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元南武線の205系を求めてBalai Yasa Manggaraiへ

2015年09月20日 10時45分21秒 | インドネシア
昨日の続きですが、本日は9/7の出来事ということで述べていきたいと思います。
この日は前日お世話になりましたPT.KAIのR氏の職場のあるBalai Yasa Manggaraiを訪問することになっており、11時頃に訪問することになっておりましたが、ちょうどその時R氏の上司が来ており、接待できないとのことでBalai Yasa Manggaraiの門の前で1時間ほど待っておりました。
以前も説明したかもしれませんが、Balai Yasa ManggaraiはPT.KAIの車両とKCJの車両を修繕する工場であり、施設自体はPT.KAIのものでありますので、JuandaのKCJ事務所で入場許可証は発行できず、しかも以前から入場は厳しいということで、この私も数える程度しか入場したことがありませんが、長年お世話になっておりますR氏がBalai Yasa Manggaraiに復帰され、このR氏もある程度の地位におられるということでご招待いただき、この工場の中にいる元南武線205系4本(ナハH2、H4、H35、H44)を拝むことになっておりました。
正午過ぎになってもR氏から連絡は来ずということで、Balai Yasa Manggaraiの脇にある東海色の103系でも見に行くことにしました。
するとBalai Yasa Manggaraiの門の所からナハH35がスルスルと外に出て来たところをキャッチし、やがて工場の中に戻っていたのですが、この姿を見ただけでも南武線ファンの私にとっては痺れます。
奥にいる編成はナハH4です。


やがて、ナハH35の動きはありませんでしたので、そのまま東海色の103系を見に行くことにしました。
Googleマップの空撮でも確認できますが、すでに1年以上もここに置かれている103系8両は、廃車置場のあるCikaumやPurwakartaに送られることなく、少しずつ朽ち果てていますが、このままこの場所を墓場とするのか、それとも上記の場所に運ばれる時期が来るのか注目されます。
103系のデザインをBalai Yasa Manggaraiに提出させていただき、その中で私自身のオリジナルのものではありませんが、見事に東海色を選んでいただき、私としては感慨深いものが当時あり、この姿を見ると複雑な気持ちになります。


しばらくこの103系を撮影していると、やはり工場から南武の205系が再び出て来ましたので急いで近寄ってみると、今度はナハH2が入れ替えを行っていました。
そこで写真を撮っているとこの工場に勤務するA氏が声をかけていただき、「入りたいのかい」との問いかけに「南武の205系を撮影したい」と告げると、なんとこのナハH2の車内に入れていただき、そのまま工場の中に入って行ったのですが、するとなんと9/6のDepok車庫に引き続き、南武の205系の3並びが実現しました。
下の写真は左からナハH35、H4、H2です。


ヤッホーということで、この3並びを撮影しているとゲートの番人であるセキュリティーが私のところへ近寄って来て、「入ってはいけませんよ」と外へ出ることを促されましたが、「A氏の許可を得ている」と説明すると、そのまま撮影が継続可能となり、セキュリティーは引き上げて行きました。
A氏の説明によれば、今日は全ての編成をチェックし、その後、Depok車庫へ12連で回送するとのことで、ちょうどその場面に出くわしたのですが、電源も入っていることだし工場の中に入ってしまえばこっちのものだということで、行先を変更させていただき、遊ばせていただきました。
ということで、まずは私の好きな「快速川崎」に設定してみました。


続いて、南武線でもまず見ることのできない「矢向」に設定しました。


これもよほどのことがないかぎり見れないかと思いますが、「快速登戸」に設定し、「快速稲城長沼」をやろうと思っていたところ、すぐに動かすというので断念しました。


感動に浸っているところナハH44とH35を連結し、12連にするのでということで、そのまま連結作業とジャンパ栓の取り付け作業を見守っておりました。


車内についてはDepok車庫に留置されている編成と同様に車内にモニターは取り付けられておらず、JR時代そのままになっています。


ドア上部にはKCJ管内の路線図とドア部分には禁止事項のステッカーが取り付けられています。


車端部の号車番号にはモハやクハ部分が消され、KCJ特有の号車番号が付いていますが、南武線オリジナルの黄色の号車番号も引き続き使用されています。
また、号車番号は12連でも1~6号車ということで使用されています。


先程の12連になったナハH44+H35は午後3時頃にManggaraiを出発し、Depok車庫へ運ぶとのことで、そこで、その回送列車に是非添乗させていただきたいと質問してみると、「いいですよ」という嬉しい返事をいただき、私はこのあとその列車に乗車させていただくことになりました。
下の写真は工場を出場し、Manggarai駅に転線するナハH44+H35で、行先も私の好きな「快速川崎」に設定し、そのまま走ることになりましたが、この添乗レポートは次回ということで報告したいと思います。




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