五里霧中

★ マンガなどの感想 ★

◆ まんがライフオリジナル 感想

2017年01月17日 | ◆4コマ誌③ まんがライフオリジナル

2017年2月号

 

 表紙は、雪だるまを作るちぃちゃん!
 マフラー姿がまさに冬のイメージですが、野菜と魚も見えているのが、
 ちぃちゃんらしい絵柄になっていますね。

 

 

 今月の「夜寝ているうちに小人さんが・・・で賞」は、『セトギワ花ヨメ』

 

 今回、納期のキツイ仕事を受けたヒスイさん。

 寝ずにドレスを仕上げようとした所、疲れがたまってオヤスミ・モードに・・・
 といったお話で、納期に間に合うか大ピンチな内容でありました。

 が、そこに“助っ人”が現れて、ホッと一安心。
 しかも、それが小人だったことから、ファンタジーな解決になる話と思いきや、
 そんな都合の良いことはなかったのが面白かった(^^;

 ただ、確かに都合の良い小人はいなかったものの、それでも頼れる“小人”はいて、
 幻想ではなく現実にいる“小人”たちのありがたさを、痛感するお話でしたね~。
 大事なのは人脈と人望か・・・ ヘキくん、さすがです。

 

 

【2月7日、コミックス2巻・発売!】

●中年女子画報 (柘植文 先生)

  

 今回、茨城後編で、水戸へ・・・

 でも、トビラが前回の菊まつりで笑!
 「せっかくのカラーなので」て、今回訪れた場所ではダメなんですか~。

 しかも、雨が降っていたので偕楽園には行かず、駅前の納豆像を眺めたり、
 水戸芸術館の現代美術ギャラリーで芸術鑑賞したりと、地味な行動が面白かった。

 しかも、芸術鑑賞もそこそこに、中学生の合唱を見学しに行ったりと、自由度高し。
 そこで柘植先生、プチ感動にひたりつつ、若者の未来に思いをはせ、中年の役目を
 世の中を良くしていくことに置いていたのは、清々しかったですね。

 まあ、偕楽園へ行って、ポケモン狩りにいそしむ姿からは、そのような志は
 感じられませんでしたけど(^^;

 などなど、ゆる~く茨城めぐりの後編でありましたが、最後の柘植先生の一言が、
 今回の旅のシメにふさわしいものだったことは、納得でありました。
 一人旅、気ままに行こう、ゆっくりと・・・なんて思いつつ、今後も楽しみです!

 

 

【連載スタート!】

●クレオパトラな日々 (柳原満月 先生)

  

 クレオパトラの日常(?)を描く4コマ作品。

 ゲストを経ての連載スタート!
 クレオパトラが、いまだ女王でない頃のお話。
 父王が亡命したり、姉上が亡くなったり、もう1人の姉が暴君だったりと大変でした。

 現在は、父王が帰還し、統治しているものの、民の人気はクレオパトラの方が上。
 しかも、エチオピアからの使者に対する対応も、ほぼクレオパトラの独壇場と、
 王女クレオパトラの存在感が光ります。

 そのため、ますます民の信望は厚くなり、父王の威光は陰りを見せている気も・・・
 といった感じに、クレオパトラ様もパーフェクトさが印象付けられる内容でした。

 が、プライベートでの彼女は、侍女カルミオンさんの豊かな胸に顔をうずめて、
 甘えん坊になってしまうから、そのギャップが可愛らしかったり。

 でも、もう1人の侍女イラスさんは、胸が平らなので、顔をうずめようとすると、
 ぶつかってしまう所が可笑しかった(´▽`;)

 さらに、エチオピアの使者へのクレオパトラの対応が、むしろ彼女の美貌ゆえに
 計画通りにいかず、ローマの(おそらくは)カエサルの耳に、別の情報が入っていたのは
 クレオパトラの運命を大きく変えそうな予感・・・

 などなど、歴史の動きの中で描かれるクレオパトラの日常物語。
 いよいよ連載スタートとのことで、どのように話が展開するのか期待しつつ、
 今後も楽しみです!

 

 

【ゲスト作品】

●こりこり (丸山まる 先生)

  

 キツネとタヌキな夫婦。

 【主な登場人物】
 ・キツネ : 夫。 通販番組の司会者で、売り上げアップのため頑張っている。
 ・タヌキ : 妻。 お蕎麦屋さんで働いていて、キツネさんが大好き。

 そんな夫婦のお話で、2人(匹?)のやりとりが面白い4コマ作品です。
 2人とも、化かすことが得意な習性をもっているため、「相手を化かさない」
 という決め事があるのも面白い所です。

 それでも、通販番組でお客様に術をかけてしまったりするキツネさん。
 そんな彼を「怪しすぎる」というお客に、辛く当たるタヌキさんの夫大好きっぷりも、
 愉快でしたね。

 しかし、キツネさんはタヌキさんに、とんでもない恰好させようとしたり、
 けっこうヒドかったりも(´▽`;) でも、良い感じに「化かす」のは、好感触でした。

 などなど、キツネとタヌキ夫婦のお話。
 愛あり、ほのぼのムードあり、可笑しさあり、ということで、つづきに期待です!

 

 

【最終回!】

●幼なじみリレイション (安西理晃 先生)

  

 コミックス2巻は、2月17日発売! ・・・ですが、最終回!!

 最後は、紘くんが未来さんとの関係を回復できるのか、気になる展開となりました。
 この場合、母上の反対が原因なので、彼が未来さんの母上に直談判へ行ったことは、
 彼の臆病な性格から考えると、あっぱれでしたね~。

 未来さんの母上も当然、紘くんが不良でないことは知っているのですが、
 それでも彼の評判が悪いと、様々なことに影響が出ると述べていて、これが割と正論。

 というのも、店の評判に響くという話だって、決して無視できるものではない上に、
 未来さんのことを心配する母心を感じられた点が、何より大きかったですね。

 しかし、紘くんは退かない。
 あの紘くんが、ここでは踏ん張って、未来さんと一緒にいたいと決意を述べていたのは、
 これまで彼のチキンぶりが描かれてきただけに、清々しく感じられるものでした。

 そこからの流れは平坦ではないものの、確実に前進するものだったのは、よかった。
 ただ母上も、娘を想うがゆえに交流に反対し、同じく娘のために譲歩したという所で、
 単純な“悪役”ではないことを理解させてくれましたね。

 そんな感じで、丸く収まった最終回。
 前途多難で、課題は多いけれど、この2人ならやってゆけるはず・・・

 なんて思わせるラストシーンでの、照れ隠しの「幼なじみ」という言葉の響きが特別で、
 微笑ましく大団円・・・ 楽しませていただきましたー!

   

 

【その他】

●きらきらビームプロダクション (板倉梓 先生)

 アイドルにスキャンダル!

 「LINE66」のメンバーに恋人発覚で、致命的なダメージ。
 そこで、「からぁ~ず☆」も、恋愛禁止を自ら定めるあたり、アイドルのプロです(^^;
 まあ、社長さんも言ってましたけど、恋愛するなら隠れてやるのが常道なのでしょうね。

 そんなアイドルのスキャンダルから、恋愛についての話が興味深く思えた今回。
 と同時に、元アイドルの社長さんは現在フリーで、宝田くんにもチャンスあり?
 なんて感じさせるやりとりが、彼の心臓の音と共に、期待を膨らませてくれて楽しかった。

 

●晴れのちシンデレラ (宮成楽 先生) 

 ハルさんからの年賀状・・・

 幼なじみの行くんが受け取った年賀状には、謎の生物が描かれていて笑!
 「鳥」を描いたもののようですが、どう見てもモンスターな所が可笑しい(^^;
 でも、そんな絵を見て、お嬢様としてやっていけているのか心配する行くん、イイ人だ~。

 ところが、もう1人の幼なじみ・巻くんの所には、アタルくんの描いたダミー年賀状が届き、
 本来届くはずだった本物が、別の人の所へ送られたから一大事! しかも相手は三条様!?
 なんて話に、ハラハラしちゃいましたね・・・ でも、最後は丸く収まって一安心でした。

 

●リコーダーとランドセル (東屋めめ 先生)

 あつし君、ヒナちゃんと待ち合わせ。

 そこで、女性に声を掛けられて、待ち合わせだからと断るあつし君でしたけど、
 その相手が幼女と知って、驚く女性たちに笑! いつものことなのに、面白いからズルい!

 そして、2人で歩いていると、いつも通りに警察署へ(^^;
 ヒナちゃんを暖かくしようとした好意が、裏目に出ていたのは可哀想でしたけど。
 警察では、警察官の皆さんが志望動機を語ってましたが、それぞれの個性に合った内容が
 愉快でありました! ヒナちゃんが警察官になりたい理由も、納得できすぎて(ぇ

 

●新婚よそじのメシ事情 (小坂俊史 先生)

 今回2本立て!

 1本目は、クリームシチュー! 冬には最高ですね。
 しかし、小坂先生の考えるクリームシチューへの手間と、実際に王嶋先生が作る手間との
 ギャップが興味深かったですね。

 しかも、そのギャップが、小坂先生の自己満足から発していることを指摘され、
 ぐうの音も出ないとダメージを受けてしまう小坂先生が、潔くて愉快でした(ォィ
 あー、読んでいたらクリームシチューを食べたくなってきてしまいましたよ!

 
 2本目は、シュラバのメシ事情。

 締め切りが、ご夫婦で重なってしまうと、色々と回らなくなってしまうらしく、
 その際に助けとなるのが、カップ焼きそばというのは、わかるわかるといった趣。

 また、雀荘で食べるカップ焼きそばが美味しいというのも、同意するしかありません。
 あれ、何でなんでしょうね・・・ ちょっとしたミステリーじゃありませんか?(大げさ)
 そして、カップ焼きそばを楽しみたい小坂先生が、シュラバでチャレンジ・・・したものの、
 納得のオチがついていたのは笑! いや、そうなりますよね(^^;

 


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