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五里霧中

★ マンガなどの感想 ★

◆ ポヨポヨ観察日記 増刊号

2011年06月12日 | ◆4コマ誌⑩ 不定期購読誌

まんがライフセレクション

 2011年7月増刊号

 Poyopoyo_zoukan_2011_07

 樹るう先生による4コマ漫画『ポヨポヨ観察日記』の増刊号。

 雑誌掲載分の再録、お蔵出し作品、描き下ろし、ポヨ情報、そしてスペシャルゲスト作品と、

 盛りだくさんに楽しめる1冊になっています!

 

 

●ポヨポヨ観察日記 (樹るう 先生)

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 世にも珍しき丸猫ポヨ。

 ポヨの“ママ”萌さんをはじめとする佐藤家の人々とすごす日々や、

 その猫生活をコミカルにパワフルに、また愛らしく漢気たっぷり?に描く4コマ漫画です!

 

 いやもー、楽しい楽しい!

 樹るう先生による「思わず踊りだしたくなってしまう」ほど楽しい作風が、

 リズミカルにワンダフルに4コマ空間を彩るこのすばらしさ!!

 「まんがライフ」掲載分は毎月読んでいるのですけども、も1度読んでもやっぱり楽しい。

 「まんがライフMOMO」掲載分はたまにしか読まないから、初見の話もあってさらに楽しい。

 小ポヨたちも登場して、愛らしさ度数が急上昇!

 

 はじめの話は未読だったため、あの萌さんの「告白」以降どーなったかが読めて大満足。

 「けっこんフラグ」の表現に笑った笑った゜(*゜´∀`゜)゜

 小ポヨたちも可愛いし、ほかにも仮装パーティ、佐藤家のオヤジたち、男女逆転などなど、

 面白さ満載すぎてたまりませぬ! 早く10巻出してくださいですよ、もー!!

 そんな気分になってしまうくらい楽しかったです!

 

 

 

●ウチのコの話・聞いて聞いて

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 「我が家のペット」をテーマに投稿された話をもとに、樹先生が描く4コマお蔵出し!

 先生の猫様ムーについても、毎回1ページ目で語られていて、

 樹先生作品の読者には、おなじみなムーの姿を拝見できるのもうれしい内容。

 

 当然のことですけども、「我が家のペット」への愛情は、どこでも共通ですね。

 その愛らしさを愛でるのはもちろんのこと、ペットのもたらす面倒事や被害までも包み込む、

 そんな愛情が、みなさん深すぎ!!

 笑いあり、可愛さありのペット事情が、楽しい4コマになっています。

 

 また、ときには悲しいお話もあったり(;◇⊂)

 現在の名前がラッキー(昔ナナ)という犬のお話などは、もう何と言ったらよいのやら・・・

 樹先生の「献身への感動と怒りでまっぷたつ」の表現が的確です。

 そしてさらに言えば、哀しい。

 でも現在は、少なくとも良い方向へおさまってくれて本当に良かった、と思えるお話でした。

 

 

 

●娘々TON走記

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 「幻の傑作4コマアンコール!!」

 とのことですが、存じ上げずにスミマセンしたー!

 だって、「メガ〇トアH」連載なんて、健全な私じゃわかるはずもないし・・・(嘘つき!!)

 

 とある国のとある街を舞台に、女道士3人姉妹がくりひろげるドタバタ・ストーリー4コマ!?

 末っ子・珠々(しゅしゅ)、次女・紅蘭(こうらん)、長女・青霞(せいか)。

 浪費家の長女に手を焼く次女、辻占いをして家計を助ける末っ子、

 そんな風に貧しいながらも仲良く暮らしていた3人のもとに、

 しゃべるブタさんが訪れて来てから物語は動き出す・・・?

 

 といった感じで、美形ぞろい?の3姉妹に、仙術やら妖怪やらが入り乱れたコメディ作品。

 これが樹先生の作風で描かれるのだから、楽しくないはずがない!・・・たぶん(ぉぃ

 ぶっちゃけ、仙術系ファンタジーとか、めっちゃ好みなので期待大です。

 

 6月27日の1巻発売から、3ヵ月連続で単行本化されるようで、これは楽しみ。

 つづきが気になってしまったので、もう私は買わざるを得ないのでありましたとさ・・・

 出版社さんの思うツボだよッ!!

 

 

 

●~二つの歌 三つの物語~ 鹿神の語った話

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 スペシャル読み切り! アイヌ系物語。

 神の国に暮らす鹿の神。

 毛皮をかぶって鹿の姿に変身し、人間の国へ・・・

 

 父神様の贈り物を人間に届け、かわりに人間は人間にしか作れない品でお返しをする。

 神の国と人間の国、両方を豊かにするための仕組み。

 人間が“贈り物”を得る方法は「狩」で、その恵みを得ることは自然なことなのだけど、

 若き鹿神が選んだ人間は心優しく、「狩」を遂行できない・・・という話でした。

 

 自然から得る恵みへの感謝。

 それを、神への捧げものとしていたであろうことが察せられる物語。

 若き鹿の神と、神が選んだ若者双方の優しさが、静かにしんみりと、しかし力強く、

 「自然」の中で生きるということを感じさせてくれました。

 若者がついに狩人になれた理由も、まさにそうしたことの延長線上にある必然。

 すばらしい内容でしたよ!

 

 

 

【スペシャルゲスト作品】

・ぽよといっしょ (寺本薫 先生)

 寺本先生の「ポヨパロ」キター! 今回は、2巻で登場したアレのお話で、幽霊さんデター!?

 自分が飼っていた猫の幽霊を探すユーレイさん。 ポヨの魅力に囚われるのもわかるけど、

 やっぱり自分の猫さんとの再会がよかったね! 「ポヨポヨ」らしい明るい楽しさで、満点!!

 

・動物のおしゃべり (神仙寺瑛 先生)

 特別番外編!! なんと、サクラが拾われてきたばかりの頃のお話で、かなり面白かった~。

 なじまずに徹底抗戦していたんですね~(^◇^;) サクラのなき声に涙ぐむミカちゃん(;;)

 そして、しだいに心を開くサクラがイイ! お兄ちゃんをあれだけ好きなのも、理解できる!

 

・虚々実々はつねこがい (山東ユカ 先生)

 猫飼い初心者の山東先生、ミコシと命名した猫さんに振り回される日々のようで(^^;

 電話を使いこなすスーパーキャットぶりには笑わせていただきました゜(*゜´∀`゜)゜ 担当さん!

 さすがに迷惑電話はNGですけど、Sさんの返答を聞くに、ミコシ人気者だったかも・・・?

 

・やっぱりふぐは丸かった (真田ぽーりん 先生)

 前の増刊の時も載っていましたね、ふぐ飼ってる真田先生。 「ふぐ」でドヤ顔て(^∇^;

 淡水で飼えるふぐ「アベニーパファー」というんですね・・・相変わらず可愛いのか怖いのか、

 イマイチわからんふぐ達ですが、真田先生にとっては大事なふぐ。 でもラスト、やべェ!!

 

・猫田部長 (宮山あい 先生)

 新星ゲスト! 新入社員・蓬田のどかさん(22)の上司・猫田部長・・・まんま、猫やんけー!!

 浅見先輩に「部長が気になる」と相談したら「ハードル高いよ」て、色んな意味で高いよね?

 猫田部長の猫っぷりと、のどかさんの部長への愛が、奇妙なハーモニーで面白い・・・かも。

 

 


◆ まんがタイムきららミラク Vol.2 感想

2011年05月18日 | ◆4コマ誌⑩ 不定期購読誌

 Vol.1 の感想はこちら

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 先々月創刊されました4コマ誌「まんがタイムきららミラク」。

 その第2号が発売されましたが、今回は前回と同じようなカタチで、

 Vol.1 で紹介できなかった作品をいくつかピックアップしてみます。

 

 

 

●Good night! Angel (柊ゆたか 先生)

 Manga_time_kr_miracle_vol2_p039  Manga_time_kr_miracle_vol2_p044

 女子高生・境川ユリは・・・殺し屋!

 なのだけど、その稼業から離れるべく1人暮らしを始め、友達つくろうと奮闘中。

 そこに、ユリの稼業について知っている同業者、転校生の白霜あやめが現れて、

 仕事のパートナーとして付きまとってくるのだから、さあ大変・・・と始まった本作品。

 

 今回は、ユリさんが同級生2人を「むすバーガー」に誘うべく努力してますが、

 今まで友達いなかったユリさんの、2人にアプローチするだけでも一苦労という様子が、

 コミカルだったり微笑ましかったり・・・といった風に面白味となっています。

 この“誘い方”には笑っちゃったけど、それ以上に、あの“誘い方”で理解できた佳奈さんが

 すごく良い人に思えて、さらに笑ってしまいましたよ! もう立派な友達だ~ね。

 

 ユリの裏の顔を知るあやめとの関係は、いわばあやめの一方的な片想いなのだけど、

 そんなことにお構いなくズケズケとユリの懐に踏みこんでくるあやめの行動は、

 警戒心や不安感を覚えさせつつも、それがよい意味での緊張感となって、

 物語のバランスをウマい具合に保っている印象。

 

 これらユリを軸とした2つの流れが、今後どう描かれてゆくのか・・・期待です。

 絵がスッキリしていて読みやすく、かつテンポが良い。

 そこにキャラクター1人1人の個性が、それぞれくっきり感じられる描かれ方で、

 しっかり読める作品に仕上がっていると感じます。

 

 

 

●おきまりラブ (teti 先生)

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 少女マンガ好きの女子高生と、美少女アニメオタクが出逢ってしまったら?

 条件付きのお付き合いをする男女2名のロマンチック・コメディ・・・かな??

 

 石附みのるさんと、今村ゆずるくん。

 お付き合いの条件は、それぞれ体験したいシチュエーションを交互に叶えるというもの。

 今回のシチュは「幼馴染」ということで、朝起こしに来る幼馴染を体験中。

 そこで、ゆずるくんのアニオタ妄想がさく裂、「添い寝」を願い出るとか何たる策士!

 と思ったら、どうも本気の念願らしいとか、純なんだか不純なんだか・・・

 なんて展開で、気をもたせるような「間」の使い方が見事な話だったと感じます。

 

 本作品の面白いところは、男子妄想の赴くままに突進してしまいそうなテーマでありつつも、

 そこに少女マンガ好きのヒロインを配置することで、微量ながらも少女マンガ・テイストを

 感じさせてくる点でしょうか。 少女の望むシチュエーションも面白かったりしますし。

 この「男・女」のバランスは、「お付き合い」を描くうえで、けっこう重要かな・・・と。

 

 そして、ゆずるくんが妄想優先なのに対して、みのるさんは意外と乙女な心境で

 恥らったりムネキュンしたりと、可愛らしい姿を見せてくれるのもよいですね。

 そんな2人の先行きに期待です。

 

 

 

●夜森の国のソラニ (はりかも 先生)

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 何処かの深い深い森へと迷いこんだ、1人の記憶をなくした少女。

 そこで出会った森の管理人・夜森と、不思議な人々。

 ソラニと名付けられた少女の、森での生活が始まります・・・

 

 まず目をひかれるのは、幻想的な雰囲気。

 「目覚めに迷う者が訪れる夜の国 夜森」

 というファンタジー世界の描かれ方は、まさに夢のごとし。

 

 そんな世界の中に記憶をなくした少女が放り込まれている点が、まずミステリアス。

 そして、その少女が「知人に似ている」とそろえて語る森の住人達。

 ゆえに少女は「空似」からソラニと名付けられるのですが、気になるのはその知人の存在。

 さらに世界そのものにも秘密があって、これらがミステリアスな雰囲気を増幅しています。

 

 このように、絵柄の幻想的なこともですが、

 なぜ?どうして?と気にしてしまう要素の色々あることが、魅惑的な作品となっています。

 また、個性的な住人達のかけあいや、夜森の抱えた秘密と心情、ソラニの明るさなどなど、

 多くの面白味を感じられる作品でもあります。

 不思議な森でのソラニと夜森の生活が、今後どのような展開を見せるのか、期待です!

 

 

 

●月曜日の空飛ぶオレンジ。 (あfろ 先生)

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 授業受けたり、スイカ割ったり、もんじゃ食ったり、そんな女子高生の日常・・・

 のはずだけど、なんか変だぞ、この作品!?

 

 とりあえず、妙なギャグ4コマ作品ということでよろしいか・・・?

 バイク通学・ななみさん、ゴーイングマイウェイ眼鏡・ヨシノさん、いつも笑顔のマナカさん、

 そして今回、トビラ中央を飾っています先パイも出てきての、穏やかで騒がしき日々。

 

 「もんじゃもんじゃ」とうるさいのはヨシノさんですけども、

 彼女の奔放なボケっぷりが作品の勢いを作っていますね。

 そこに常識人っぽいななみさんのリアクションが加わって、

 ツッコミになったり、「あきれ」になったり。

 不条理というほどでもないのだけれど、どこかズレた勢いを楽しむ作品という印象。

 

 あと、「日常」をかい離したような不思議な世界っぽいのも魅力で、

 今回あまり出てきませんでしたが、なぜか理科の教師が「ツカぽん」という

 謎の生物なところも面白いです。

 

 また、私が好きなのは、女子高生たちが流れる雲の空の下を行くシーン。

 第1回目もそうだったのですけど、あそこの描き方って、何だか良くないですかね?

 ・・・などなど、よくわからないけど、面白いと感じる作品。 今後期待です!

 

 

 

●スイート マジック シンドローム (CUTEG 先生)

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 甘子さんが手に入れた新商品のおやつ。

 そこから飛び出してきた謎の少女プリンとの共同生活が始まりましたよ・・・な作品。

 

 本作品の魅力は、まずこの愛らしきキャラクターと、彼女たちがつむぎだす甘い空気感。

 朝食のレーズン食パンにバターをたっぷりぬって、ハチミツをたっぷりかけるとか・・・

 何たる甘々! 舌がとろけそうな甘味を感じるこの至高の瞬間!!

 甘子さんとプリンの愛らしさが加わって、その甘さは天井知らずでありました。

 

 今回は、プリンの姉妹たちが登場し、愛らしいキャラクター層にも厚みが出てきましたが、

 4人がテーブル囲んでお茶しているシーンには、これまた甘~く和めるよさがありますね。

 引っ越しが多くて友達をつくれなかった甘子さんが、多くの「友達」と楽しく過ごす風景は、

 微笑ましい安心感をもたらしてくれる気がします。

 

 「可愛らしい」という点でいえば、本誌においても屈指の作品。(私視点)

 なもので、この甘く愛らしい空間にひたりたいのも山山なのですが、

 何やら不安な展開を見せた本作品、今後どうなってしまうのか・・・楽しみです。

 

 

 

前回紹介作品の簡易感想

・リリィ (小波ちま 先生)

 幸子さんがめっちゃいい姉! 妹・久美さんは、リリィの存在になじんじゃってるけども、

 姉が心配しているという構図は良いバランス。 久美さんの天真爛漫さも、明るくて良いし。

 でも久美さん自身より、彼女をはさんだ幸子とリリィの関係の方に目線が行ってしまうな~。

 

・福33三色パンチ (にき 先生)

 共同生活スタートの3人組。 しっかり者と思っていた茜さんも、けっこう「ボケ」担当したり、

 3者3様のボケを楽しめる作品になっていますね。 酒漬けのメロン、食べたいな・・・(ォィ

 まだ始まったばかりですけども、私としては「美術系」という側面にも期待しております。

 

・きしとおひめさま (パイン 先生)

 今回は「変転編」とのことで、毎回「〇〇編」というのがタイトルになるのでしょうか本作品?

 いきなり、つくよさんの学生時代が描かれて、日常4コマみたいな面白さがありますね。

 そして後半は前回からの続きですけど・・・「きし」登場!? あれ?少年が「きし」じゃないの??

 

・Lisa Step! (奄美あまゆ 先生)

 採点するリサ先生の笑顔が花マルですよー! と叫んだのは私だけじゃないはずです(ぇ

 ということで、今回は先生たちの「採点」風景でしたが、やはりこの雰囲気、大好きですね。 

 リサ先生を可愛がる先生たちの好意とか、和めてよろしい楽しさがあります。 期待大!

 

・びぎなーず9 (白滝きのこ 先生)

 野球部創設ということですけども、野球するにはメンバー集め。 そこで、部員募集の巻。

 ということで、新キャラクター続々登場・・・いきなりで覚えきれんですよ! まあ3人ですが。

 前回も語りましたが、少し古風を感じさせる作風がテンポ良くて好き。 今後も楽しみです。

 

 

などなど、手間取りつつも書いてみました。

それにしても、第1号で「もっと自由に4コマを」とあったフレーズが、

この2号では「4コマは豹変する」となっていますけども・・・

これ、毎回変えるの大変じゃないですか? などと余計な心配をしてしまいました。

 

前回にしろ今回にしろ、おそらくは「新しい4コマ漫画の境地を切り拓きたい」という、

そんな意欲のあらわれであると私などは感じますが、それが今後どう動いてゆくのかは、

まだまだ未知数・・・ですかね。

 

「豹変」という言葉を使っているのは、それまでの4コマ漫画の主流が、

いわゆる「萌え」という流れへと変化していったことを意識しているのかも、

そして、今後「萌え」からさらにステージを上げてゆきたいと考えているのかも・・・?

などと考えてみたのですが、少し的外れでしたでしょうか。

 

いずれにせよ、まだ第2号。

これからのミラクに期待しておきたいと思いますし、

期待できるだけのポテンシャルを、この4コマ誌は秘めているだろうと考えております。

そんな感じで、Vol.3 も楽しみです!

 

 

Vol.3感想はこちら。

 


◆ 不定期購読4コマ誌 プチ感想

2011年04月17日 | ◆4コマ誌⑩ 不定期購読誌

「まんがタイムきらら」2011年5月号

「まんがタイムラブリー」2011年5月号

 

 

【まんがタイムきらら 2011年5月号】

 きらら系で毎月買っているのは「キャラット」だけなもので、

 本誌の連載作品は内容わからないものが多いのですが、面白い作品いろいろです。

 もったいないから、もっと読まなきゃイカンのですけども・・・

 

●けいおん! (かきふらい 先生)

 大学編スタート! 寮生活で知る憂さんの偉大さ・・・姉はどこまで妹に頼ってたのか(^^;

 いつもの4人はいつもの感じですが、新たな人物も加えて、どのような展開となるのか?

 大学の軽音部は大所帯? となると、今までとは違う雰囲気になりそうですが・・・はてさて。

 

●ゆゆ式 (三上小又 先生)

 作中4コマが色々おがめましたけど、ナンセンス具合が絶妙! そうそう、オチが難しい。

 4コマを見せびらかしながらも、唯さんにツッこまれて恥ずかしがるゆずさんが可愛いな~。

 でも、そんなゆずさんの4コマを笑いながら楽しめるユカリさんの存在って、貴重ですよね。

 

●天然あるみにゅーむ (こむそう 先生)

 コミックス3巻、4月27日発売! そんな今回、真貴さん家にお泊りな、1年生グループ。

 思いっきり部屋をあさるあるみさんの容赦なさがヒドッ! そして、魔法少女ネタで大騒ぎ。

 そして部活で騒ぐみんなを見て、「魔法少女」にハマってゆく鞘香さんが可愛すぎるぞー!!

 

●2-B (連 先生)

 連続ゲスト3回目とのことですが、面白かった~。 学園日常モノですかね、3人組+1人?

 「マイペースなのんたちに振り回されがち?」な風紀委員ブッキーの建前と本音がイイ感じ。

 あと、見た目外国人で茨城弁のアリスさんも楽しい“キャラ”だし、もっと読みたい作品です!

 

●さつきコンプレックス (シュガー 先生)

 祝・新連載! いきなり結婚シーンから始まってますけど、ドレス着てるのが・・・兄・・・だと!?

 女子にしか見えない兄って、最近流行なんですかね? 他誌作品は妹ですが、こっちは弟。

 しかも、弟思いでヤバすぎ! そんなさつきさんと耕太くんが楽しい。 黒須さんもがんば!!

 

●箱入りドロップス (津留崎優 先生)

 ゲスト作品ですが、こちらも楽しかった! 箱入り娘な雫さんのお世話をする春日井くん。

 雫さんの天然っぷりが「箱入り」ゆえの無垢さから生じている点に、和やかさを感じます。

 その純心をバカにせず、好ましく応対する春日井くんや、その友人・萌さんの存在もよい!

 

 

 

【まんがタイムラブリー 2011年5月号】

 リニューアルから3号目、それぞれの作品の「色」もつかめてきたころでしょうか。

 やはり、他のファミリー系4コマ誌とは異なる雰囲気になっていますね。

 だからなのか、たまに本誌が「タイム」シリーズだということを忘れてしまったり(^^;

 

●サンタはじめました! (佐伯イチ 先生)

 サンタ始めたテルト&ジンジャーでしたが、さっそく借金返せず夜逃げて、どんな展開や!?

 しかもそんな状況で、いきなり隕石降ってくるとか、もはやカオス!! 魔法少女の登場だー!

 「コメット!!」がファンシーで可愛いけど、やってること怖いよね。 あの感動の娘が・・・嗚呼。

 

●子執事は社長の夢を見るか? (雁えりか 先生)

 この作品、男性キャラクターばかりですけど面白い! 私はネロさんが好きですね~。

 カッコよいボディーガードさんなのに、「ボケ」ポジション。 生真面目ゆえの「ボケ」がイイ!

 お子様ランチへのイメージと食いつきが楽しかった(^◇^;) 社長と夢路くんもよかった!

 

●いつか王子さまが (倉田嘘 先生)

 「姫」のいるファンタジーな演劇の1シーンを見て、心中感激している奈津子さんだけど、

 カレシ英昭くんは「退屈」との感想。 ありがちな“社会人的発想”を述べ「理」はありますが。

 「理」を越えた情熱を求める女性が出逢った“王子様”は・・・? これはつづきが気になる!

 

●ココロ君色サクラ色 (桑原草太 先生)

 コミックス1巻、4月22日発売! そんな今回、幼なじみの結婚式に出席する小春&葉介。

 ここで再会した夏来楓太くんは、同じ高校ねらってますけど、今後もからんでくるのかな?

 葉介くんの良きライバルっぽいので楽しみ。 そして、ブーケの飛ぶシーンがキレイでした!

 

●君と朝まで (堤抄子 先生)

 先月号から始まりました漫画家さんの物語。 前回のスゴ腕アシスタントさんは出ないの?

 今回は、編集さんの交代にビビる原子さんですけど、新担当・鬼辺さんはたしかにコワイ。

 でもそんな彼の「魅力」に気づき始める原子さん・・・って、気が多いな(^^; 面白いけど。

 

●帰宅部活動中! (ハラヤヒロ 先生)

 「帰宅部」は活動中なれど、渡辺さんは来ない。 陸上部を眺める彼女、その過去と現在。

 愛着と断念を感じるその切なさを、表には出さず、「帰宅部」に顔を出す渡辺さん。

 そんな様子が静かに描かれる内容と、部長の高めテンションがよいバランスですね。

 

 


◆ 不定期購読4コマ誌 プチ感想②

2011年04月09日 | ◆4コマ誌⑩ 不定期購読誌

「まんがタイムジャンボ」2011年5月号

「まんがくらぶ」2011年5月号 のつづきです。

 ①は、『パドラーズハイ』 『ちこりん日記』 『やさしくしないで!』の感想です。

 

 

【まんがタイムジャンボ 2011年5月号】

 以前は、あまり読んでいなかった4コマ誌だったのですが、

 読んでみると楽しい作品が盛りだくさん! 続々と良い作品が登場していますし・・・

 

●じょしもん (重野なおき 先生)

 怪しい来訪者来たるの巻!! 2年の武田くらり先輩はカッコイイけど、動物アレルギー。

 ゆえに動物たちとのふれあいにも注意が必要で、ふれると大変という所が面白い“キャラ”!

 外見も内面もイイ感じなのに、それだけで全てが台無しとはフビンすぎる!! 今後に期待!

 

●レーカン! (瀬田ヒナコ 先生)

 今回は、左右別々に「元気な学校組」「風邪っぴき天海さん」が描かれて面白い2本立て!

 天海さんは病院へ。 その待合室での様子には意表を突かれるのだけども、「笑い」よりも

 「しみじみ」するような感覚を覚える点に、よさがあります。 本作品の魅力の1つですね。

 

 一方、天海さん不在の学校では、霊たちがおとなしかったり、面白かったりするのだけど、

 井上さんがそわそわしている姿に、思わず頬がゆるむような楽しさを感じましたね。

 そして、左右に分かれていた4コマが、最後に融合する流れが、心踊る素晴らしさでした!

 

●桜乃さん迷走中! (えのきづ 先生)

 3回連続ゲスト3回目! さまよっていた桜乃さんも、通りすがりの人の家でお世話に・・・

 通りすがりの人の態度はつっけんどんだけど、優しい人・・・のはず(^^; 優しいよね?

 彼女の落ち着きと桜乃さんの元気が、よいコントラストになってます。 次号より連載!

 

●そよ風そよさん (櫁屋涼 先生)

 「ホーム」から愛らしくゲスト登場! うちわがないと安定して飛べないのか~、でも可愛い。

 それにしても、ゲストなのに準レギュラー?キャラクター登場! 引っ越してきた山田さん!

 はじめ、そよさんをお化けと思って怖がっていたけど、次第に和む過程が楽しかったー!!

 

●半透明勤務 薄子さん (来瀬ナオ 先生)

 新連載スタート! 麻生紅さんが入った会社には、地縛霊の薄子さんがいたー!!

 笑顔がステキで健気、文字通り「儚い」薄子さん。 薄子さんの「だーれだっ」には笑った!

 自分の歓迎会に薄子さんをと願う麻生さんの優しさと、桜と重なる薄子さん、しみじみよい。

 

●天使な小悪魔 (芳原のぞみ 先生)

 コミックス第7巻発売で。久しぶりのゲスト登場!! そんな今回、まるさん高校の同窓会!

 そこで再会した「デコ川」こと小出川くん。 かつて生徒会選挙で争ったことがあるとか・・・

 でも、まるさんの仕事っぷりを目撃して、「女は変わる」と悟るのは、男の哀愁やね(^_^;)

 

 

 

【まんがくらぶ 2011年5月号】

 『有閑みわさん』や『うちは寿!』などなど、他にも色々楽しい作品がありましたけど、

 今回はゲスト作品だけで埋めてみました。 

 

●父とヒゲゴリラと私 (小池定路 先生)

 3号集中連載第3回! 兄とその娘、そしてヒゲゴリラ(弟)という3人暮らしの物語。

 これがすごく面白かったー! 男2人に女の子1人という構図、そして女の子はヒゲゴリラ

 と渡り合う“対等”な関係という点に、大きな魅力を感じる家族モノです。 かなり好きかも。

 

●わくわくワーキング (おーはしるい 先生)

 4月27日コミックス6巻発売で、ゲスト登場! ほめられることに慣れていないみおさん。

 「器用」という評価に、ともみさん&中野くんは微妙な反応(笑) 同期っぽい辛辣さだ(^^;

 高沢くんの一言で元気になるあたり、みおさんらしいけど、中野くんの不器用さも良いよ。

 

●吉田さんと。 (パトリシアーナ菊池 先生)

 3号連続第2回!! 吉田さんって、猫なのね(^◇^;) しかも、直立する・・・だと?Σ(゜Д゜;)

 その無言(猫だし)の姿が何とも奇妙な面白味をかもし出し、ふみなちゃんとの関係も楽し。

 ふみなちゃんが「つかまり立ち」する時のやりとりが不思議なコミュニケーション。 面白い!!

 

●100万ボルトの彼女 (楯山ヒロコ 先生)

 楯山先生、スペシャルゲスト登場! 鳴神さんは静電気体質・・・しかも、かなり高レベルで!!

 そのため、パソコンもケータイもおじゃんだぜ! おかげで人に避けられる事が多いけど、

 ひかりさんとは仲良しで、電撃放つしカッコイイかも。 そんな鳴神響子さん、これは期待!

 

●輝きジョシ子さん。

 (原作:ダ・ヴィンチ・恐山 先生  漫画:嘘空まこと 先生)

 3号集中連載2回目! ああ、以前Togetterで拝見しました、「輝き系女子」(=▽=;)

 言い方一つで印象変わる、そんな言葉は世に多し。 「腐女子」と言わずに「輝き系」て。

 でもオタクとか関係なく、変な人というだけな気も(´▽`;) わかりにくいネタが多いのが難。

 

●女教師サエコ (やそはち 先生)

 集中連載第3回! 子供のころの夢「みんなから尊敬される教師になること」は叶うのか?

 そんな新米教師サエコ先生の奮闘が、空回りする楽しさだけど、生徒も個性を発揮!

 まこと君の「アホ」さには明るい楽しさがありますが、内海さんは可愛げないと厳しいかも。

 

 


◆ 不定期購読4コマ誌 プチ感想①

2011年04月08日 | ◆4コマ誌⑩ 不定期購読誌

まんがタイムジャンボ 2011年5月号

まんがくらぶ 2011年5月号

 

 Manga_time_jumbo_2011_05    Manga_club_2011_05

 それぞれ、最終回作品について書いてます。

 「パドハイ」の終了は、個人的にとても残念至極・・・

  

 

以下、ネタばれあります。 (未読の方はご注意ください)

 

 

 

【まんがタイムジャンボ 2011年5月号】

●パドラーズハイ (水屋杏里 先生)

 最終回ー!!!

 Manga_time_jumbo_2011_05_p095

 コミックス1巻の感想も書いて、とても期待していた作品だけに、終了が悲しい(T_T)

 良い作品だと思うんですけどね・・・売上がよくなかったんでしょうかね。

 

 それはともかく最終回は、山下りでウトウトしちゃったゆーゆ達。

 まどろんで見る夢は、今までのラフティング部の思い出・・・・・・

 という感じで、前半はこれまでの回想シーンで埋まっていました。

 

 みー先生と始めたラフティング部が、あい&しおっちを加えて動き始め、

 練習や試合の中でチームとしての一体感を高めてゆき、そして大会に参加して・・・

 そんな懐かしい情景に、これまでのラフティングの全てがこめられていて、

 ああ終わっちゃうんだなあ、物足りないなあ、と寂しく思ったりしましたよ。

 

 

 最後は、それぞれの未来を思い描き、それぞれの道へ進んでゆくという感じでシメでした。

 Manga_time_jumbo_2011_05_p099

 ゆーゆは「らしい」し、しおっちはさすがだし、みー先生もがんばってるし・・・

 あいの夢は笑ったけれど、似合っていると言えば似合っていますからね(^◇^;)

 皆ステキでしたよ!!

 

 1巻だけでも、通して読むと面白いと思うんですけども・・・

 メットに全身水着スタイルがウケなかったのかな~、

 でも大事なのはそこじゃないんだけどな~、なんて考えたりも。

 

 やや拙速だった展開が、やっぱり寂しい気もしますけど、私にとっては大好き作品。

 彼女たちの先行きに幸多きことを・・・と祈りたい。

 コミックス2巻は出なさそうですけども、水屋先生の今後の活躍に期待したいと思います。

 本当に、楽しませていただきました!

 

 

 

【まんがくらぶ 2011年5月号】

●ちこりん日記 (山野りんりん 先生) 

 最終回!

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 なんと、ちこりさんが高校生に!?・・・と思ったら(^∇^;

 兄は兄で相変わらず、ちこりラブなんですねえ。

 

 そんな彼の目標は、教師になること!

 間違いなく、ロリコン教師として名をはせることでしょう。(はせなくていい)

 でも、「先生」と呼ばれて喜ぶ様子は、その目標に対して純粋であることを示していて、

 ちょっとだけ見なおしたぞ!と思っていたら、いつもどーり(以上?)のオチついとるし!

 

 しかも、ちこりさん・・・日記にさらっと何書いてるのん?

 何事もなかったかのような、このあっさり感。

 【ちこりん日記】3コマ目 ⇒ 4コマ目の流れがじわじわくるんですけど(^^;

 

 そんな感じで、最終回も楽しかった本作品。

 ちこりさんの可愛らしさもよいけれど、兄の暴走っぷりが面白かったですね。

 などなど、楽しませていただきました! 山野先生の次回作にも期待です。

 

  

 

●やさしくしないで! (山田花子 先生)

 こちらも最終回!

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 「優しくしたい」と思いつつ、その「優しさ」が空回りする男・優一くん。

 彼の優しさライフも終了ですか・・・

 

 「犬と猫どっちが好き?」と聞かれて「どっちも好きだよ」と答える彼も、

 「本心で」と迫られたため、意に沿って本心で答えたら、それがズレた答えだったという・・・

 優一くんがある種の天然ボケなため、彼の優しさが優しさとして機能しきれないという点に、

 本作品の面白味はありましたね。 そのズレを楽しむという感じでしょうか。

 

 本作品の「善意が必ずしも相手のためになるとは限らない」というテーマ性は

 興味深いものでしたし、そこに笑いを持ってくる所がウマいと感じるのですが、

 現在の4コマ誌読者は、こうした“尖った”作風を敬遠する傾向があるように思います。

 ゆえに、こうした作風の作品は、少なくなってきているのかな~・・・なんて考えたり。

 私は嫌いじゃないんですけどね。

 

 それはともかく、コミックス最終巻『やさしくしないで!Forever』は、4月7日発売とのこと。

 考えてみれば、私が4コマ誌を毎月読み始めたころから続いていた作品だけに、

 その終了にはちょっとした寂寥感を覚えたりもしています。

 でも、楽しませていただきました!

 

 

②へつづきます。