小林恵のNY通信

NY在住47年、2011年より東京谷中に居住。創造力をのばすためのエッセンス、スパイスをいれた私の暮らしの手帖です。

「セントラルパークの青空に飛ぶ巨大な蛾」

2008-04-25 10:49:28 | ニューヨーク暮らしの日々

ア!凧になりたい!夢は大空を駆けめぐる

え?凧あげ?

美しいなー

私も凧のように飛んでみたいナー

ああ、風がなくなったわ。パークの気象台の上のアメリカの旗がひら
めかなくなったら凧揚げも終わり。そばに行っておじさんと話そう!


すごい!薄いナイロンに蛾の絵が描いてある。なかなか巧い。
「おじさんはアーチストねー」 “趣味なんだよ。言い換えれば・・
貧乏アーチストじゃないんだ”

“凧を揚げられる日はラックだから此れが面白いんだよ”
「そう、いい話ねー。気に入ったわ」


「凧作りを教えないの?」 “教えるより、作るほうが面白い”

「日本の凧揚げはすごいのよー」 “知っているよ。いつか行きたいと
思っているんだ”

太い外回りのワイヤーには2センチおきにかぎホックがつけられ、布
地を止めるようになっている。ホックを取り付けるのに1時間半かかり、
取り外しに30分かかるという。夢はお金では買えない。数分の楽しみ
だったけれどもひどく心が満たされた。「またみにくるわね。」 “OK”