どのラグもも皆可愛いい!
ラグはキルトのアップリケより、暖か味が出るのはウールの持つ優しさでしょうか。
こんなラグがベッドの下や、部屋のどこかにおいてあると、よほど鈍感な人でない限り 「マア可愛い!」と叫ぶに違いありません。
ラグの 「かわいさ」 は完璧な表現でないところがいい。 動物や鳥、人物にも愛嬌が滲み出るのは不思議です。
子供の描いた絵など歴史を記録することにもなり、人生の節目に贈ることが出来たらお金では買うことのできない宝ものに
なります。キルトのエクスパートは50枚以上、自分たちが作ったキルトが押し入れに眠っているそうです。
ひと針ひと針縫いこんだキルトを手放したくないのもよくわかります。高級ブランドのドレスを50万円で購入するのは不思議
でありませんが、美しいベッド掛けに投資する人は極小です。同じくラグに投資する人も少ないのも住まいの感覚の違いとも言えます。
大統領ジョージワシントン夫人の財産目録にキルトもあり、ラグの上は靴で歩くのでむしろ消耗品だったのでしょう。しかし
残されたアメリカン ラグは美術館のコレクターアイテムになり、壁に装飾用として使われたりしています。
ミキモトのラグ展にみなさん経験のない生徒たちが数か月~1年足らずで作ったのですからすごいことです。
”やればだれでもできる” 証明です。自分の手で作り出せる喜びは格別ですね。
ラグ制作 平野陽子 ラグ制作 西山恵理子 ラフ制作 山下和子 ラグ制作 真弓淳 ラグ制作 上原洋子