2012年7月号
表紙は、『ラディカル・ホスピタル』の山下さんをはじめ、水着ゾーンとなっておりますが、
ヨウさんジャージだし、なんか江〇さんみたいな人いるしで面白いです(^^;
今月の「女子高生のお着替えで賞」は、『女子校生かんさつ日記』!
女子校に赴任した男性教師の前で、平然と着替えする女子校生たち!
いやー、ここまでたくましいんですねえ、最近の女子校生は・・・ と思ったら違って残念(ォィ
この作品、女子校生と男性教師のかかわり方を、楽しく描いた良作ですね。 期待です。
さらに、「今月の後藤さん」!(『恋は地獄車』より)
元カノからのメールで、カズ君との仲がこじれる万里子さんの話でしたが、
後藤さんなんかも元カノが原因で揉めそうなタイプ・・・ と思いきや、
揉める揉めない以前の問題で笑った! さすが我らが後藤さん、しびれるぜ(ぇ
【今月のピックアップ!】
●そこぬけRPG (佐藤両々 先生)
初夏となり、女子の服装が変わる時期。
そんなことから服装の話題で、ゲボくんのタイツの話やら、
寺端さんが遭遇した「トレンチの下が裸のおじさん」の話やらが出ています(´▽`;)
しかし、なぜかカナさんが「白いフワフワ」の服装にクレームつけているという話。
そこから一斉に、ゲボくんを後押しする開発の面々が面白かった!
白いフワフワの服装=ウェディングドレスってことなのね・・・
ゲボくんが「まだまだ」とか言っているのを聞いて、
「あれ、お前“そう”なの?」と言っている小鳥遊さんがよかったですねえ。
そんな風に、なぜかお怒りのカナさん。
でも、そこには理由があり・・・ って、なつかしいな、この設定!
忘れてましたよ、カナさんの苦手なもの。 そういえば、そうでした。
彼女の弱点が目立つ季節になっていたんですね~。
なもので、驚いて涙目になったり、ゲボくんに支えられて赤面したり、
弱気になった横顔を見せたりと、可愛らしいカナさんを拝むことができました! 眼福!!
そこでゲボくん、カナさんの「ナイト」となって大活躍!
と思いきや・・・ なラストもさすがでしたが、
全体的にカナ&ゲボの良い雰囲気が楽しいお話。
とても面白かったー! ということで、今後も楽しみです!
●おゑど恋愛帳 (江茂タツキ 先生)
汁粉屋で働くことになった上様!
そこへ、奥州の独眼竜さんやらが遊びに来るんだから、なんかスゴイ(^^;
しかし今回、お目付け役の十兵衛がいないということで、何やってるんだ奴は・・・?
といったお話でしたけど、十兵衛の父、すなわち柳生宗矩さんや、
弟・友矩くんまで登場するなど、柳生一族の人たちがいろいろと出てきました。
宗矩さんが変な人で面白かったけど、それ以上に気になるのが友矩くん!
いや、この時代にセーラー服て(^◇^;) 「きゃあっ」とか言ってるし!
そりゃ、お兄さんも心配になりますわ。 思いっきり慌ててる様子には笑った゜(*゜´∀`゜)゜
などなど楽しかったのですが、十兵衛さんはこの「里帰り」で一つの答えを得たようで、
今まで上様とおキヌさんのことを、あまり快く思っていなかったのが、
ここでちょっと変化していたのは、なかなか良い感じでしたね~。
しかし、上様もずいぶん汁粉屋で働くようになってから、良い方向へお変わりになられた。
そんな感じに、何だかますます楽しくなってきたお江戸模様。
柳生一族の、とくに友矩くんの再登場に期待しつつ・・・ 今後も楽しみです!
【新連載!】
●小森さんは断れない! (クール教信者 先生)
ゲストを経ての新連載スタート!
人の頼みを断れない少女・小森さんのお話。
背が高くて力持ち、頼りになるだけに人から頼られてしまう小森さん。
その頼みを断ることもないので、ある種「便利屋」のように使われてしまうところもありそう?
なので、友人からは心配されたりしています。
西鳥めぐみさんは「断る勇気を持て」と言ってますが、さて・・・
そんな中、友人2人と家でおしゃべり&宿題。
友人トークがなかなかよろしい感じで、もう1人の友人・まき子さんが
「友達」の大切さを語る件は感慨深げでありました。
そして面白かったのが、ラストの2ネタ。
始まりの2ネタに対応したそれは、1つ目と同じようで違う内容・展開に。
めぐみさんが1つ目と違って動揺していないのは、
やはり小森さんたちとのやりとりがあったからなんでしょうね。
最後の小森さんの行動も、「断る」ことができないゆえの対応で、
これも友達に言われたことがきかっけとなっているんだろうと思えると、
小森さんたちにとっての「友達」の重要性が感じられるというものです。
ただ単に、断れない少女を面白おかしく・・・ というだけでなく、
このような女子中学生の友情っぽい雰囲気も悪くない本作品。
期待作でありますので、今後が楽しみです!
【最終回!】
●アサヒ!~動物園に行こう~ (吉田仲良 先生)
動物園の飼育員をつとめるアサヒさんの、動物たちと語らう日々も完結!
いや、日々は続いてゆくんでしょうけど、物語としてはシメとなってしまいました。
最後は、それぞれの動物たちのネタが、1つ1つ描かれての最終回。
ライオン・太郎は物騒やし、キリン・四郎は美人好きだし、カバ・次郎は食いしん坊。
フラミンゴ奥さんズは最後に亀裂の危機だし、象さん家族はついに父帰るだし、
パンダ・竹之助とコアラ・三郎は最後まで一緒だったし、
カンガルー・知世は大好きな太郎から素敵なプレゼント(?)をもらえたしで、楽しかった!
月子さんネタもきちんとあって、そこから最後の「アサヒさんの夢」へとつながる流れ。
これがラストに良い余韻を残してくれましたね。
本作品は、アサヒさんが言葉を教えた動物たちと語らいつつ、
それぞれの個性を活かしたネタが楽しいお話でした。
動物だけでなく、月子さんなど人間キャラクターも個性が強くて、そんな所も面白かった。
そして、様々な動物たちが、さほどデフォルメされずに存在感を放っているという点では、
珍しいタイプの作品だったのではないかな? と感じます。
そんな面白味のある作品が終わりとは残念ではありますが、楽しませていただきましたー!