしたので、つづきに期待したい所。