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五里霧中

★ マンガなどの感想 ★

◆ まんがタイムきららキャラット 感想①

2015年11月30日 | ◆4コマ誌⑨ 不定期 きららキャラット

2016年1月号

 

 表紙は、『GA 芸術科アートデザインクラス』
 いつもの5人が、こちらを見ている構図に、読者側も引き込まれそうな雰囲気。
 なんて思っていたら、何と次回で最終回ですとー!!?? ・・・う、嘘やろ。
 
 

 今月の「連載スタートで賞」は、『リトル・リトル・アリス』(神無月羽兎 先生)

 

 ゲストを経ての連載スタート!

 大人になりたい少女リデルさんは、ヴァンパイアのお姫様!?
 なので、14歳から成長できない身体というから、望みは叶わず・・・

 ですが、人間になれば成長も可能だと、人間になる方法を探して外の世界へ。
 そこで、占いの店の幼女ライムや、怪力少女わんこ、お客である盗賊キルシュ
 などと出会い、交流します。

 その様子が、ファンタジーかつコミカルで、突拍子もない出来事が起きる所に、
 面白味のある4コマ作品になっていますね~。

 お姫様であるリデルさんを連れ戻すべく、魔王の精鋭部隊がやって来るものの、
 その部隊名が「ロリコン」で、名前の通り、幼女好きがそろっているから恐ろしい。
 わんこやキルシュなどの助力を得つつ、ロリコンを撃退する様子も、また愉快です。

 今回は、ひょんなことから、真ヴァンパイアの力を解放したリデルさんですが、
 その“力”を前に、50人体制で押し寄せてきたロリコンたちが打倒されていて、笑!
 いよいよ連載開始とのことで、このノリの面白さ、注目です!

 

 

【コミックス1巻、発売中~!】
●まちカドまぞく (伊藤いづも 先生)

  

 魔法少女とたたかう運命にある魔族の少女のお話・・・ のはずが?

 ある日、角と尻尾が生え、自分が「闇の一族」であると知った吉田優子さん。
 「光の一族」にかけられた封印を解くためには、魔法少女の生き血が必要。
 そこで、桃色魔法少女の千代田桃さんの血を狙いますが・・・

 なんて始まった物語でしたが、肝心の優子さん(通称シャミ子)が
 あまりに弱くて話にならず、むしろ敵であるはずの桃さんに優しくされるという
 関係が面白味になっています。

 今回は、桃さんの助っ人である魔法少女ミカンさんが、転校手続きに来るお話。
 色々あって、桃さんと共闘することになったシャミ子さんですが、
 あまりに弱いため、ミカンさんが護衛として呼ばれたという状況。

 そんなミカンさんでしたが、桃さんに比べるとマトモな人で、
 シャミ子さんもご先祖さまも驚いているあたり、魔法少女への偏見が(^^;

 しかし、人格的にはマトモでも、ミカンさんにはとんでもない「呪い」が
 かかっていて、おかげでヒドイ目に遭う桃さんやシャミ子さんが、愉快でした(ぇ

 しかも、いの発動条件が、動揺したときというので、ツン照れなミカンさんは、
 褒められても「呪い」が発動してしまうのが、可笑しかった!

 最後も、いつも通りなシャミ子オチで笑いましたし、ご先祖さま可愛かったし、
 そうした魔族な少女と魔法少女たちのやりとりが、面白い4コマ作品。
 注目作でもありますので、ますます今後も楽しみです!

 

 

【コミックス1巻、発売中~!】
●すわっぷ⇔すわっぷ (とめきち 先生)

  

 キスすると入れ替わってしまう少女たちのお話。

 ギャルっ子な二階堂夏子さんと、秀才な一之瀬春子さん。
 ぶつかったときに偶然キスしたことで、なぜか入れ替わってしまった2人は、
 この入れ替わり体質を使って、日常を楽しく過ごすことになり・・・

 なんて感じの内容で、入れ替わりの便利さにとらわれて、
 抵抗もなくキスしてしまう少女たちが、何とも面白い話になっています。

 今回は、体育の授業中、春子さんにボールをぶつけてしまった夏子さん。
 そのため、春子さんが気絶してしまい、保健室で見守ることに。

 ところが、気を失った春子さんとキスしても、入れ替わるのか?
 ということが気になった夏子さんが、思わずキスしてしまうあたり、
 ホント、キスに抵抗感なくなっていて、何とも言えない(^^;

 と思いきや、気絶した春子さんとは入れ替わらなかったことで、
 夏子さん、「ただキスしただけになっちゃった」と赤面して焦っていたのは、
 可愛らしかったですね~。

 しかしですよ、ここで「もういっかい・・・」とキスしたのって、
 つまり、入れ替わりが目的ではなく、キスしたかったということなのでは!?

 その後、結局入れ替わってしまった2人が、授業中にそれぞれを演じる様子が
 面白かったりもしましたけれど、今回、夏子さんの心中が気になる内容でしたね。

 入れ替わりが目的で、キスしていたはずの夏子さんが、
 春子さんとのキスを目的にするように、変化してきているのかも・・・?
 と考えると、百合的な要素が強まってきて、面白味が増しそうです。

 などなど、キスで入れ替わる少女たちを描く4コマ作品。
 他にも、2人の友人や、やはりキスで入れ替わるペアもいて、
 彼女たちとの交流も見所に。

 そんな本作、ついにコミックス1巻が発売とのことで、
 ますます今後も、楽しみです!

 

 

【ゲスト作品】
●トモダチヅクリ (GAGAGA 先生)

  

 ぼっちな少女たち・・・

 犬見麻乃さん、高校1年生。
 しかし彼女は1匹狼を気取っていて、友達を作るつもりがない。
 と思いきや、実は友達が欲しいと思っていて・・・ なんてお話。

 そんな犬見さんが、屋上で出逢った涼野静さんも、また友達がおらず、
 ここから「ぼっち」な2人の交流が始まる4コマ作品になっています。

 犬見さんに友達ができないのは、緊張すると顔がこわばって、
 怖い人に見えてしまうためなのですが、涼野さんはちょっと変わっていて、
 犬見さんを怖がりつつも、大して動じない所が面白い個性になっていましたね。

 それゆえに、犬見さんとも会話ができて、何だかんだで友達になれた2人。
 なのですが、他人とコミュニケーションをとるのが苦手な者同士、
 何ともズレた感じのやりとりが、愉快な内容でありました(^^;

 というか、友達の距離感がつかめない2人の交流は、まるで恋人のようでもあり、
 涼野さんの変人っぽさも相まって、妙な面白味になっています。
 そんなこんなで連続ゲスト、期待です!

 

 
●ゆーま! (瀬名慈孝 先生)

  

 ふつーの女子高生たちの、ふつーじゃない高校生活!?

 新たな生活を迎える、高等部の女子高生たち。
 しかし、そこで瑞穂さんは、イエティっぽいUMAに出逢い・・・

 と始まったお話。
 自動販売機の前で、落ちたお金を拾ってくれた親切な人。
 と思いきや、それが雪男のような白いゴリラだったから、驚く瑞穂さん。

 とりあえず写真を撮影しようとしますが、なぜか一緒に写ってきたり、
 やたらとフレンドリーなイエティさんの様子が、愉快でありました(^^;

 その後、友人たちにイエティのことを相談した瑞穂さんでしたけど、
 友人2人も少し変わっていて、ツッコミ所がおかしかったり、
 再び現れたイエティさんと、親密にしたりと、もう何が何だか!

 そんな女子高生たちの、UMAと遭遇した際のノリが面白おかしな4コマ作品。
 比較的まとも(?)な瑞穂さんのツッコミが、頼りになってましたねえ。
 192~3ページの4連続ツッコミ・オチは、なかなかのものでした(ぇ

 しかし、それでもラストの違和感バリバリな状況に、誰も気づかないあたり、
 日常にほそむ非日常感があって楽しかったですし、これはぜひとも、つづき期待!

 

 

●ねこのペンも借りたい (おさし 先生)

  

 マンガ学科の少女に、ねこのアシスタントが・・・?

 課題の締切が近いひかりさんに、先生が付けてくれたアシスタントは、
 ねこちゃんという先生の友人のお子さんで・・・

 と始まったお話でしたが、アシスタントという割には、
 とくに何をするでもないねこちゃん、むしろ邪魔になっていたり(^^;

 ねこちゃんに困惑しつつも、子供相手ということもあり、
 何とか機嫌をとろうと奮闘するひかりさんが、けなげというか何と言うか。

 そうした様子が可愛らしく、また楽しかったわけですが、
 ねこちゃんが自ら、ひかりさんを手伝うと言い出して、
 そこからアシスタントを始めるあたりも、また面白かったですね~。

 とにもかくにも、ねこちゃんが可愛らしい所が魅力の作品。
 ひかりさんも頑張ってましたし、ゲスト1話目とのことで、次回も楽しみです!

 

 

【最終回!】
●たびだより (まだら 先生)

  

 12月26日、コミックス発売! ・・・ですが、最終回!!

 一緒に旅をしてきたマトとアイさんでしたけど、
 互いの事情によって、別れることになった前回。

 そして最終回となった今回、3年たった今でもアイさんは旅を続けていて、
 従者であるキタダカさんたちと共に、マトとめぐった地をたどることに・・・

 これまでの旅の回想のような、思い出につながる風景や人々が、
 アイさんの心にマトとの旅を浮かび上がらせる様子が、かすかに切ないですね。

 それだけに、アイさんも寂しさに押しつぶされそうになるなど、
 悲哀の空気が漂ったりもしましたが、そこでくじけないあたり、
 夢見る少女だったアイさんの成長ぶりが、見られた気もしました。

 旅というものは、一期一会。
 それゆえに、アイさんとマトも、ふたたび出会うことなくすれ違う・・・

 そんな寂しさが、胸を締め付けるかのようでしたが、
 マトは「クロバト」であり配達人、手紙を届ける“つなぐ者”なのですよね。
 だからこそ、この展開は奇跡などではなく、必然であって運命。

 そうしたラストに安堵を覚えつつ、新たな旅の始まりの予感に、爽快感ありました。
 などなど、郵便配達人と小説家志望の少女による旅物語も、これにて幕!

 これまでの旅を振り返りつつ、新たな旅の始まりを迎えるシメが、
 まさに「旅」を描いてきた話の集大成といえたのではないでしょうか・・・
 なんて感じつつ、楽しませていただきましたー!

  

②へつづきます。
 


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