2018年2月号
表紙は、迎春らいかさん!
赤い傘に荘厳な着物姿が、新年の祝福を感じさせます。
他、マツ係長や、月英&孔明さんも、着物で謹賀新年ムードです。
今月の「乱世に蘭丸で賞」は、『転生したら蘭丸でした』!
裏切られまくりの信長さんを不安がる蘭丸くん。
信長さんは、自分が裏切られることに「慣れとる」なんて言って、どこ吹く風。
しかし、そのことが後々に本能寺の変につながるわけで、蘭丸くんとしては
“裏切られ体質”を治してもらい所。
そこで、裏切られないようにするため、自分のように平和な性格の人間を増やせばと
提案して、蘭丸くんの考えを信長さんに実行してもらうのですが・・・?
なんてお話でしたけど、乱世のおいて平和な性格を貫くとどうなるか、
蘭丸くんが実践して体感してしまう様子が、コミカルながらも真実味を帯びていて、
少し虚しい気分にもなりますね。
信長さんの方は、蘭丸くんの“失策”も面白がっていて、最初からどうなるか
わかっていた所が大物っぽさありました。
実際の信長は、自分が裏切られるとは思っていない人だったらしいですけどね(^^;
とはいえ、このままでは本能寺へまっしぐらなので、さて、蘭丸くんはどうするか。
今後の動きに注目です!
【コミックス5巻、発売中~!】
●けいさつのおにーさん (からけみ 先生)
警察学校編つづき。
警察学校時代の穂刈くんたち、体力づくりが辛そうです。
とはいえ、穂刈くんは中学・高校でサッカー部だったようで、
運動部経験者は比較的大丈夫ですけども、文化部グループは息も絶え絶え(^^;
甘利くんは文化部だったため、食欲もなくなるほどで、お気の毒。
それでも、きちんと食べないと体力つづかないと言われて、元気なく食べています。
けれど法学の授業では、甘利くん頼りの穂刈くん。
そのあたり、得意分野で助け合う雰囲気があって、仲間意識も高まりそうですね。
そんな風に「座学」と「術科」をこなす一同。
拳銃が重いとか、階級によって補佐・教官と呼び方が変わる話など、興味深かった。
また、若い生徒さんは生活面でも、洗濯機の使い方や電球の取り換えなどで、
教官が指導しなくてはならないらしく、教える側も大変だと感じさせられました。
生徒と一緒に走ったりするのも、単に指導者というだけでない立場を印象付けます。
そんな中、穂刈くんたちも日々のカリキュラムをこなしながら、
甘利くんも穂刈くんとの絆を強めたようで、青春の1ページのような内容が、
爽やかに楽しかった。
などなど、警察学校時代のお話が興味深かった前回と今回。
警察官になるのも大変なのだと感じつつ・・・今後も楽しみです!
【ゲスト作品】
●いじられ課長とギャル部下ちゃん (おりがみちよこ 先生)
ギャルな部下に振り回され気味なマジメ課長。
【主な登場人物】
・河原圭一 : 42歳の課長さん。 真面目で厳しいけど、ギャルに弱い。
・三崎レナ : 18歳の部下さん。 勤務態度は最悪ながらも、職場には馴染む。
勤務中にネイルの手入れをしているレナさんを、注意する課長さんだったものの、
爪を手入れされてしまって、ピカピカにされていたのが可笑しい(´▽`;)
そんな風に、ギャルな部下に振り回される課長さんの姿が面白おかしい4コマ作品です。
けれど、レナさんの方は課長さんに懐いているっぽく、書類を見てもらいたがったり、
よく話しかけたりする所が、憎めないポイントになっていますね。
課長さんに話しかけて、そっけなくされるとシュンとしてしまうレナさん。
それを見かねた課長さんが、かまってあげると明るくなるのも、可愛らしくてよかった。
そんな2人のやりとりが微笑ましいので、つづき期待です!
【その他】
●らいか・デイズ (むんこ 先生)
大晦日の竹田くん、ご両親が帰宅できず1人きりですが、むしろ元気という(^^;
そこへ、マッキー家のカールくんがやって来て、預かることになるも、竹田くんは犬苦手。
ところが、なぜか友情を育む展開になり、かと思えば唐突な別れが訪れていて愉快でした!
それから太一くんまで来て、おせち食べられたり、らいかさんに電話したりと忙しない。
でも、そんな2人での時間がにぎやかに楽し気で、よかったですね。
●スナックあけみでしかられて (松田円 先生)
朝、登校時にあけみさんを見かけた乃里ちゃん。
珍しいと思いつつ、彼氏に会いに行くのでは? なんて疑ったことから面白いことに。
ジンさんは恋愛じゃないと思うと話してますが、では、あけみさんはどこへ行き、
何をしているのか気になる所で、乃里ちゃんはジンさんに尾行を頼もうとするも、
ジンさんに断られ、最後は自分で尋ねていたのが好感触でした。
あけみさんの目的にも納得でしたし。
●ローカル女子の遠吠え (瀬戸口みづき 先生)
久々ゲスト登場! そんな今回、地元・静岡のマイルドヤンキー気風。
まあ、マイルドヤンキーという定義もよくわかりませんけど、こうした感じの人は
それなりにいるでしょうし、地元愛もあって楽し気でよさそうですよね。
雲春くんの東京への帰属意識の薄さは、東京住まいなら納得かもしれません。
地元愛というほどのものを持っているのかと聞かれると、自信ないかも。
●孔明のヨメ。 (杜康潤 先生)
曹仁軍との戦い、緒戦で打撃を与えるも、曹仁はいまだ戦意高く、撤退の気配なし。
そんな中、元直さんは兵糧攻めを考えますが、兵糧の場所がわからず困っています。
が、そこへ孔明さんからの連絡があり、一計を案じて見事に兵糧集積所を見つけ出し、
一気に攻めかかりつつ、さらに奇策をもって曹仁を退かせていたのが痛快でありました。
これぞ「三国志」といった趣の内容に、たぎるものがありましたね~。
しかし、劉備に何者かの助力があると看破した曹仁、そして曹操の動向、気になります。
●ワカレバ (胡桃ちの 先生)
店内に乱入してきた男女が絵の中に消えるという珍事が起きた前回。
思わずリコさんも追うように絵に触れた所、引き込まれてしまいますが・・・
なんてお話でしたけど、絵の中は東尋坊で、男女2人がシュラバ模様という状況。
最初、女性が男性を見捨てようとしていて物騒だったものの、何か事情があったようで、
むしろ男性の方が物騒だったのは、なかなか面白い展開でありました。
最後、男性へのリコさんの対処も見事で、爽快でしたね。
【新人4コマまんが展 今月の一本!】
・だって悪魔だし (雨野夜長 先生)
異界に来てしまった男性が出会ったのは、悪魔・・・?
気付いたら異界にいた青年。
どうも悪魔(?)に「永遠の命」がほしいという願いを叶えてもらったら、
そんなことになっていて、困惑しています。
といった感じに、悪魔(?)と青年のやりとりが愉快な4コマ作品。
願いを叶えたら、異界へ来なければならないという制約があるらしく、
それでは願いを叶えても意味がないのでは? という点も面白味(^^;
ここから、異界生活が始まるのかどうなのか・・・
やたらと庶民的な住まいに、他に人もいるようですし、つづきに期待したい!