小林恵のNY通信

NY在住47年、2011年より東京谷中に居住。創造力をのばすためのエッセンス、スパイスをいれた私の暮らしの手帖です。

「孤高に生き抜いたターシャ テュダーさん」

2008-07-02 14:20:32 | ニューヨーク暮らしの日々

ニューヨークタイムスの死亡記事

6月20日:ニューヨークタイムス死亡欄 
ターシャ テュダー:子供の本のイラストレイター 92歳で死亡。
 19世紀のオールドファッションの暮らし方を理想として、織物や、
糸紡ぎ、ヤギのミルク絞り、卵集めなどをパステルや水彩画で子供
たちに描き続けたターシャ テュダーはバーモント州マルボローで水
曜日死亡。92歳。1915年8月28日生まれ。
 自分は1800年~1840年代の生まれ変わりだといって過去の
暮らし方に徹した。彼女の息子セスにより死亡が報告された。彼は
母は最も彩りに満ちた人生を生きましたと証言。Ms.ターシャが描い
たコッテジ インダストリー、描いたイラストや本は100冊を越え、グリ
ーティングカード、プリント、皿、エプロン、人形、キルトなど、センチメ
ンタルで素朴な絵はビアトリースポッターを思わせるアメリカ版。

 彼女の著作、ビィデオテープ、雑誌の記事、テレビのショー、ガー
ディニング、ハウスキーピングのプロモーションやライフスタイルの独
自性とアイデアは19世紀のマーサ ステュワードとも言われた。

70年間描き続けたイラストなど大人気があり、1941年のニューヨ
ークタイムスは彼女の絵を 
"早春の夕暮れのような淡い美しさがある”と評している。

ここまではDouglas Martinのニューヨークタイムの記事。
この後延々と続く。

 日本で百万冊以上出版されているのでターシャさんの履歴はもうご
存知の通り。
ターシャさんから ”一緒に人形の洋服やマリオネットをつくりません
か?冬中ここに滞在してください” とのお誘いの手紙やたくさんのサ
イン入り本や、写真などは7月の末頃,3年間お休みをしていた私の
ホームページ:ny-apple.comが
再編されますのでそちらでターシャ
さんの記事をぜひ読んでください。

今夜はターシャさんの息子の奥さんのマージョリーとお話をしました。
今年の冬はボストンで絵を集中的に習うため学校に行くといいました。

自然と共に暮らしたターシャさんの生き方のメッセージを受け継ぎ、
新しいものが生まれていく "もの作りの世界" こそ、ターシャさんが伝
えたかったことに違いありません。