小林恵のNY通信

NY在住47年、2011年より東京谷中に居住。創造力をのばすためのエッセンス、スパイスをいれた私の暮らしの手帖です。

「ニューヨークの美術館めぐり」(2)

2006-04-05 01:34:23 | ニューヨーク暮らしの日々

暮らしの中に必要な場所・散歩のコース

メトロポリタンのファーケード正面屋根のまわり

自然博物館ハイデン プラネタリューム・美術館で鑑賞しながら学ぶ
 
 ウイットニー美術館ビエンナーレ展・
メトロポリタン野外屋上彫刻場
界中の素晴らしいアートがいつでも見られることはニューヨーカー
の特権です。この春は忙しいほど良いものがそろっています。 近代
美術館
ではムンク展(
www.moma.org), メトロポリタンでは20年以上
女王として君臨したエジプトのパラオ展(
www.metmuseum.org), フリ
ック美術館では
ゴヤ展(
www.frick.org), ウイットニー美術館ではビ
エンナーレ展(
www.whitney.org), グッゲンハイム美術館ではデビッ
ド・スミス展、(
www.guggenheim.org), ジューイッシュ美術館ではサ
ラ・ベルナード展(
www.thejewishmuseum.org), ヌエ ギャラリー
はクレー展(
www.neuegalerie.org)、 アメリカンフォークアート美術
では白一色展(
www.folkartmuseum.org), 自然博物館ではロバ
ート・レッドフォード解説の新しいスペースショー、ダーウイン展他
www.amnh.org) などなど刺激を受けられる文化的提供物がたくさん
あります。
の上美術館の環境は座っているだけでも充分に幸せを提供して
くれます。ショップで何を売るか、レストランで何を食べさせられるか
は重要な課題で、すべてがパーフォーマンスです。日本のツーリス
トは走り周り有名な絵を見たことを誇りにしますが、それよりも何を感
じたか、楽しんだかが大切で一つの美術館だけでも充分に文化的雰
囲気を味わえることと思います。
学年のクラスが床に座り「この絵から何でも感じたことを言ってく
ださい」と先生が言うと一斉に手が挙がり、ムンクの絵を見て「皆動
いているけれど両端の人だけ動いていない」とか「いろんな色がある」
「寂しそうな顔をしている」とか感じたことを素直に発言しています。
この光景だけでもいいなーと私は感激してしまいます。自然博物館や
動物園をのぞき、12歳までは殆どの美術館は無料です。