2017年2月号
表紙は、雪だるまを作るちぃちゃん!
マフラー姿がまさに冬のイメージですが、野菜と魚も見えているのが、
ちぃちゃんらしい絵柄になっていますね。
今月の「夜寝ているうちに小人さんが・・・で賞」は、『セトギワ花ヨメ』!
今回、納期のキツイ仕事を受けたヒスイさん。
寝ずにドレスを仕上げようとした所、疲れがたまってオヤスミ・モードに・・・
といったお話で、納期に間に合うか大ピンチな内容でありました。
が、そこに“助っ人”が現れて、ホッと一安心。
しかも、それが小人だったことから、ファンタジーな解決になる話と思いきや、
そんな都合の良いことはなかったのが面白かった(^^;
ただ、確かに都合の良い小人はいなかったものの、それでも頼れる“小人”はいて、
幻想ではなく現実にいる“小人”たちのありがたさを、痛感するお話でしたね~。
大事なのは人脈と人望か・・・ ヘキくん、さすがです。
【2月7日、コミックス2巻・発売!】
●中年女子画報 (柘植文 先生)
今回、茨城後編で、水戸へ・・・
でも、トビラが前回の菊まつりで笑!
「せっかくのカラーなので」て、今回訪れた場所ではダメなんですか~。
しかも、雨が降っていたので偕楽園には行かず、駅前の納豆像を眺めたり、
水戸芸術館の現代美術ギャラリーで芸術鑑賞したりと、地味な行動が面白かった。
しかも、芸術鑑賞もそこそこに、中学生の合唱を見学しに行ったりと、自由度高し。
そこで柘植先生、プチ感動にひたりつつ、若者の未来に思いをはせ、中年の役目を
世の中を良くしていくことに置いていたのは、清々しかったですね。
まあ、偕楽園へ行って、ポケモン狩りにいそしむ姿からは、そのような志は
感じられませんでしたけど(^^;
などなど、ゆる~く茨城めぐりの後編でありましたが、最後の柘植先生の一言が、
今回の旅のシメにふさわしいものだったことは、納得でありました。
一人旅、気ままに行こう、ゆっくりと・・・なんて思いつつ、今後も楽しみです!
【連載スタート!】
●クレオパトラな日々 (柳原満月 先生)
クレオパトラの日常(?)を描く4コマ作品。
ゲストを経ての連載スタート!
クレオパトラが、いまだ女王でない頃のお話。
父王が亡命したり、姉上が亡くなったり、もう1人の姉が暴君だったりと大変でした。
現在は、父王が帰還し、統治しているものの、民の人気はクレオパトラの方が上。
しかも、エチオピアからの使者に対する対応も、ほぼクレオパトラの独壇場と、
王女クレオパトラの存在感が光ります。
そのため、ますます民の信望は厚くなり、父王の威光は陰りを見せている気も・・・
といった感じに、クレオパトラ様もパーフェクトさが印象付けられる内容でした。
が、プライベートでの彼女は、侍女カルミオンさんの豊かな胸に顔をうずめて、
甘えん坊になってしまうから、そのギャップが可愛らしかったり。
でも、もう1人の侍女イラスさんは、胸が平らなので、顔をうずめようとすると、
ぶつかってしまう所が可笑しかった(´▽`;)
さらに、エチオピアの使者へのクレオパトラの対応が、むしろ彼女の美貌ゆえに
計画通りにいかず、ローマの(おそらくは)カエサルの耳に、別の情報が入っていたのは
クレオパトラの運命を大きく変えそうな予感・・・
などなど、歴史の動きの中で描かれるクレオパトラの日常物語。
いよいよ連載スタートとのことで、どのように話が展開するのか期待しつつ、
今後も楽しみです!
【ゲスト作品】
●こりこり (丸山まる 先生)
キツネとタヌキな夫婦。
【主な登場人物】
・キツネ : 夫。 通販番組の司会者で、売り上げアップのため頑張っている。
・タヌキ : 妻。 お蕎麦屋さんで働いていて、キツネさんが大好き。
そんな夫婦のお話で、2人(匹?)のやりとりが面白い4コマ作品です。
2人とも、化かすことが得意な習性をもっているため、「相手を化かさない」
という決め事があるのも面白い所です。
それでも、通販番組でお客様に術をかけてしまったりするキツネさん。
そんな彼を「怪しすぎる」というお客に、辛く当たるタヌキさんの夫大好きっぷりも、
愉快でしたね。
しかし、キツネさんはタヌキさんに、とんでもない恰好させようとしたり、
けっこうヒドかったりも(´▽`;) でも、良い感じに「化かす」のは、好感触でした。
などなど、キツネとタヌキ夫婦のお話。
愛あり、ほのぼのムードあり、可笑しさあり、ということで、つづきに期待です!
【最終回!】
●幼なじみリレイション (安西理晃 先生)
コミックス2巻は、2月17日発売! ・・・ですが、最終回!!
最後は、紘くんが未来さんとの関係を回復できるのか、気になる展開となりました。
この場合、母上の反対が原因なので、彼が未来さんの母上に直談判へ行ったことは、
彼の臆病な性格から考えると、あっぱれでしたね~。
未来さんの母上も当然、紘くんが不良でないことは知っているのですが、
それでも彼の評判が悪いと、様々なことに影響が出ると述べていて、これが割と正論。
というのも、店の評判に響くという話だって、決して無視できるものではない上に、
未来さんのことを心配する母心を感じられた点が、何より大きかったですね。
しかし、紘くんは退かない。
あの紘くんが、ここでは踏ん張って、未来さんと一緒にいたいと決意を述べていたのは、
これまで彼のチキンぶりが描かれてきただけに、清々しく感じられるものでした。
そこからの流れは平坦ではないものの、確実に前進するものだったのは、よかった。
ただ母上も、娘を想うがゆえに交流に反対し、同じく娘のために譲歩したという所で、
単純な“悪役”ではないことを理解させてくれましたね。
そんな感じで、丸く収まった最終回。
前途多難で、課題は多いけれど、この2人ならやってゆけるはず・・・
なんて思わせるラストシーンでの、照れ隠しの「幼なじみ」という言葉の響きが特別で、
微笑ましく大団円・・・ 楽しませていただきましたー!
【その他】
●きらきらビームプロダクション (板倉梓 先生)
アイドルにスキャンダル!
「LINE66」のメンバーに恋人発覚で、致命的なダメージ。
そこで、「からぁ~ず☆」も、恋愛禁止を自ら定めるあたり、アイドルのプロです(^^;
まあ、社長さんも言ってましたけど、恋愛するなら隠れてやるのが常道なのでしょうね。
そんなアイドルのスキャンダルから、恋愛についての話が興味深く思えた今回。
と同時に、元アイドルの社長さんは現在フリーで、宝田くんにもチャンスあり?
なんて感じさせるやりとりが、彼の心臓の音と共に、期待を膨らませてくれて楽しかった。
●晴れのちシンデレラ (宮成楽 先生)
ハルさんからの年賀状・・・
幼なじみの行くんが受け取った年賀状には、謎の生物が描かれていて笑!
「鳥」を描いたもののようですが、どう見てもモンスターな所が可笑しい(^^;
でも、そんな絵を見て、お嬢様としてやっていけているのか心配する行くん、イイ人だ~。
ところが、もう1人の幼なじみ・巻くんの所には、アタルくんの描いたダミー年賀状が届き、
本来届くはずだった本物が、別の人の所へ送られたから一大事! しかも相手は三条様!?
なんて話に、ハラハラしちゃいましたね・・・ でも、最後は丸く収まって一安心でした。
●リコーダーとランドセル (東屋めめ 先生)
あつし君、ヒナちゃんと待ち合わせ。
そこで、女性に声を掛けられて、待ち合わせだからと断るあつし君でしたけど、
その相手が幼女と知って、驚く女性たちに笑! いつものことなのに、面白いからズルい!
そして、2人で歩いていると、いつも通りに警察署へ(^^;
ヒナちゃんを暖かくしようとした好意が、裏目に出ていたのは可哀想でしたけど。
警察では、警察官の皆さんが志望動機を語ってましたが、それぞれの個性に合った内容が
愉快でありました! ヒナちゃんが警察官になりたい理由も、納得できすぎて(ぇ
●新婚よそじのメシ事情 (小坂俊史 先生)
今回2本立て!
1本目は、クリームシチュー! 冬には最高ですね。
しかし、小坂先生の考えるクリームシチューへの手間と、実際に王嶋先生が作る手間との
ギャップが興味深かったですね。
しかも、そのギャップが、小坂先生の自己満足から発していることを指摘され、
ぐうの音も出ないとダメージを受けてしまう小坂先生が、潔くて愉快でした(ォィ
あー、読んでいたらクリームシチューを食べたくなってきてしまいましたよ!
2本目は、シュラバのメシ事情。
締め切りが、ご夫婦で重なってしまうと、色々と回らなくなってしまうらしく、
その際に助けとなるのが、カップ焼きそばというのは、わかるわかるといった趣。
また、雀荘で食べるカップ焼きそばが美味しいというのも、同意するしかありません。
あれ、何でなんでしょうね・・・ ちょっとしたミステリーじゃありませんか?(大げさ)
そして、カップ焼きそばを楽しみたい小坂先生が、シュラバでチャレンジ・・・したものの、
納得のオチがついていたのは笑! いや、そうなりますよね(^^;