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五里霧中

★ マンガなどの感想 ★

◆ まんがライフ 感想

2018年03月30日 | ◆4コマ誌⑤ まんがライフ

2018年5月号

 

 表紙は、桜舞う中、笑顔でお団子、ミカちゃん!
 お団子はタローくんに食べさせてますが、何にせよ春めいております。
 他、ゲスト作品や短期集中連載作品など、色々!

 

 

 今月の「親族関係ひろがるで賞」は、『がーでん姉妹』

 

 今回、みんなでおじいちゃんの家へ・・・

 と言っても、ママさんの前の夫さんの父上にあたる方で、
 池子さんや三つ子さんと血縁関係にあるものの、カナリさんや蝶子さん・樹太くん
 とは血のつながりがない関係で、なかなか複雑ですね。

 しかし、それでもおじいちゃんは笑顔で、カナリちゃんに大学入学祝を渡したり、
 蝶子さんや樹太くんも「孫」として可愛がったりと、分け隔てない対応が大らかで、
 やさしく感じられるあたり、好印象でありました。

 また、前夫さんの奥さんと、ママさんも仲良しだったり、
 これだけ入り乱れながら平穏な大家族を形成しているのも、面白い所でしたね。

 

 

【コミックス4巻、発売中!】

●紡木さん家の場合 (碓井尻尾 先生)

  

 スーパー銭湯で大勝負!?

 銭湯の休憩所の卓球で、命がけの勝負をする父子が相変わらず(^^;
 ということで、スーパー銭湯に来た紡木家の面々と、菊池さんとアヤさん。

 アヤさんが誘ったとのことで、父子だけでは結ちゃんを連れてこれないため、
 ありがたいと述べる父上でしたが、当然、お風呂は男女別。
 結ちゃん・菊池さん・アヤさんで組むと、残ったのは父と子と・・・

 そんなわけで、争い始めてしまう2人が面白かった。
 まあ、父上が女湯に一緒に入りたいとか、寝言を言い出したことが原因でしたけど。

 その後、警備員さんに追われ、たどり着いたサウナにて、再び勝負!
 女湯のキャッキャウフフな雰囲気と、男湯の戦いな空気感のギャップが可笑しかった。

 そして、つやつやになる女性陣と、干乾びた男性陣の落差で笑!
 しかも風呂入ってないとか、何やってんだ父と子よ(´▽`;)
 そんなオチに大笑いしつつ、今後も楽しみです!

 

 

【ゲスト作品】

●みっちゃんとアルバート (森長あやみ 先生)

  

 クマみたいな宇宙人と女子大生の同居生活4コマ!

 「まんがライフオリジナル」にて連載中。 コミックス1巻は5月発売!
 女子大生の花室みつこさん(通称みっちゃん)は、色々あって宇宙人アルバートを
 ホームステイで受け入れて同居生活中。 そんな2人の日常が描かれます。

 今回は、健康志向に目覚めるアルバート。
 TVでトマトが健康にいいと聞けば、さっそく買いに行くも、売り切れ。
 それはともかく、お酒を買ってくるあたり、本末転倒さが愉快です。

 さらに、TVの影響は大きく、どこへ行っても売り切ればかり。
 それでも健康志向を貫こうと、野菜は有機栽培、アイスはバニラしか食べないとか
 言い出すものの、みつこさんにツッコミ入れられていて笑!

 有機栽培にせよ、バニラにせよ、そんな簡単なものではないと知って、
 ついにアルバートは断食にまで至るも、さすがに耐えきれず、しぼんでいたのは
 不気味だけども面白かった(´▽`;)

 などなど、健康に命を燃やしたアルバート。
 食事はバランスよくとりましょうという、みつこさんからの教訓を胸に刻みつつ・・・
 今後も楽しみです!

 

 

【コミックス43巻、発売中!】

●ぼのぼの (いがらしみきお 先生)

  

 「海も変わるんだよの巻 その1」。

 ぼの父が海を眺めているようですが、海に見える岩が小さくなっているとのこと。
 つまり、それは海の水位が上がって来ている証であるものの、そのことを
 ぼのに説明するため、土と石を使って実演していたのは愉快でした。

 そして、ぼのから「海が深くなって来たら、なにか困るの?」と聞かれ、
 地上が水没する可能性を示唆していて、確かにそうなったら困りますね。

 さらに海に潜って、かつての水位と現在の水位を比べると、確かに上がっていて
 急激な上昇もあり得そうな所が不安ですけど、ぼのは潮には満ち引きがあると述べ、
 あまり心配していないあたり、ノンキというか頼もしいというか・・・

 また、水位が上がった時のシミュレーションをおこなって、
 お腹より上に水が来たらダメだと、泣いてしまうぼのは可笑しかった(^^;

 などなど、海が変わり始めている予感が漂うお話でしたが、
 これがどのような変化をもたらすのか、程度もわからないので何とも言えませんが、
 これからの展開に注目しつつ・・・今後も楽しみです!

 

 

【その他】

 まんがライフWIN 『姫のためなら死ねる』は、道長殺人事件の真相が明らかに!
 仲の悪い伊周くんと、口紅の話題で盛り上がって、あんなことになるなんて・・・
 せっかく仲良くなったと思ったのに、後の確執はここから始まったんですね(違)

 

●スパロウズホテル (山東ユカ 先生)

 佐藤さんの恩師が・・・来る!?
 ということで、いつにも増して張り切っている佐藤さんがキレッキレ。
 主任に似ているとのことで、まさかの女性らしいですが、さて、どんな人なのか?
 と気になる今回でしたけど、張り切りまくる佐藤さんが面白く、みなぎってましたね。
 そして肝心の恩師さん、佐藤さんですら気配を察知できないほどとは(´▽`;)
 これは、とんでもない人が出てきたもので、今後の登場にも期待したくなります!

 

●四ツ谷姉妹は相容れない (瀬川あべる 先生) 

 似てないけれど、仲良し双子のお話が、短期集中連載!
 新聞部の図書委員(通称)さんから「好きなタイプ」を聞かれる2人。
 そんな図書さんは「泉のしもべ」とのことで、Sっ気ある泉さんがお好きらしい(^^;
 そして、遥さんの好きなタイプは「パパみたいなやさしい」人とのことで、ほのぼの。
 一方、泉さんは古典の松下先生のようなタイプが好みのようで、冴えないおじさんと
 図書さんは意外そうでしたが、温和でのどかな感じが、好感持てて納得ですね。

 

●お姉ちゃんが来た (安西理晃 先生) 

 2本立ての1本目は、一香さんの口が△じゃなくなって・・・
 以前のように、ゲームキャラをマネて別人になっているらしく、普通に姉っぽい(^^;

 そんな様子が面白くも、厳しいタイプで、さらにアクシデントが起きて、朋也くんが
 一香さんの下着を見てしまい、ビンタをくらってショックを受けていたのは、気の毒。
 でしたけど、ひょんなことから元に戻って、一件落着だったのはよかった。
 しかし、いつもの一香さんが下着を見られての反応が、さっきと違いすぎて笑!

 2本目は、藤咲さんのお悩み。
 ということで、胸の大きさ談義に盛り上がっていましたけど、村瀬さんはスポーツブラ
 だとか、今からちゃんとしたブラつけないと形が悪くなるとか、勉強になりますね(ぇ
 そして何より、マリナっち母に出会って受けたアドバイスが最強でありました(ォィ
 あと、マリナっちさんのあだ名に笑! 先輩ですよ(´▽`;)

 

●わくわくワーキング (おーはしるい 先生)

 智美さんがケガ!?
 「ちょっとしたDV」とか言ってますけど、付き合ってた男性に「ばちーん!」とか。
 とんでもない男だと、みおさんもお怒りですが、そこは智美さんですからね、
 「社会的制裁が下されるように手配した」と笑顔で語るあたり、さすがすぎます(^^;
 父上に似ていたことがスキになったようですけど、外見が好みなら内面が困った人でも
 好きになるか?という問題は、難しいと感じますね。 みおさんは大丈夫そうですが。

 

●アスクミ先生に聞いてみた (後藤羽矢子 先生)

 今回は、国語教師の宇津聖奈先生が相談者で、内容は「SNS探偵」に関するもの。
 SNSで何かツイートすると、知らない人から深読みで余計な指摘が飛んでくる現象。
 勝手な推測で、見当違いのツッコミを受けても困るだけですが、した方は得意気だったり。
 また、何かひどい目に遭った人に、落ち度があったのではと言ってくる「天罰信仰」。
 これも面倒くさいですよねえ・・・ 言ってる方はそれを当然と思ったりしてますし。
 それに、アスクミ先生の語る対応策も、世知辛さを感じてしまったりで、複雑でしたよ。

 

 

【新人4コマ杯 2月期月間賞】

・今村さんと今村さん (コナタエル 先生)

 

 ちょっとおかしな女子高生のコンビニ事情・・・?

 今村優亞さん(15)、コンビニで何かを買おうとしてますが、
 ウロウロするばかりで踏み出せず、もう1人の少女に呼びかけられて・・・

 と始まるお話で、どうも肉まんを買いたかったらしい優亞さんが、
 タイミングが悪かったり、色々と気にし過ぎて買えない様子が可笑しい内容。
 もう1人の少女がツッコミ役になって、そんな優亞さんのボケに付き合う形ですね。

 このもう1人の少女も「今村さん」なのでしょうか。
 まだよくわからない部分もあるので、まとめて読んでみたいものです。

 


◆ まんがライフ 感想

2018年03月05日 | ◆4コマ誌⑤ まんがライフ

2018年4月号

 

 表紙は、寝そべり撮影ミカちゃん!
 寝ているタローに乗りかかりつつ、サクラを背に乗せ、「はい、ぽーず」。
 早くも春の陽気を感じさせますね。

 

 

 今月の「他社4コマの宣伝してるで賞」は、『不適合者』より、市川和馬先生!

 

 渡辺伊織先生のエッセイまんがに、ゲストがご登場!

 芳文社「まんがタイム」で『見上げればいつも妹が。』連載中の市川和馬先生。
 ・・・なのですが、本誌は竹書房の4コマ誌。
 なのに、芳文社の4コマ誌の宣伝を堂々おこなえるとは、竹書房さん太っ腹!

 そんな今回の苦手克服は「恐怖心」ということで、お化け屋敷に挑戦。
 しかも日本最長らしく、なかなか本格的なのですが、それでも異様に怖がる
 渡辺先生の様子が、気の毒やら可笑しいやら(´▽`;) 市川先生は平気なのに。

 さらに、あまりの恐怖に情緒不安定になって、言動がおかしくなっていたのは笑!
 竹書房に対して「ビル壊されて喜んでんじゃねぇよ!!」と言い放ったのは立派でした(ぇ

 

 

【コミックス1巻、発売中!】

●ホラーハウスは内より裏が怖い (胡桃ちの 先生)

 

 怖すぎるお化け屋敷の店員は、みんな変わり者!?

 階段を降りると、そこには「カロン」とギリシャ語で書かれた看板を掲げたお店。
 昼間でも悲鳴が収まらないほど怖いお化け屋敷なのだとか・・・
 そこで、店員たちによって繰り広げられるドタバタ模様を描く4コマ作品です。

 今回は、由々さんが階段を下りている所、天井に目があることに驚き悲鳴!
 健さん曰く「邪眼」とのことですが、こんなのあったら確かに怖い(^^;
 ただでさえ怖がりの由々さんには、気の毒なことで。

 この「邪眼」、じつはプロジェクターで映し出されたもので、
 他にも様々な演出の映像があって、由々さん驚きっぱなし。

 頭が割れるとか、人面瘡とか、百目とか・・・
 多種多様なホラー要素で、お客を驚かせていたのは面白かったですね。
 あと、浮気現場とか別の意味で恐ろしい。

 まあ、由々さんは受付なので、これでも序の口という所が、さすがカロン。
 ヨウくんもショーコさんもシロさんも、それぞれ頑張っているようで・・・

 などなど、ホラーハウスを舞台に、怖がりなのに受付やってる由々さんを軸に、
 個性的過ぎる店員たちが、お客様(由々さん中心な気もするけど)を驚かせることに
 心血を注ぐ物語。 コミックス1巻が発売中ということで、今後も楽しみです!

 

 

【ゲスト作品】

●せ~しゅんのヒカリ! (あづま笙子 先生)

  

 初恋のあの人に会いに行く!

 【主な登場人物】
 ・島谷ひかり : 中学1年生。 小1の頃に恋した男性に会いに行きますが・・・
 ・川渕影太  : ひとり暮らしの大学生。 ひかりさんの想い人ですが・・・

 小学1年生の時、中学生だった影太くんに恋したひかりさん。
 子供過ぎて、恋愛の相手にしてもらえなかったため、中学生になった今こそ
 彼を振り向かせるため、会いに行くことになりますが・・・

 と始まるお話。
 かつて、優しい笑顔の男子だった影太くん、今ではどうなっているのかと、
 期待に胸を膨らませるひかりさんでしたが、久々に会った彼は無精ひげのおじさん。

 どうにも覇気がなく、髪は伸びてぼさぼさ、部屋を見られたくないようで、怪しい。
 のですが、ひかりさんはそこまで気にしてなくて、むしろ恋人の存在を勘ぐって、
 グイグイと押して行っていたのは、愉快でありました。

 どうも、影太くんは引きこもりになっているらしいことは察せられるのですが、
 ひかりさんはよくわかってなくて、彼の笑顔を見て、今でもやっぱり好きだと
 嬉しそうに確認していたのは、微笑ましかったですね。

 などなど、初恋のお兄さんとの久しぶりの再会。
 影太くんの現在の生活と、ひかりさんの恋の行方が気になりますので、つづき期待です!

 

 

【その他】

 まんがライフWIN 『姫のためなら死ねる』は、藤原道長・暗殺事件!?
 道長様が倒れている現場に遭遇した紫式部、そこへ駆けつける清少納言とその他(雑)。
 式部の推薦で清少納言が探偵役となる流れが面白かった! そして気になる引きですね。

  

●スパロウズホテル (山東ユカ 先生)

 塩川兄と犬猿の仲だった市見さんでしたが・・・?
 今回、ワックスかけた床で転びそうになった所を兄に救われ、何やらおかしなことに。
 塩川兄を「ステキ」と思ってしまったものの、まだ表情は苦々しいのが愉快(^^;

 御園くんまでが勝機を疑うほどの変わりっぷりが面白く、また不穏でしたねえ。
 まあ、結局は気の迷いだと自覚したようですが、それでも何か変わったかも?
 と思えた点は、今後の動きに期待でしょうか。 臼田さんとシュラバになる・・・?

 

●お姉ちゃんが来た (安西理晃 先生) 

 今回、2本立ての1本目は、朋也くんと村瀬さんのデート!?
 ソワソワしながら待ちあわせ場所で落ち合う朋也くん、その後を尾行する一香さん。
 藤咲さんを呼んで、なぜ2人がデートしているのか問いただしますが、むしろ混乱。
 藤咲さんも、2人の様子を見て「急にさびしくなって」と体を震わせていたのが印象的。
 これは、朋也くんへの感情なのか、はたまた村瀬さんへの友情関連なのか、気になります。

 2本目は、デートの顛末。
 朋也くんは村瀬さんに、ホワイトデーの相談にのってもらっていただけでしたけど、
 それを知って一安心の一香さんと藤咲さん・・・だったものの、ここで孝喜くんに遭遇。
 彼の口から、朋也くんの“秘密”について、とんでもない暴露がされていたのは衝撃でした。
 一香さんと藤咲さんに挟まれて大ピンチの朋也くんでしたが、そこに救いの神が現れて
 助かっていたのはよかった・・・正直、どうやって回避するか、予想できなかったので。

 

●アスクミ先生に聞いてみた (後藤羽矢子 先生)

 今回の相談者は、2年C組の馬頭理多さん・・・「ばずりた」ってスゴイ名前。
 なんでも、ツイッターで漫画をバズらせて、書籍化をねらっているらしく、
 どうやってバズらせるのかを相談してましたが、アスクミ先生が真面目に分析・解説
 していた内容は興味深かった。 社会派ネタを、マイルドかつ効果的に印象付ける方法。
 でも、「現代人は忙しいですから、ストーリーなんて入れても読んでもらえません」と
 語る馬頭さんの言葉には、ある程度納得してしまうんですよね・・・ちと寂しい。

 

●キャバはじめました (忍田鳩子 先生) 

 今回、益子さんの秘書・岩倉さんがご来店! メガネのデキる女性といった感じ。
 社長のキャバクラ遊びを警戒して、誰が社長をたぶらかしているか突き止めようと、
 キャバ嬢の皆さんを観察する様子が、面白かったですね。 目が怖かった(´▽`;)
 でも、益子さんがひとみさんに向けた表情で気付き、彼女と話をすることによって、
 警戒心を解く流れが、良い感じでありました。 表情もやわらかくなりましたし。

 

●白衣さんとロボ (柴 先生)

 小白衣さん登場!?
 ロボさんが保育園で披露する予定の腹話術に、白衣さんモデルの人形=小白衣さんを
 使うことになりますが、白衣さんから声にダメ出しされていて笑! 仕方ないでしょ。
 ところが、その不満点を改造することで、ロボの意思とは無関係に動くようになり、
 小白衣さんがロボと仲良く会話しているのを、ヤキモチ妬いてる風な白衣さんがよかった。
 でも、まさかの叛逆から、その解決までの流れが面白く、オチも愉快でしたね(^^;

 

 

【新人4コマ杯 1月期月間賞】

・キュートな魚屋さんかもね? (ゲロトラックス 先生)

 

 ちょっとおかしな魚屋の娘さん。

 【主な登場人物】
 ・河合かもね  : 魚屋の娘さん。 ちょっと変わった子。
 ・かしこ    : かもねさんのクラスメイト。 ツッコミぽいけど、ボケっぽくも。

 魚屋を舞台に、かもねさんを中心とした面白おかしな日常が描かれる4コマ作品。
 テンポ良い4コマが味になっていて、風変わりな登場人物たちのやりとりに、
 面白味がありますね。

 生産者の顔写真をめくると、販売者の顔写真や、その先もあったりするのが愉快。
 また、友人のかしこさんも、マトモな人かと思いきや、どこか変だったりするのも
 楽しい所でありました。 なので、つづきに期待です!

 


◆ まんがライフ 感想

2018年01月29日 | ◆4コマ誌⑤ まんがライフ

2018年3月号

 

 表紙は、バレンタインで冬の装いミカちゃん!
 チョコを抱えて微笑む表情が可愛らしく、タローとさくらも笑顔で満点。
 他、ゲスト作品や結ちゃんも!

 

 

 今月の「ネガいい人とは・・・で賞」は、『アスクミ先生に聞いてみた』

 

 今回の相談者は、2-Dの宇座見タエさん。

 相談内容は、友人・北野さんのことで、彼女はとてもイイ人なのに、
 なぜかうざったく感じてしまうというタエさん。

 イイ人なのに、どこか違和感を覚えてしまう。
 そんな自分の性格が悪いのかと悩むタエさんだったものの、
 アスクミ先生が話を聞いているうちに、理由が判明していたのは面白かった。

 北野さんは人当りが良く、タエさんの間違いを指摘したり、ミスには寛容だったり、
 タエさんの好みに合わせたりしてくれるのですが、どこか恩着せがましい雰囲気で、
 これは確かに居心地が悪くなるのも納得です。

 アスクミ先生曰く「ネガいい人」というのは、周囲からはイイ人に見えるけど、
 そばにいる人間には「自分がいないとダメでしょ?」のような圧力を感じさせ、
 ある種の依存を強制するタイプといった印象でした。

 「友達の面倒をみる自分に酔って、だんだん過干渉に」
 実は、アスクミ先生もそのタイプだったらしく、そのことを自覚できたのが、
 過干渉にした友人のおかげだったというのは、なかなか良い話でありました。

 といった感じに、「ネガいい人」が興味深かった今回。
 確かに、こうした人もいるでしょうが、どのように関係を築いてゆくかは
 付き合い方次第ですからね・・・ アスクミ先生のようにできれば幸いかも。

 

 

【ゲスト作品】

●四ツ谷姉妹は相容れない (瀬川あべる 先生)

  

 双子なのに正反対な2人。

 【主な登場人物】
 ・四ツ谷泉 : 才色兼備のメガネ姉。 結構ちゃっかり者。
 ・四ツ谷遥 : 自由奔放なギャル妹。 意外と純情マジメ。

 見た目は正反対、中身も正反対(?)な双子の姉妹・泉さんと遥さん。
 そんな2人のやりとりが面白おかしな4コマ作品です。

 男はとっかえひっかえと見栄を張りつつ、実は交際経験なしな遥さんと、
 おとなしめな雰囲気ながら、「男はこういう方が食いつきがいい」と豪語する泉さん。
 外見も内面も、それぞれ異なる個性が面白味になっていますね。

 また、遥さんに想い人ができると力になろうとする泉さん。
 やや暴走気味な感もありますが、妹想いであることは間違いない所が良いですね。
 遥さんは遥さんで純情すぎて、挨拶すらしり込みするのが可愛らしい。

 まあ、想い人くんには恋人がいただけでなく、それ以上に問題あったようですが(^^;
 などなど、正反対な双子が可愛く楽しい本作品。 ぜひとも、つづきを~!

 

 

●一発入魂!ふぁいとくん (モギ野ばこ 先生)

  

 名前の割に頑張らない少年のお話。

 【主な登場人物】
 ・生田戦人 : 戦人と書いて「ふぁいと」。 お絵かきが好きな引きこもり12歳。
 ・放間メイ : 戦人くんの幼馴染な少女。 貴重なツッコミ係。

 新人4コマ杯、10月期月間賞の作品ですね
 やたらと元気な少年・ふぁいとくんですが、何を頑張るかって、引きこもり(^^;
 何にもしたくないと1人で思索の中にいる姿が、無気力すぎて面白い。

 そんな彼の日常を描く4コマ作品。
 自分の描いた絵をネットで批判されるや、バット持って外へ飛び出す危険人物っぷり。
 とにかく破天荒なふぁいとくんの様子が、面白おかしな内容になっています。

 幼馴染のメイさんは、多少心配したり、励ましたりしているようですが、
 ふぁいとくんのウザさにはうんざりしていて、意外と冷淡な所も良いですね。

 などなど、問題児・ふぁいとくんが愉快・・・なのですが、
 月間賞とった時の内容とは若干異なっているようで、興味深かったりも。

 メイさんの名字「放間」は、以前は友人である男子の名字でしたし、
 ウリをしていた小学女子・白木さんもいないようで、このあたりは改変された?

 ゆえに、マイルドになったかなとも思いますけど、作風としてはそのままなので、
 この面白さをもっと堪能するためにも、つづき期待です!

 

 

●中距離恋愛 (黒丸恭介 先生)

  

 2人の距離は近いようで遠く、遠いようで近い・・・?

 【主な登場人物】
 ・葉山佑香 : 大学を卒業して社会人になる女性。 大健くんのことが好き。
 ・我妻大健 : 大学の研究者。 研究に没頭すると周りが見えなくなるタイプ。

 大学の研究室の同窓会があるため、久しぶりに大健くんに会えると喜ぶ佑香さん。
 けれど、大健くんは考え事をすると集中し過ぎて周りが見えないため、
 佑香さんが来ても、そっけない態度で・・・

 といった感じに、2人の関係が気になる内容の4コマ作品です。
 佑香さんの方は大健くんに一途で、彼が目を輝かせて研究の話をするのが好きだと、
 しみじみ考えているのが微笑ましいですね。

 また、彼女に言われた一言が気になるのか、研究に集中できなくなる大健くん。
 決して一方通行でもなさそうな所に、期待感のある内容になっていました。
 そんなわけで、2人の今後が気になりますので、つづき期待です!

 

 

【その他】

 まんがライフWIN 『姫のためなら死ねる』は、彰子様、風邪をひくの巻。
 寝込んだ彼女が望んだのは“大きい人”で、紫式部がないがしろにされて気の毒(^^;
 そして、ようやく(何回ぶりだ?)清少納言も“帰って”来て、いろいろ楽しかった!

 

●お姉ちゃんが来た (安西理晃 先生)

 バレンタインということで、藤咲さんから友チョコもらえると期待する朋也くん。
 そんな中、一香さんはため息をついていて、いつもと違う感じでしたが、
 朋也くんがモテるのでは?と心配していたのは、愉快でしたね(^^;
 そして実際、学校で差出人不明のチョコが机にあったから、ひと騒動で面白い。
 朋也くんが喜んでいたのも良かったし、その喜びに水をさせない一香さんも楽しかった!

 

●スパロウズホテル (山東ユカ 先生) 

 バレンタインデー近し・・・ということで、何やら臼田さんが・・・?
 塩川兄に手作りチョコを贈りたいと、主任に相談に来ていますけど、主任は困惑。
 それでも相談に乗るあたり、彼女の人柄が感じられてよかったですね。
 臼田さんの女子力に圧倒されつつも、きちんと答えてゆく主任が爽やか良い人。
 とはいえ、それで「今月のご相談パワー」が尽きていたのは笑!

 

●眠り姫と起こさない王子 (渋谷一月 先生)

 魔女の呪いが発動! そのターゲットはミント王子・・・?
 見知らぬ街に迷い込んだラベンダー姫とアルカネット姫、スカルさんもいるけど、
 彼を知らないアルカネット姫に「ミント王子の影武者」と名乗っていたのは納得です。
 そして、アルカネット姫が呪いの正体を見抜き、ミント王子を救おうとしますが、
 ミント王子の望む世界が素朴なものだったことは、彼の内面を知れて面白かったかも。
 また、意外と魔女がイタズラ好きのいい性格しているのも愉快でした。

 

●わくわくワーキング (おーはしるい 先生) 

 祝・連載200回! そんな今回、バレンタインですが・・・
 高沢くんが気になるチョコは、超激辛ラーメンを食べきると出てくるチョコレートケーキ。
 そこで、中野くんも加えて挑戦することに・・・なんて話でしたけど、高沢くんのために
 けなげに超激辛に挑むみおさんが微笑ましかったですね。 見通しは甘かったですが(^^;
 そして、やはり頼りになる中野くんですけど、彼もまた、けなげなのですよねえ・・・

 

●白衣さんとロボ (柴 先生)

 ロボさんの占い好きに付き合う白衣さんですが、彼女は占いなど信じない・・・?
 手相はただの手のしわだと取り合わず、豆まきにも否定的・・・と思いきや、
 気分転換ということで、ロボさん相手に豆をぶつけていたのは愉快でした。
 また、占いに興味ないと言いつつ、13星座占いの蛇使い座をカッコイイと思っていたり、
 ロボからのラッキーカラーに気を遣ったプレゼントに、まんざらでもなさげだったり、
 白衣さんとロボさんの占い模様が楽しかったですね。

 

 

【新人4コマ杯 12月期月間賞】

・特技はイオ〇ズンです! (ひめき 先生)

 

 イオ〇ズンを使える女性と、彼女に振り回され気味な青年。

 【主な登場人物】
 ・布津乙子 : ごく普通の男性。 面接でイオ〇ズンの使い手に会う。
 ・堂本久子 : イオ〇ズンを使える女性。 面接でぶっ放す。

 イオ〇ズンとは、爆裂によって相手にダメージを与える呪文のこと。
 それを使えてしまう久子さんは、面接で使って見てくださいと言われ、
 ぶっ放してしまうから面白い。

 そんな彼女と布津くんとのやりとりが、面白おかしな4コマ作品になっています。
 イオ〇ズン以外は、普通の女性と思いきや、重い過去を背負っている久子さんは、
 まるで勇者な所も愉快ですね。

 しかし、選評に書かれていた「呪文は引用の範囲を超えてしまうので使用できません」
 には大笑いでした゚(*゚´∀`゚)゚ そりゃそーだ! ドラクエの呪文ですからねえ。
 とはいえ、この発想は良いものですし、つづきに期待したい所です!

 


◆ まんがライフ 感想

2017年12月24日 | ◆4コマ誌⑤ まんがライフ

2018年2月号

 

 表紙は、早くもお正月ムードなミカちゃんたち!
 「謹賀新年」の言葉が、来る年の気配を濃くしますね~。
 他、ゲスト作品や、みおさんの獅子舞なども!

 

 

 今月の「ごもっともで賞」は、『キャバはじめました』

 

 今回、会社の忘年会幹事になったひとみさん。

 しかし、社員一同の希望を聞いていると、全くまとまらないため困っている様子。
 あちらを立てればこちらが立たず、といった状況で、さすがのひとみさんも憔悴中。

 そこで、アゲハさんが助言をしているのですが、この内容が誠にごもっとも!
 おかげで、ひとみさんも大助かりだったのは、痛快で楽しかったですね~。
 社長も賛同する「真理」は、間違いなく人間社会で役立つものです。

 

 

【12月27日、コミックス10巻、発売!】

●わくわくワーキング (おーはしるい 先生)

  

 年末年始のみおさんは・・・

 年末は大忙し、お正月は実家でのんびり。
 といった感じのみおさんでしたけど、忙しさの反動なのか、のんびりしながら
 おモチをたくさん食べてしまい、結果、スカートがきつくなってます(婉曲表現)。

 つまり太ったわけで、ともみさんや佐々木さんにストレートに指摘されて困惑。
 高沢くんにもそう思われているのでは? と気にしている所は可愛らしいですね。

 中野くんは気付かなかったと述べていて、フォローが見事です。
 けれどみおさんが、中野くんは普段からそんなに見てないから、と言った所、
 「見てない」に反応した彼が、別方向から「見てるぞ」と遠まわしに指摘していて笑!

 そして、まだまだ大量にもらってきたモチが残っていて、みおさん大ピンチ。
 でしたけど、そこでともみさんが、助け舟を出していたのは面白い。
 友が太り続けるのを見るのは、本意でないようで(^^;

 などなど、お正月太りで困ったみおさんでしたけど、最後は皆で楽しい雰囲気に。
 何だかんだで、おモチは美味しく食べることが大事ですね・・・
 なんて感じつつ、今後も楽しみです!

 

 

【ゲスト作品】

●夜のメイドさん (あづま笙子 先生)

  

 なぜか夜中に現れたメイドさんは・・・?

 【主な登場人物】
 ・一條奈月  : 14歳の少年。 突然現れたメイドさんに困惑。
 ・小夜子   : 夜中に現れたメイドさん。 実は・・・
 ・五十嵐弥宵 : 一條家に下宿している高校生のおねえさん。

 夜中に勉強中、うたた寝しそうになった奈月くんに、声をかけて来たメイドさん。
 見知らぬ女性の出現に困惑する奈月くんでしたが、メイドさんの方も気づかれて
 驚いているのが、奇妙に可笑しい。

 本来、姿が見えないはずの小夜子さん。
 というのも、彼女は幽霊とのことで、浮いたりできる様子。
 生前はメイドだったとのことで、納得です。

 そんな幽霊メイドさんと、少年とのやりとりが面白おかしい4コマ作品。
 さらに、下宿人である弥宵さんも、やさしく不器用なおねえさんといった感じで、
 年上可愛い雰囲気が良いですね。

 夜中にだけ出て来れて、奈月くんにしか見えない小夜子さん。
 彼女との交流がどう描かれてゆくのか・・・ つづきに期待したい所です!

 

 

【その他】

 まんがライフWIN 『姫のためなら死ねる』は、再び太った清少納言。
 まん丸な彼女は、彰子様にモテモテだし、定子様も面白がるし・・・
 でしたけど、紅式部はやせさせたい。 結局は正月待ちな所が愉快でした。

 

●スパロウズホテル (山東ユカ 先生)

 美園くんの存在感は・・・
 カゼをひいてしまった美園くん、おかげで主任さんが大変なことに!?
 佐藤さんにせよ、尾根賀さんにせよ、個性派すぎて会話すらままならない(^^;
 そうした様子が可笑しかったのですが、ツッコミも足らないということから、
 美園くんの不在で、むしろ彼の存在感を感じる主任が面白かったですね。

 

●お姉ちゃんが来た (安西理晃 先生) 

 コミックス10巻、発売中! そんな今回、初詣へ行く途中・・・
 朋也くんが公園で落ち込んでいる孝喜くんを見つけて、声をかけています。
 ルリルリさんのマグカップを割ってしまい、咄嗟に妙な嘘をついてしまった彼。
 「自分のしたことで悲しい顔をされるのつらい」と述べる朋也くんの言葉や、
 謝ることで受け入れざるを得なくなる話などは、納得しきりの内容でしたね。

 

●アスクミ先生に聞いてみた (後藤羽矢子 先生)

 今回の相談者は、年上カレシのいる2-Aの白井キナリさんですが・・・
 相談内容は、なぜ大人になるまで性交渉をしてはいけないのか?というもの。
 さすがのアスクミ先生も困っていますが、心の成熟や知識が大事と答えていて、
 ごもっともと思いきや、反論されてるし(´▽`;) まあ、大事は大事ですけどね。
 心や知識も当然ですけど、何より社会性の問題だと思いますね。
 つまり、性交渉で生じるリスクを引き受ける覚悟と経済力・・・でしょうか。

 

●エッセイまんが不適合者 (渡辺伊織 先生) 

 今回は、グルメまんがに!?
 唐突にグルメエッセイ風に始まりましたけど、大してレポートできてない(^^;
 渡辺先生は食への関心が低いらしく、要するに苦手分野であるとつなげていて愉快。
 それにしても、お客の地元を「汚い街」と言い放つシェフさん、酷くないですか?

 ツンデレ地元愛を発揮する渡辺先生には笑いました! トナカイ料理も面白かった。

 

●がーでん姉妹 (竹本泉 先生)

 カナリさんは期末試験・・・
 学校では、まんが読んだと友達に言われたり、プロのまんが家と認識されてます。
 なので、大学受験しなくてもいいと思われていて、カナリさんまでその気に(^^;
 でしたけど、編集さんは「まんが家はヤクザな商売」だから進学を勧めていて笑!
 そして家族での初詣にて、池子さんとのやりとりをネタにするプロ意識が頼もしい。

 

 

【新人4コマ杯 11月期月間賞】

・気になるあの子は鬼子ちゃん! (茶々 先生)

 

 鬼の子との日常。

 【主な登場人物】
 ・鬼ヶ島鬼子 : 種族=鬼の少女。 袖余りなスタイルが可愛い。
 ・桃山桃華  : 鬼子さん大好きメガネさん・・・ですが、愛が深すぎ?

 桃華さんは鬼の鬼子さんが大好き。
 仲良く交流する2人の様子が楽しい4コマ作品。

 鬼ゆえに怪力な鬼子さんですが、挙動が可愛らしくて愛嬌ありますね。
 無垢な鬼子さんに構う桃華さんも面白く、2人楽しいコンビになっています。

 絵柄もスッキリしていて魅力ありますし、2人のやりとりも軽快で読みやすい。
 これは、ぜひともつづきに期待ですね!

 


◆ まんがライフ 感想

2017年11月22日 | ◆4コマ誌⑤ まんがライフ

2018年1月号

 

 表紙は、サンタなミカちゃん!
 さくらもサンタで、タローくんはトナカイと、クリスマスムードです。
 他、コミックス発売間近の作品や、ゲスト作品なども!

 

 

 今月の「未来を描くで賞」は、『ななこまっしぐら!』より、汐路さん!

 

 もうすぐメリークリスマス!

 そんな今回、汐路さんが何やら悩んでいる様子。
 年末の気配を感じつつ、それでも「この空気に飲まれてはいけない」
 「現実ではなく、未来を描かねば」と、考えているのが深刻そう。

 なぜ、未来を描かねばならないのか?
 何かしら高尚な理由があるに違いない、と思っていたら、
 「2か月後」「バレンタインデー」を描かねばと言い出して、笑!

 イラストレーターさんですから、季節を先取りしなくてはならないと(^^;
 これには、なるほどな~でしたね。

 本誌の表紙なども、そんな感じでしょうから、毎回描く作家先生は
 大変だよな~と感じつつ・・・ お疲れ様であります!

 

 

【クリスマス・シーズンゲスト!】

●眠らないイヴ (魔夜峰央 先生)

  

 トイレの女神様がご乱心!?

 何やら元気がないトイレの女神様に、イヴくんが会いに行きますが、
 元気のない原因は、もうすぐ神様を失業しそうだから、と言うので気になります。

 どうも、未来の世界で自動式移動便器なるものが発明されるらしく、
 そのため個室としてのトイレがなくなり、トイレという概念が消え去るのだとか。

 それを危惧した女神様、自動式移動便器の開発者を殺すなどと息巻き、
 イヴくんを困惑させますが・・・

 なんてお話でしたけど、トイレという概念がなくなるなんて内容には、
 なかなか興味深いものが感じられましたね。

 はたして、女神様は今は子供の開発者を殺してしまうのか?
 と気になる展開となりましたけど、最後は奇妙なハッピーエンドを迎えて、
 何とも楽しいお話となっていました。

 まあ、女神さまが女性だからどうこうというわけでもないでしょうが、
 それでも消え去る運命の流れの中、自分の収まりたい場所に収まれたのは、
 よかったのではないでしょうか・・・

 なんて感じつつ、今年もシーズンゲストをまったり堪能。
 また来年のクリスマスも、よき物語をと期待です!

  

 

【12月16日、コミックス10巻・発売!】

●お姉ちゃんが来た (安西理晃 先生)

  

 ハッピークリスマス!

 2本立ての1本目は、父親不在のクリスマスに、一香さんが大張り切り!
 一香さん、ルリルリさん、マリナっちさん、藤咲さん、村瀬さんが、
 サンタコスでお祝いしています。

 ・・・って朋也くん、恵まれ過ぎじゃありません!?
 サンタコスの5人が素晴らしくて眼福だし、1人だけで祝われてるし(^^;

 藤咲さんなどは迷惑だと言っていますが、何だかんだで誘われて嬉しかったらしく、
 サンドイッチまで持参してきていたのが微笑ましいというか、何と言うか。

 そんな大勢の女性陣に囲まれた朋也くんが、クリスマスを堪能する様子が楽しかった。
 でも、ハーレム状態ってやつじゃないの、これ!?

 
 2本目は、クリスマス準備の舞台裏。

 父上が仕事でクリスマスに遅くなるというので、ちょっぴり残念そうな朋也くん。
 そんな彼を見て何かを考え付いた一香さんが、ルリルリさんとマリナっちさん、
 さらに藤咲さんたちも引き込んで、サンタ衣装を作ることに・・・

 という風に、1本目の話に至る過程が描かれたわけですが、
 みんなで楽しくすごす雰囲気が作られてゆく所に、あったかいものを感じましたね。

 そして、1本目の冒頭につながるラストが、約束されたクリスマスを示していて、
 とても素敵でありました。

 などなど、父不在のクリスマスも、一香さんたちのおかげでにぎやかだった朋也くん。
 彼って、かなりの幸せ者ですよね~なんて感じつつ・・・今後も楽しみです!

 

 

【11月27日、コミックス8巻・発売!】

●だめっこどうぶつ (桑田乃梨子 先生)

  

 寂しいクリスマス・・・と思いきや?

 クリスマス、ちー子ちゃんと過ごすのは、すごく難しいと学習したうる野くん。
 いわゆる「すっぱい葡萄理論」だと、ゆに彦さんに言われていますが、
 なるほど確かに、負け惜しみってやつですね(^^;

 そのあたりを、ゆに彦さんに理詰めで諭されて、泣き出すうる野くん可愛い。
 そして、ふに彦さんやうさ原とすごすことになりますが・・・

 なんてお話でしたけど、地域の人気者=うさ原と、不人気者=うる野くんの違いが
 切なすぎて、さすがにうる野くんが気の毒だったかも。

 「人の幸せ、いちいち呪うのもめんどくさいだろ」というゆに彦さんの指摘は
 まったくごもっともですが、うる野くんは感情に素直すぎて、止まれなさそう。
 まあ、それでこそ、うる野くんなのですけどね。

 でも、ぺが之助さんも加えて、何だかんだでメリークリスマス。
 うる野くんも楽しそうでよかったよかった・・・と思いきやなラストに笑!

 最後まで、うる野くんはうる野くんだったと感じさせられるクリスマスでありました。
 そんなこんなでありますが、コミックス8巻も11月27日発売とのことで・・・
 今後も楽しみです!

 

 

【ゲスト作品】

●瀬良ちゃんは今日もピンチ (小宮山拓士 先生)

  

 何かとピンチに陥りがちな少女のお話。

 新人4コマ杯、9月期月間賞受賞作ですね
 北の森学園の2年生・一ノ瀬瀬良さんは、いきなり寝坊で遅刻のピンチ。
 さらには、ドアノブまで壊れてしまい・・・

 と、朝からピンチの連続に見舞われる瀬良さんの様子が、深刻ながらも可笑しく、
 彼女の慌てる姿に面白味のある4コマ作品になっています。

 閉じ込められた瀬良さんは、窓から飛び降りようとしたり、
 その練習をしたりと、行動が危うくも愉快で、そこからもピンチに陥るなど、
 もはや不幸の連鎖が止められない所は、少し気の毒にも感じられたかもですね(^^;

 などなど、まるで独り芝居をしているかのような瀬良さんが、面白おかしい本作品。
 キャラクターに魅力ありますので、つづきに期待です!

 

 

●めいかのメカニズム (城綾音 先生)

  

 クラスメイトはロボット!?

 【主な登場人物】
 ・人見真太  : ごく普通の高校生。 ある日、めいかさんの秘密を知ってしまう。
 ・霧咲めいか : 真太くんのクラスメイト。 とんでもない秘密を抱える。

 まんがライフWINにて連載中
 ある日、クラスメイトのめいかさんとぶつかってしまった真太くん。
 そこで彼女が、ロボットであることを知ってしまい・・・

 と始まるお話。
 ぶつかったせいで機能がポンコツ化してしまっためいかさんを、ロボだとバレないよう
 彼女をつくった博士に頼まれ(脅され)、サポートすることになった真太くん。

 めいかさんのクールなポンコツぶりと、真太くんの隠ぺいに勤しむ奮闘ぶりが、
 ボケとツッコミ風に、面白おかしく繰り広げられる4コマ作品になっています。

 今回は、少し言い合いになる2人でしたけど、ヒートアップするのは真太くんだけで、
 めいかさんはクールにスルーするあたり、なかなか愉快なやりとりでありました。
 まんがライフWINにて連載中の本作品、注目です!

 

 

【その他】

 まんがライフWIN 『姫のためなら死ねる』は、母の心子知らず。
 彰子様がお召し物を自分で選びたいと思っても、母は別のを勧めてくる。
 そんな中、定子様とのやりとりで気付く母心なんて内容が良いですね・・・
 ぷっくり清少納言も可愛かったぞい(ぇ

 

●スパロウズホテル (山東ユカ 先生)

 スパロウズホテルも、メリークリスマス!
 クリスマスを呪う人たちも加わってのプレゼント交換会が盛り上がります。

 御園くんの用意した物が彼らしい普通さで、酒井様に当たっていたのが愉快。
 酒井様も、塩川兄も、良い物を持ってきていてさすがでしたが、臼田さんのは
 何と言うか、ステキなはずなのに「重い」所が面白かったですね。

 

●ファーストクラスニートましろ (えきあ 先生) 

 銀崎さんとデートな豆田くん!?
 と思ったら、単にましろさんの世話を任されただけで笑!
 しかも屋外、カラオケという所が、もはや嵐の前触れにしか思えません(^^;
 とはいえ、何だかんだで楽しむ2人が面白かった・・・ものの、ましろさんの
 ワガママで、やっぱりとんでもないことになっていたのが可笑しかった!
 銀崎さんいないと収拾つかないですね。

 

●大神先生は鼻がキく (佐野妙 先生)

 猫に嫌われる大神先生・・・?
 学園内に猫が迷い込んできたとのことで、探す先生でしたけど、
 なぜか嫌われているようで、威嚇されたり逃げられたり。
 でも有村さんのおかげで、なぜ嫌われているか判明していたのは面白かった。
 それに、柴くんにライバルが存在したことがわかったことも(^^;

 

●わくわくワーキング (おーはしるい 先生) 

 コミックス10巻は、12月発売! そんな今回、ともみジェラシー。
 アイドルのコンサートに、御局さんと一緒に行くみおさんに、不満なともみさん。
 珍しく顔に出てると、中野くんに指摘されるほどで、そんな様子が興味深かったり。
 また、御局さんが高沢くんをアイドル的に眺めているとわかったのも面白い所でした。
 そして、イヤミなともみさんの心を【さらりと】溶かすみおさん、さすがです。

 

●キャバはじめました (忍田鳩子 先生)

 クリスマスイヴに、ひとみさんを誘いたい男2人がせめぎ合い・・・
 と思いきや、ひとみさんが当日に人に会うと言い出して、心穏やかならず。
 当日、彼女の待ち合わせ場所を探し出す益子さん&轟くんの執念に笑いつつ、
 2人のバカっぷりが楽しかったのですが、ひとみさんが会おうとしていた人、
 そしてその顛末には、切ないものを感じてしまいましたね。
 

 

 

【新人4コマ杯 10月期月間賞】

・一発入魂!ふぁいとくん (モギ野ばこ 先生)

 

 引きこもりの少年と、その他の人々。

 【主な登場人物】
 ・生田戦人 : 12歳の引きこもり。 引きこもりにレッツファイト!
 ・放間   : ふぁいとくんを学校へ誘う男子。 比較的常識人。
 ・白木   : 絵の上手い少女。 ウリをやってたこともある(ぇ

 やたらと元気に引きこもるふぁいとくん。
 その明るさと行動のギャップが、シュールに可笑しい作品です。

 また、友人の放間くんはともかく、白木さんがもはや狂気レベルで、
 大丈夫かこいつと思わせるネタを繰り出してくるのは、好き嫌い分かれそう。
 「小学生の時はおじさんに体売ってた」とか、ファミリー誌で平気なの!?

 そのあたり、選評でも指摘されていましたが、逆にそこが魅力でもあるので、
 うまいことバランスとれると面白いかもしれませんね。