２０１８年２月号
今月の『恋愛ラボ』感想はこちら
表紙は、晴れ着リコ！
無心にお餅を食べる姿が、可愛らしい。
他、マコトくんたちは餅つき、のぞみさんも餅食べて新年ムードです。
今月の「富士山の表裏で賞」は、『ローカル女子の遠吠え』！
富士山の「表」はどちらか？
静岡・山梨両県にまたがる富士山。
それぞれの県から見た時、どちらの人も「こっちが表」と思っているとのことで、
いつも通りに静岡派と山梨派で、静かな闘争が行われていたのが面白かった！
葛飾北斎「冨獄三十六景」を持ち出す静岡側に対し、千円札の裏側を持ち出す山梨側。
どちらも納得の主張でしたけど、どちらも論破のため相手側の事情に詳しい所が愉快で、
敵だからこそ気になってしまう複雑な心情が感じられますね(^^;
でも、何だかんだで富士山への愛は両者共に本物だという点には、
勝者も敗者もない清々しさがありましたよ。
【１月４日、コミックス１巻・発売！】
●難関女子の恋愛参考書 （井冬良 先生）
カノジョほしい男子３人が、女子と仲良くなろうと奮闘するお話。
マコト・レオ・ソウシ、男子校の３人が、女子との出会いを求め女子校へ・・・
そこで出会ったオトメさんに一目ぼれした３人は、彼女と仲良くなるため、
奮闘する日々を送ることに。
そんな様子を描く４コマ作品です。
今回は、正月からオトメさん（とヤンナさん）に遭遇する３人。
オトメさんの着物姿に感動しつつ、固まる所が愉快でした。
お参りに行くというので別行動となりますが、モテるための神頼みで、
自分たちもお参りに行こうという話になり、オトメさんを追うように
同じ神社へ向かっていたのが、当然とはいえ可笑しかった(^^;
そこでの滑稽な３人の行動が面白かったわけですけど、
何だかんだで最後にオトメさんに会えて、彼女に「参拝」していたのは笑！
などなど、新年から突っ走っている３人が面白おかしい今回でした。
はたして今年こそは進展（？）できるのか？
コミックス１巻も発売しますし、期待しつつ・・・今後も楽しみです！
【最終回！】
●できれば俺が腕枕 （黒麦はぢめ 先生）
研修も終わった國枝さんでしたが・・・？
最後は、研修後の國枝さんの様子が描かれることになりましたけど、
極度に緊張すると眠気に襲われてしまう彼女にとって、ＭＣのお仕事はキツイ？
國枝さんの寝顔に見とれていたい木曽さんには笑ったものの、
本番前ということもあって、しっかり起こしています。
しかし國枝さんは緊張していて、自信もないらしく、元気なさげな姿が珍しい。
そこで、木曽さんが指導担当として信じていると告げつつ、「俺を安眠させてくれ」
なんて言っているのが面白い。
初ＭＣでテンパりつつも、初々しさが可愛かったりしながら、何とかこなす國枝さん。
木曽さんの労いを受けて、皆も打ち上げへ意気揚々と、にぎやか雰囲気が良いですね。
そして、國枝さんが木曽さんの腕へ組みついてのラストが、微笑ましいシメ。
「安心」ではなく「安眠」と木曽さんが述べていたのも、タイトルの「腕枕」にかかる
意味があったのかなと思わせるセリフが、素敵でありました。
などなど、緊張すると寝てしまう國枝さんと、彼女の指導担当で恋人の木曽さんとの
やりとりが面白かった本作品。
眠ってしまう体質に不安を覚えながらも、全体的にゆるめで優しい空気で満たされて、
最後まで安心して読めましたね。 そんな風に感じつつ、楽しませていただきました！
【ゲスト作品】
●ちっちゃい先輩が可愛すぎる。 （あきはるいき 先生）
ちっちゃい先輩のいる会社のお話。
【主な登場人物】
・高瀬初 ： あまり成績のよくない新人営業マン。 先輩に癒される。
・駒井 ： 癒しをふりまく可愛い先輩。
・課長 ： ヒゲの上司。 怖そうだけど、子供に優しい。
・野見山 ： スタイルよくてかっこいいチーフ。
「まんがタイムファミリー」で、早くも人気の作品がゲスト登場！
地方の不動産会社に勤める新人営業マン・高瀬初くん。
その先輩・駒井さんは小さくて可愛い人で、彼女に癒される日々が描かれます。
お茶の時間に手作りのお菓子を用意したり、気の利く駒井先輩。
けれど、ケーキの中にグミを入れたりする子供っぽさが面白かったり(^^;
そんな先輩とのやりとりが楽しい内容ですが、怖そうな課長さんや、
デキるチーフ・野見山さんの存在も、良いアクセントになっていて、
軽妙な面白味がありますね。
などなど、可愛い先輩さんとの日々に癒しありな本作品。
「まんがタイムファミリー」にて連載中とのことで、今後も注目です！
●ぼくとへっぽこ姉弟子 （えのまなみ 先生）
陶芸家のきょうだい弟子な２人のお話。
【主な登場人物】
・猪野川葵 ： 陶芸家の息子にして一番弟子な１６歳。
・三浦夜空 ： ２６歳で姉弟子な女性ですが、へっぽこさん。
師匠たちが遠征でいないため、２人きりの姉弟子と弟弟子。
けれど、姉弟子の作るものは形になっていないお皿で、へっぽこさを発揮。
一方、弟弟子の方は入賞レベルで、そんな違いが面白い２人です。
さらに、葵くんのお世話を買って出るほど、ちょろい姉弟子っぷりも憎めない
夜空さんの可愛らしさも魅力的で、彼女を操作しつつも、距離が近いと赤面したり、
何だかんだで気づかう葵くんとのコンビが、良い塩梅ですね。
などなど、へっぽこ姉弟子と、しっかり弟弟子が楽しい４コマ作品。
２６歳と１６歳という歳の差を感じさせない２人の様子に面白味を感じつつ、
つづきに期待したい所です！
●メイドな姉の甘える妹育成日誌 （ぶちハルヤ 先生）
しっかり者の妹の世話を焼きたいメイド姉。
【主な登場人物】
・三藤椎音 ： メイド喫茶で働く姉（２０）。
・三藤舞衣 ： しっかり者な少女（１５）。
親が再婚して姉妹になった椎音さんと舞衣さん。
念願の妹ができて、甘えてほしがる椎音さんですが、しっかり者な舞衣さんは
何でも自分でやってしまい、そんなスキがなく・・・
といった感じに、甘えてほしい姉と、しっかりした妹の「攻防」が面白い内容です。
また、メイド喫茶で働く椎音さんが、家でもメイド姿でいるのが愉快ですね(^^;
舞衣さんがお弁当を忘れたと思って届けても勘違いだったり、
荷物を持とうとしても小さい姉１人では持ち切れなかったり、
椎音さんのうっかり具合もあって、舞衣さんを甘えさせることが困難。
それでいて、しっかりしているだけでなく、姉を気づかう舞衣さんの優しさも、
甘えさせてくれない要因になっていて、そのあたりも面白い関係です。
そんな２人のやりとりが楽しい４コマ作品。
姉・妹、ともに個性的なキャラクターで魅力ありますので、つづきに期待！
【その他】
●ごにんばやし （水瀬るるう 先生）
演奏を聴いた周囲が、何やら盛り上がっていますが・・・
ＰＶ撮影のため様々な部が協力してくれて、プロっぽいものが出来て面白い。
さらに、高解像度版やらポスターまで作っていて、周囲の熱が高くて笑！
おかげでバンドも大助かりしたうえに、ライブ話まで出てきて、とんとん拍子。
そんな疾走感が爽快で、これからの活動にも期待が高まりますね。
●穂積くんは猫に勝てない （ほしな 先生）
ホラーな夜に・・・
怖い番組を観て盛り上がる一同ですが、司さんは怖がっていて面白い（酷）。
そんな所から、猫が何かを見ている時があって、見えないものが見えているかも？
なんて話になっていたのが興味深いのですが、穂積くんが夜中に見た白い影が、
気になる展開になっていたのは楽しかったですね・・・部屋の無数の光は怖かった。
●ちんまり経理のヒメ先輩 （kera 先生）
会社がＴＶ出演で、ヒメ先輩が注目される！？
ディレクターは「看板娘」に期待していたようですが、ヒメ先輩が中学生と知って、
テンション下がっていたのは失礼な感じ・・・であったものの、レポーターさんが
ヒメ先輩の魅力を引き出して、ビデオクリップのような雰囲気にしていたのは笑！
でも、ヒメさんはお父さんのすごさを知ってもらいたかったようで、マジメ可愛い。
●年上の物理女子は可愛いと思いませんか？ （ミツナナエ 先生）
カラーで水着姿が麗しいのぞみ先輩。
そんな今回、プールで実験となりましたが、４月で寒い中というのが面白い。
実験内容はエアガンを撃つことで、水圧の実験という点が興味深く、
朝永くんとのやりとりで実験をこなすお話が、楽しかったですね～。
のぞみ先輩の魅力も感じられて、ますます引き込まれます。
●アテナの初恋 （縞はるひ 先生）
アレス様は競馬に夢中。
仕事を終わらせずに競馬に行くアレス様ですが、そんな彼を引きとめようと、
出された条件に従うアテナ様・・・ ユニコーンをなだめる役目とは(^^;
ユニコーンって未経験な女性を好みますからね、納得といえば納得でしたけど、
ここでアレス様の意外な一面を見たアテナ様、大きな変化が起きると思いきや、
いつも通りのオチで笑！
【新人賞＠まんがタイムスペシャル】
・お絵かき忍法帖 （二角定規 先生）
くノ一さんの特技はお絵かき！？
【主な登場人物】
・風賀美絵 ： くノ一。 描いた絵が実体化する忍法を使いますが・・・
・花咲亜衣 ： 隣の席の少女。 せめてもの優しさをもつ。
描いた絵が実体化する「絵心の術」の使い手である美絵さんですが、
絵心がなくて壊滅的に下手な所が愉快です。
そんな絵の下手なくノ一さんを描く４コマ作品。
お隣の亜衣さんに頼られても術が不十分で、期待通りにいかなかったり、
そうした様子が面白味になっていますね。
それでも、亜衣さんは気づかいのできる優しさを持っていて、良いコンビ。
なかなか楽しい内容ですので、つづきを読んでみたいかも。