五里霧中

★ マンガなどの感想 ★

◆ まんがタイム 感想

2017年06月12日 | ◆4コマ誌② まんがタイム

2017年7月号

 

 表紙は、『おとぼけ部長代理』
 お子さんたちが成長していますけど、部長代理さんはどうなのでしょうね?
 課長から何か変わったりしたのでしょうか、注目です。

 

 

 今月の「本の魅力を伝えたいで賞」は、『はこいり良品』

 

 絵本の読み聞かせ会を開くことになりましたが・・・

 「実力はあるのに売れずにくすぶっている本たち」に光をあてたいという
 しおりさんですが、本の魅力を最大限に伝えるにはどうしたらいいかと、
 悩んでいます。

 そこで、じい様が演出過剰な読み聞かせをおこない、大盛況となるものの、
 読み聞かせでのイメージと、実際の本のイメージが違ってしまっていて、
 売り上げ増につながらなかったというのは、宣伝過剰の弊害を感じました(^^;

 けれど、TVで紹介されたことで売り上げが増加。
 このあたり、影響力の違いがよくわかりますね・・・宣伝力の差は大きい。

 これは割と実感あって、自分が良いと思った本を「良い」と言っても
 たかが知れてますが、影響力のある人が「良い」と言えば興味を持つ人は多い。
 そんな切なさありますよね・・・ 良い本が多くの人に読まれるのが何よりですけど。

 

 

【新連載!】

●おとぼけ部長代理 (植田まさし 先生)

  

 何が変わった? 課長から部長代理となって、新スタート!

 『おとぼけ課長』29巻、発売中!
 ですが、最終回を迎えた「課長」が「部長代理」に昇進しての新連載です。
 あれから7年・・・娘は高校、息子は中学と、変わったところもありますが・・・

 【家族】部長代理さん、奥さんを呼んでいますけど、娘のこずえさんと間違えてます。
 さらに、息子のひろしくんとまで間違えていますが、それもこれも皆の背丈が同じため
 というから、このあたりに成長と前作の違いを感じました。

 【番犬】近所の家にドロボーが入ったらしく、うちは大丈夫かしらと不安げな奥様。
 しかし、部長代理さんはシロという番犬がいるから大丈夫と自信満々・・・
 とはいえ、ここにもちょっとした変化が起きていて、時の流れが切なかったですね。

 【定年】こずえさんから「定年まであと何年なの?」と聞かれる部長代理さん。
 「12年」と答えていますが、「わりとすぐじゃない」なんて返されて苦笑。
 こずえさんがそんなことを聞いたのも、その時の自分の年を考えてのことだとは(^^;

 他にも、父親の塩分とりすぎを気づかうこずえさんに微妙な返しをして、
 「うざい」と言われちゃったり、ひろしくんにアメとムチで勉強するよう言うと、
 こずえさんからアメとムチで人間ドッグへ行くよう言われたり、家族とのやりとりが愉快。

 けれども、全体的なテイストは課長時代と変わっておらず、変わったものと変わらないもの、
 双方の良さが見えた第1回となっていたように思えます。

 などなど、課長から部長代理へ昇進しての新スタート!
 4コマネタ中心の作風は今まで通りっぽいですし、改めて、今後も楽しみです!

 

 

【コミックス14巻、発売中ゲスト!】

●おねがい朝倉さん (大乃元初奈 先生)

  

 怒ってもいいんだよ?

 ゲスト登場している本作品ですが、今回の主役は、東&西薙コンビ!
 神田さんに追われる東くんを止めようとした西薙くんですが、東くんと一緒に
 階段から転げ落ちてしまいます。

 そこで、頭から落ちるのを防ぐべく、受け身を取ろうとするのですが、
 ここで東くんがアクロバティックに邪魔してきて、叩きつけられることに。
 しかも、東くんは見事に着地してドヤ顔しているのだから、しょーもないですね。

 しかし、階段から落ちたのも東くんが引っ張ったせいですし、とことん東くんに
 煮え湯を飲まされている西薙くんですが、「怒っていいよね?」と心の中で
 考えているのは、人が好すぎて、むしろもどかしささえ感じます。

 その後、反省の色もない東くんでしたけど、朝倉さんたちから勧められ、
 西薙くんと一緒に過ごして、“お詫び”をすることに・・・なったものの、
 西薙君の方が色々とやっていて、はたして“お詫び”なのかどうなのか(^^;

 でも、西薙くんは楽しそうで、そのあたりはよかったですね。
 さらに、これからは「すぐ怒ることに」したようで、最後の東くんへの“一撃”は
 痛快ながらも、ちょっぴり怖かったかも・・・西薙くん、やるなあ。

 などなど、東くんの傍若無人に振り回されていた西薙くんが、
 単にお人好しなだけではないことが描かれた今回でしたけど、東くんのような
 タイプの人間には、しっかり反撃しないと嫌な思いしますからね・・・

 なんて感じつつ、コミックス14巻も発売中とのことで、
 ますます今後も注目です!

 

 

【その他】

●まりあ17 (むんこ 先生)

 雨の中、傘のないまりあさん・・・

 紙を傘がわりに疾走してましたが、そこへ傘に入りませんかと声をかけてくる少年。
 頬のこけたメガネくんで、相合傘できて喜んでいる様子ですが、割と本気で
 まりあさんに声をかけてきていたようで、ここからの関係が気になる所でした。

 まあ、まりあさんの方はドライに対応してましたけど、それでも義理を返すあたり、
 脈がないわけでもなさそう? まりあさんの好みは瘦せ型っぽいですし、
 痩せメガネくんの再登場があるのかどうか、楽しみです。

 

●ラディカル・ホスピタル (ひらのあゆ 先生) 

 断捨離、お掃除、身辺整理・・・

 入院して、ここが最少単位の“暮らし”だと気付いた患者・土居さん。
 運悪くそのまま逝っちゃった時に迷惑をかけたくないため、断捨離したい
 なんて言ってますけど、わからなくもないですが、少し寂しい気も。

 断捨離を「修行」や「オシャレ」だと勘違いすると、捨てることが快感になり、
 やがて虚無になるなんて話は、ちょっと怖いことですよね・・・
 とはいえ、要はバランスというか、程よくということが大事なのかな。
 吉田さんの言葉を聞いて、ほどほどにしとくと述べる患者さんがよかった。

 

●さわらせてっ!あみかさん (トフ子 先生)

 今回、ベリーダンスするあみかさんと沙織さん。

 そこで登場した先生も、なかなかの肉付きで、沙織さんが喜んでいたのは愉快。
 あみかさんとのダブルでのプルプルが、沙織さんに消耗を強いています(^^;

 それと、先生に髪や肌を褒められて、照れる沙織さんが可愛らしかったり、
 ベリーダンスの先生のキャラクターも相まって、とても楽しかったですね。
 最後、ベリーダンスが原因で、バス子さんにまとわりつかれてしまうあみかさんに笑!

 

●見上げればいつも妹が。 (市川和馬 先生)

 今回、三者面談!

 ということで、学校へ行くツブテくんでしたが、そこで弟に間違われていて愉快。
 このままだと先生にも勘違いされるかな・・・と思っていたら、遥さんの先生が
 ツブテくんの中学の頃の同級生というから面白い。

 日高先生、変わらないツブテくんを見て驚くも、逆に「しっかり年とったな」と
 言われていて笑! ツブテくんは褒めたつもりでしょうけど、女性にそれは(´▽`;)
 さらに、他意なく飲みに誘っていますけど、先生の想像した顛末がありえそうで、
 世知辛いというか、童顔で背の低い男性には厳しい世の中だと感じさせられましたね(ぇ

 

●両手に花村さん! (榎本あかまる 先生) 

 めいさんの元カレ話に、動揺するみのりさん。

 めいさんの黒ビキニ水着が、元カレのリクエストだと知ったみのりさん、動揺しまくり。
 めいさんのイメージとは違うセクシー系ですし、初心なみのりさんには刺激が強そう。
 友人のマイコさんには、黒ビキニも「フツー」と言われるくらいなのに(^^;

 みのりさんも黒ビキニに挑戦しようとしますが、店長のことを思い出して「無理」と
 なるあたり、純心さが感じられて微笑ましかったかも・・・
 めいさんも今は彼氏いないようで、みのりさんも一安心?

  

 

【まんがタイム 月間新人展】

・宿直さんと幽々自適な日々 (小駒みや 先生)

 

 宿直さんと、幽霊さんと・・・

 【主な登場人物】
 ・若葉茂  : 夜の高校を警備する宿直さん。
 ・幽霊   : 高校生活を満喫したい少女の幽霊。

 夜型人間の茂くんに、宿直仕事は転職・・・と喜んでいたものの、
 幽霊がまとわりついてくるので、苦労している様子。

 といっても、怖がっているわけでもなく、ふつうに会話しているのが面白い。
 そこで、少女な幽霊さんに成仏してもらおうと、彼女の心残りである
 充実した学校生活を過ごさせようとするのですが・・・

 といったお話で、いかに学校生活を楽しむかを試行錯誤する2人の姿が、
 愉快な4コマ作品となっています。 2人のやりとりが楽しいので、つづき期待!

 


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