観・環・感

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喫煙とがん

2007年06月13日 | 日記
厚生労働省がん研究助成金によって、全国11保健所と国立がんセンター、国立循環器病センター、大学、研究機関、医療機関などとの共同研究として「多目的コホートに基づくがん予防など健康の維持・増進に役立つエビデンスの構築に関する研究」が行われている。
この中に
多目的コホート研究の成果が載っており、メインの記事が「喫煙習慣とがん」である。
これによれば、たばこを吸ったことがない人に比べ、喫煙者が
􀀹 何らかのがんにかかるリスク 確実 1.5 倍(男性1.6 倍、女性1.3 倍)
􀀹 肺がんリスク 確実 3.6 倍(男性4.4 倍、女性2.8 倍)
􀀹 胃がんリスク 確実1.7 倍(男性1.8 倍、女性1.2 倍)
􀀹 大腸がんリスク 可能性あり (結腸がん 根拠不十分、 直腸がん 可能性あり)
􀀹 乳がんリスク 可能性あり
􀀹 肝がんリスク おそらく確実
とあった。
タバコを吸ってる人は、直ちに止められてはどうだろうか。
しかし、これだけのリスクを背負いながら、喫煙を止めない人って根性ある人たちなんだろうな。
なお、上記,成果には飲酒と死亡の関係も載っている。
この中の明るい話題は、「脳梗塞については、1日1合未満のグループでだけ40%ほどリスクが抑えられました。その理由としてアルコールの血液を固まりにくくする作用などが考えられます。」という記事。 
脳梗塞に限ってで、しかも1合号未満の場合ですよ。