Asian Railway Plaza

アジア各国の鉄道やJR南武線の話題などをお届けします

動向が注目されるナハ32編成

2010年02月24日 16時06分47秒 | 南武線
2月に入ってからも私の方は連日仕事で忙しい毎日でありましたが、昨日、今日と時間が取れるようになりましたので、久しぶりに南武線ウォッチングを行ってみました。
浦和から3本の機器更新が行われた209系が中原区に転入し、南武線生え抜きの209系ナハ32編成(Tc68~)がいよいよ機器更新されるのではないかと予想されますが、機器更新が行われれば今まで行先表示が方向幕であったものが浦和からの転入組と同様にLED式に変更されることが大いに予想されますので、工場入場前の姿を撮影すべく南武線沿線に行ってみることにしました。
しかしながら、南武線の平日における日中運用は全部で35本あるうちのおよそ1/3の12本だけが運用に入り、日中の稼動率が他の線区に比べて低いことから、平日の日中においては撮影できるチャンスが多くありません。昨日(23日)についてはナハ32編成は03F運用で、日中は武蔵溝ノ口でお昼ねであり、今日(24日)はというと運用の予想ができましたが、35F運用ということで日中は矢向でお昼ねであり、残念ながら日中に走るナハ32編成にはありつけませんでした。それならば23日は回送表示の姿も良いのではと開き直り、登戸から武蔵溝ノ口へ回送される姿を撮影しようと思い、久地でその姿を撮影しました。


このあとはというと基地のある中原区のあたりでウォッチングをしておりましたが、いつも夢庵の脇にいる205系MM'236やMzc145-116に加え、Mzc143-9が留置されており、これはいよいよお迎えなのかと思っておりました。武蔵中原駅において昼過ぎに時々運行されている米タンを撮影しようと思っておりましたがこの日は運行されず、ならば矢向へ行って形式写真でもと思い武蔵中原から矢向へ行くことにしました。しかしながら武蔵小杉の手前で別のクモヤと擦れ違ったため、これは何かあるのではないかということで、再び中原区へ戻ってみるとMzc143-2が武蔵新城寄りに留置されておりました。しばらくは区内の様子を見ていたものの何も起こらず、この日は引き上げることにしました。

本日については、朝早くスクーターで中原区内の様子を見てみると、Mzc143-2は昨日と変わらない位置に留置されていましたが、Mzc143-9がゆっくりと夢庵の方からいつも浜川崎線用の車両が留置されている位置に移動されました。
手前がMzc143-2で、後方がMzc143-9(移動中)です。


もしやこのMzc143同士が重連で戻されるのではないかと思い、しばらく観察していたものの、新城寄りにいたMzc143-2の川崎方に朝の仕事を終えて入区したナハ13編成がブロックするような形で早くも留置されてしまったため、重連はないのではないかと予想しておりました。
おそらくMzc143-9だけが返却されると予想し、そのスジの時間については、はっきりとわかりませんが、その間にナハ32編成や浦和から転入したばかりのナハ54編成などを撮影しておりました。


おそらくこの時間には例のMzc143-9が回送されるのではと待っておりましたが来ないため、武蔵中原へと戻ってみると2番線に止まっており、私の電車が到着したと同時にこのクモヤは川崎方へと出発してしまいました。私は時間を読み間違えてしまったことにより、残念ながらこのクモヤを撮影できず、ドジなことをしてしまいました。まあーMzc143-2がまだ中原区に留置されているようですし、失敗は成功の元でありますので、ポジティブに考えて次回時間があればまたチャレンジしたいと思います。本日は私のくだらない撮影失敗体験記にお付き合いいただき、どうもありがとうございました。

フィリピン国鉄新型DMUの乗務員室に乗車

2010年02月11日 01時28分18秒 | フィリピン
先日からの続きで今回もフィリピン国鉄の話題を少々述べていきたいと思います。
先月1月に何度か一新されたフィリピン国鉄に乗車しましたが、15日のTutuban12時ちょうど発のCX109列車において、Rotem車製新型DMUの乗務員室に乗車することができました。
原則として新型DMUに限らず、Tutuban~Binan(ビーニャン)間の12系客車列車においても、一般乗客が乗務員室へ乗車することは禁止されておりますが、DOTC(Depertment of transportaiton and communication)の方の立ち会いのもと乗車することができました。
実はこの前日の14日にフィリピン国鉄の車庫やLRTの車庫へ訪問する方法を知るためにOrtigas駅近くにあるDOTCにアポもなく聞きに行ったのですが、そのうちの1人の担当者が一緒に車庫へ行ってあげるよとおっしゃるので、そのお言葉に甘えて同行することになりました。
ついでにフィリピン国鉄の担当者の方と御会いし、いろいろな話しが聞けるのではないかと期待しておりましたが、この15日はあいにく担当者は不在であり、車庫内の撮影だけとなりました。当初はこのままCaloocanにあるフィリピン国鉄の車両工場を見学することを予定しておりましたが、同行していただいたDOTCの方の申し出により、Pasay市内にあるLRT1号線のBaclaran車庫へ向かうべく、Tutuban12時ちょうど発の列車に乗車し、Baclaranに近いEdsa(Magallanes)で降車することにしました。
日本ではあまり考えられませんが、11時なのにもかかわらずTutuban駅内の待合所には早くも乗客が集まり始めておりました。発車時間の約30分前には新型のDMUが3番線に入線すると出札が行われ、待合所で待っていた乗客達が一斉に列車に乗り込みました。日中を走る列車としてはこのCX109列車とこの列車の折り返し列車であるCX110列車(Bicutan12:50発)しかないのですが、利用客があまりにも多いのにはどうも運賃が安いというのが大きな理由だと思われます。ちなみに運賃はTutubanからEdsaまでは10ペソ、F.T.I.から先は15ペソと安く、12系客車列車についてはDMUよりも約2割ほど安くなっております。

Tutuban駅で列車に乗り込む乗客。


Tutuban駅で発車を待つCX109列車。


CX109列車、Bicutan行きの車内の様子。日中においても先頭車は女性専用車。


乗務員室に一般乗客は乗車できないということはこの時点で知っておりましたが、ダメもとで乗務員に聞いてみるとやはりダメとのことでした。列車は12時ちょうどに出発すると間もなく乗務員の方から乗せてあげるとのことで、乗務員室に入ることができました。DOTCの方が同行しているというのも1つの理由かと思いますが、Tutuban駅付近においてはセキュリティーがしっかりしているため、見つかると乗務員にもペナルティーがどうもあるようです。

線路の両側には不法占拠の住居が撤去され、見通しが良くなりました。(Espana付近)


乗務員室では1人が運転士、もう1人が車掌役を担っており、どうも2人で列車を運行しておりました。(もちろん検札係は別におります) 運転士は右手で警笛のボタンを頻繁に押しながら、十分注意して運転し、危険な箇所についてはスピードを緩めますが、見通しの良い区間につては最高70km/hまで出すと述べておりました。(実際にはこのDMUは約80km/hまで出せるとのこと) もう1人の相棒である車掌はドアの開閉と各駅での停車時刻のチェックを行っておりました。

警笛を鳴らしながら、ハンドルを握る運転士。


車掌は各駅の停車時刻をチェックし、用紙に書き込む。


この列車は朝のラッシュ時と違い、この列車しか運行されていないため、対向列車が1本もなくスムーズに運転ができます。また、以前はスケーターを多く見ましたが、どうも今回は一度も確認できませんでした。

列車はマニラの南北を分断するPasig Riverを渡るところです。


列車はPaco駅を過ぎると左側に大きくカーブし、そしてOsmena(オスメニャ)Ave. とSouth Super Highwayに沿って一直線に進みますが、見通しが良いのかスピードも幾分上げました。

Vito Cruz付近?を通過するところで、Pacoの南側からAlabangまではほぼ一直線です。


運転士や車掌は乗務中につき職務に没頭することが必要でありますが、私も含めて他愛もない話しをしておりました。インドネシアでもそうですが現在の日本ほど厳粛ではなく、フィリピンはおおらかな国だということを実感しました。
あっという間に目的地のEdsa駅に到着し、乗務員にお礼を言って、我々はLRTの車庫があるBaclaranへとタクシーで向かいました。

ちょっと南武線ウォッチング

2010年02月08日 23時42分47秒 | 南武線
フィリピンから帰国後体調を壊し、そしてここ2週間ほど仕事で忙しく、南武線ウォッチングがここ1ヶ月以上もできませんでしたが、先程ちょっと時間がありましたので行って参りました。
ここ最近気になる話題としては浦和から転入したウラ46編成の6両が2月2日に中原区に回着したようで、その動向を調べることと、それに伴いナハ32編成がもしや機器更新のため工場へ入場するのではということでその撮影を主な目的としウォッチングしてみました。
まずは自宅から最も近い稲城長沼にスクーターを置き、稲城長沼から立川まで乗車したのち、谷保や西府で通過する列車を眺めておりましたが、本日の日中運用に充当された車両は205系のみであり、209系の方はというとお休みでありました。私が期待していたナハ32編成も残念ながら武蔵溝ノ口の電留線でお昼ねであり、ただ運が悪いだけかと思いますが、なかなか動いている姿を見ることができません。その代わりとは何ですが下の写真のように米タンが運行されており、本日はEF65-1080でした。

このあと中原区の車庫を眺めてみると浦和から転入したウラ46編成が「54」という編成札に変更され、大方の予想どおりナハ54編成として営業が開始されるようで、早ければ明日あたりにでも営業開始されるのではないかというようにどうも準備はできているようです。

また、いつも夢庵脇でひっそりと留置されているナハ4編成のMM'236ですが、そのM車のパンタが取り外されており、そろそろこちらの動向も気になるところです。この他、そのMM'236 の脇にはクモヤ君とやはりナハ4編成のTc88の1両が留置され、立川方4両については武蔵新城寄りに留置され、残りのM235の1両だけは検修庫で何やらクーラーキセが外されている姿を確認できました。不具合でも生じたのか気になるところですが、ここ最近調子の悪い車両も続出しているようですので、何もないことを祈るばかりです。

最後に南武線のオリジナル顔で唯一シングルアーム化されたナハ16編成が日中運用についていましたので、初めてその姿を撮影することができました。本日は束の間のプチ南武線ウォッチングでしたが、ナハ32編成などの動向も気になるところですので、何か話題がありましたら報告したいと思っております。