2017年9月号
表紙は、スイカを食べるちぃちゃん!
三葉さんは浴衣姿で、納涼気分を醸し出していますね。
他、新連載作品や、ゲスト作品からも!
今月の「カレーで賞」は、『夏のカレースペシャル企画』!
様々な作家先生のカレー事情。
カラスヤサトシ先生、ノッツ先生、ぱんだにあ先生、ふかさくえみ先生、
胡桃ちの先生、むんこ先生によるカレーづくりのあれこれが楽しかった。
カラスヤ先生の「ドロドロだけど油ひかえめカレー」の作り方が興味深いし、
ノッツ先生は「サッと大量に作れて」と言いつつ、けっこう凝ったものを作るし、
ぱんだにあ先生は「カレーのご飯とルーの割合」が意外なものだしと、それぞれ面白い。
ふかさく先生は「初めてひとりでつくった料理」だったようで、その時の苦労?が愉快。
胡桃ちの先生は、牛肉を使ってしっかりしたカレー作りをしていて、美味しそうでした。
などなど、各作家先生のカレー事情が描かれていましたけど、
むんこ先生のカレー事情が、あまりにお手軽すぎて大笑いでした゚(*゚´∀`゚)゚
でも、まあ、こんなものですよね(ぇ。 いや~皆さん、凝ってますよねえ。
【連載スタート!】
●出没!アダチック天国 (吉沢緑時 先生)
足立区の魅力を伝えます(?)
ゲストを経ての連載スタート!
吉沢緑時先生と、編集のI島さん(美化)が、足立区をめぐって、
その魅力を余すことなく伝え・・・ようと努力する作品です。
今回は、あだちゃりで足立区1周をめざすお2人。
「あだちゃり」とは、レンタル自転車のことのようですが、結構ボロボロで笑!
そして、うだるような暑さの中、自転車で足立区をめぐるという苦行。
そんな中で、23区中「坂道が少ないランキング」だの、「銭湯が多い順」だの、
「面積が広い順」だの、「高齢化率が高い」だので足立区がいると知れて、興味深い。
毛長川の由来も恐ろしくて面白かったり、あだちゃりでの1周サイクリングは、
有意義なものでありました・・・ その結果、吉沢先生は力尽きてましたけど(^^;
などなど、足立区の魅力(?)を伝える本作品。
むしろ面白スポット探訪のようになってしまうことや、I島さんの個性が面白味で、
読んでいて足立区の印象も深まってゆきますので、今後も楽しみです!
【ゲスト作品】
●トリビアごはんのいろはさん (鈴音ことら 先生)
学園の人気者は、ごはんに詳しい?
【主な登場人物】
・飯野いろは : 高等部1年生。文武両道・才色兼備の人気者ですが・・・
・丹波小豆 : 高等部1年生。学園の人気者だった少女。いろはさんをライバル視。
少し近寄りがたい優等生で人気者のいろはさん。
そんな彼女をライバル視する小豆さんは、背が高く胸も豊かでスタイルのよい彼女が
何を食べているか知りたがり・・・ と始まるお話。
1人でお弁当を食べるいろはさんでしたが、その中身は梅干しとご飯だけ!?
そのことに興味を持った小豆さんが近づくと、いろはさんが梅干しについて解説を
始めていて面白い。
そんな風に、いろはさんによる食べ物うんちくが楽しい内容になっています。
梅干し1つでも、だいぶありがたいものなのだと、興味深かったですね。
小豆さんのいろはさんへの関わりも気になりますし、ぜひとも続きを~!
●庭バカ (カラスヤサトシ 先生)
庭つきマンションを手に入れたカラスヤ先生の、お庭事情。
庭のある中古マンションんを購入したカラスヤ先生。
どのように庭を手入れしようかと心弾ませていますが・・・
隣人さんが幻聴を聴くタイプのヤバい人で、その方からのクレームが厳しく、
なかなか庭に出ることが出来ない日々が続くという、けっこうシビアな内容でした。
せっかく購入したのに、これでは意味がないですよねえ。
とはいえ、その隣人さんが引っ越したことで、ようやく庭に立つ日がやって来て、
庭に色々と植えたり、色々やれるようになっていたのは解放感あって、よかった。
と思ったら、今度は奥さんと庭の手入れについて意見が分かれて、
互いのエリアを侵さないなどの決まりを作りながら、庭を作り上げてゆく様子が面白い。
また、庭バカのインスタもあるようで、その広がりと続きに期待です!
【最終回!】
●ときめきさがし (今日マチ子 先生)
あれから3年・・・
また同じような会社で働き、同じような忙しさの中を生きるミドリさん。
その生活の様子が穏やかに描かれつつ、それでも以前と異なる雰囲気なのは、
お子さんや旦那さんとの時間が加わっているからでしょうか。
1年間の休みをとらざるを得なかった彼女の苦心や、ゆったりとした恢復の様子は、
これまで描かれてきた通りですけど、その時間を思い出すミドリさんが、
新しい生活の中で笑顔を見せていたのが、とても印象的でした。
本作は、働くことが大好きだったミドリさんが、過労で倒れてしまい、
1年間の休みをとりつつ、焦りの中、それでも静かな時間を過ごしながら、
癒しを得てゆく内容でありました。
その穏やかさが、ホッとできる安心感につながって、心地よかったですね。
ミドリさんの新たな生活を祝福しつつ・・・楽しませていただきました!
●だから美代子です (むんこ 先生)
コミックス4巻は、11月発売! ・・・ですが、最終回!!
前回、驚きの連続となった内容でしたが、今回は、在りし日の美代子さんたち・・・
と思いきや、ちょっと違った雰囲気だったのは、面白い所でした。
浅井田家が勢ぞろい、つまりダーリンさんもいて、4人そろった団らん風景。
美代子さんが3人の寝グセを直したり、自分の髪を切ってもらったり、
そんなやりとりが、いつも以上に楽しい印象を受けます。
けれど、隣には誰も住んでいない空き地が・・・
「林田さん」はまだいないなんて話をしていますけど、これが過去だとして、
なんでそんなことを知っているのか? という疑問が浮かびます。
その後も、波平くんの話もしているし・・・と考えたら、結論は1つ。
ここは過去ではない別の場所だということ。
なるほど、“そちら”でも同じような日々を過ごしているということなのですね。
そして、それが彼らにとっての幸せな時間なのだと・・・
隣の空き地を眺める美代子さんとダーリンさんの背中が、心に響きます。
そして、4人の日々は幸福感に包まれて、物語はシメ。
美代子さんをはじめ、義父母様のパワフルで快活な様子から、元気をもらえるような
お話だったな~と感じつつ・・・ 楽しませていただきましたー!
【その他】
●鬼桐さんの洗濯 (ふかさくえみ 先生)
巻頭カラー、浴衣でお祭りへ行く鬼桐さんと茶子さん。
鬼桐さんのポンポンツノカバーや、アサ&キヌちゃんが可愛かったりしつつ、
お祭りでは魔王くんが子供を助けて服を汚したのを、鬼桐さんがきれいにしようとしたり、
楽しいお祭り風景が繰り広げられていました。 たい焼き好きな鬼桐さんも愉快!
●のみじょし (迂闊 先生)
道子さんの妹・睦実さんが、中学の同窓会へ参加!
そこで会ったのは秋尾くんでしたが、何だか相性の悪そうな2人のやり取りが面白かったり。
睦実さんの飲みっぷりから、道子さんが姉だと連想する秋尾くんの勘の良さには、笑!
そして子供好きの睦実さんにとって、ゆきさんの子供にモテモテの彼は、複雑な存在か(^^;
●きらきらビームプロダクション (板倉梓 先生)
作詞をするため、あおいさん家でお泊り会!
共同作業で熱くなっても、あおいさんがアイスを用意してクールダウンしていたのは面白い。
夜は恋バナなんてしてますけど、社長と宝田くんの話になって、自分たちの話は無し(^^;
でも、あかねさんには恋話が訪れ・・・なんて話に引き込まれましたが、次回、最終回!?
●ふくよかさん (井村瑛 先生)
新人さんがやって来た!
雀千世さん(23)、小柄だけど胸は大きいというギャップが目立つ女性です。
大河内さんも彼女に注目していて、福岡さんも焦り気味でしたが、色っぽい話ではないようで
ひと安心・・・なんて感じに、小柄な新人さん加入で、面白くなりそうです。
●そのアパート、座敷童子付き物件につき… (小夏ゆーた 先生)
何かとツイてない日の竜太郎さん。
不幸のオンパレードに頭を抱えていますが、陽さんの前ではキリッとカッコつけていて愉快。
けれど、陽さんの方は、花火大会でのことをだいぶ意識しているようで、気になりますね。
そして、不幸の連続にイライラな竜太郎さん、沙和さんにヒドイことを言って一大事!?