Asian Railway Plaza

アジア各国の鉄道やJR南武線の話題などをお届けします

横浜線、183系による快速「富士河口湖号」運転

2012年03月25日 18時24分42秒 | 横浜線
昨年夏、東神奈川~河口湖間に豊田のスカ色115系による快速「富士河口湖号」が運転されましたが、昨日から田町車両センターの特急色183系を使用した快速「富士河口湖号」が運転されました。昨年夏の115系運転時は自由席とあって乗車券のみで乗車できましたが、今回は特急形車両を使用したためか全車指定席の列車ということで乗車の際には指定席券510円が必要です。実際に横浜線内の東神奈川~八王子間を乗車してみたいと思っておりましたが、乗車してしまうと撮影ができませんので、記念に指定席券のみを購入しました。

撮影の前に地元の町田駅のみどりの窓口で、このような買い方をする乗客はマニアしかいないかと思いますが、そこは私がマニアですよとさらけ出すことを承知の上で購入しました。マニアにとっては横浜線を担当する東神奈川車掌区お手製の記念乗車証明書でも配ってくれると嬉しいのですが、そのようなことがあったのかどうかはわかりません。

まずは私としてのお約束ですが、通勤形車両との並びを撮影すべく東神奈川へ行ってみることにしました。昨年の115系による運転時とほぼ運転時刻は同じようで、今回も205系との並びが実現されました。
残念ながらヘッドマークのところにはお手製のものは用意されておらず、ただのつまらない「快速」という表示にとどまりました。ちなみに車両サイドの方向幕も「快速」表示のみとなっておりました。


続いて、走行写真を撮影するために八王子みなみのへ行ってみました。もちろんギャラリーの姿がこの駅でも見られましたが、この季節、真横から日が射すようで光線的にはよくありません。通過の際にどれくらいの乗車率なのか観察しておりましたが、どの車両も1車両に10人も満たないようで至って乗車率が悪く、今後もこの列車が存続できるのか心配です。やはり豊田のスカ色115系によって運行したほうが、乗客にとっては有難いのかもしれません。


通過後は約30分後に来る特急「はまかいじ号」を撮影するため片倉駅へと移動してみました。本当は下の写真の場所である片倉で先程の快速「富士河口湖号」を撮影したいところで、ホームの先端は激混み状態かと思い鼻っから諦めておりましたが、やはり光線状態は良いようです。遠くには頂き付近に雪で白くなった丹沢山塊が見られ、構図によってはこれらの山々や富士山と一緒にうまく撮影できるかもしれません。
こちらの特急「はまかいじ号」の乗車率は結構席が埋まっていたようで、80%ぐらいであったかと思われます。


この日、たまたま南武線においても立川~伊豆急下田間に特急「リゾート踊り子号」が運行されていることもあり、南武線の駅へと行ってみました。
待っていると南武線の車両では唯一パンタグラフがシングルアーム化されていないナハ54が来ました。最近の動きをみるとシングルアーム化が行われておりますので、この編成もそろそろシングルアーム化されてしまい、オールシングルアーム化が完了するのではないでしょうか。


続いてお目当ての特急「リゾート踊り子号」の撮影ですが、先月下旬の運転時は「アルファリゾート21」が使用されたものの、今回はいつも通り「黒船電車」が使用されました。
伊豆急行線が昨年12月に開業50周年を迎え、伊豆急オリジナル開業50周年のヘッドマークを付けてくれるのではないかと淡い期待を抱いておりましたが、そこはいつも通りの「リゾート踊り子」でした。ただ、前照灯上に小さく開業50周年のステッカーが付いているだけでも有難いのかもしれません。







気になる103系USJ車の行方は?

2012年03月22日 23時39分07秒 | 他線区の103系
今月11日、飯田線で119系の撮影を終えたあとバスと列車で大阪へと向かい、12日朝、桜島線・大阪環状線で運用されているUSJ車の姿を追いかけることにしました。
ご存知のように17日のダイヤ改正以降、桜島線では6両から8両編成となるため、これらのUSJ車103系の去就が注目されており、どのようなことになるのか全くわかりませんでしたので、もしかするとダイヤ改正以後は見れなくなってしまうのではないかと危機感を感じておりました。
既に「パワーオブハリウッド」の編成は水色に塗り替えられ日根野区に転出しましたが、オレンジ色Tc850の編成が真ん中のT車を抜いて6両編成で運行されており、その他の「スパイダーマン」、「セサミストリート」、「ウッドペッカー」も運行されていました。


上の写真は「セサミストリート」、下の写真は「ウッドペッカー」の編成です。


改正以後の動きとしては、「セサミストリート」、「ウッドペッカー」の編成の間に「スパイダーマン」のMM'1ユニットがそれぞれ挿入され、余った「スパイダーマン」のTcT'cが森ノ宮区に留置されているようで、「セサミストリート」、「ウッドペッカー」編成のラッピング混結が今後もそのままの状態になるのか気になるところです。

このUSJ車編成の撮影後は、205系を撮影するため塚本駅へと移動しました。元々、東海道・山陽緩行線用であった青帯の205系が日根野区に転出し、約5年間阪和線で活躍したものの一昨年暮れに宮原所に転入し、昨年のダイヤ改正から321系や207系のような新たなカラーリングを纏い、東海道・山陽緩行線で平日に限って再び活躍するようになりました。私は新たな色で活躍している姿を撮影したことがなく以前から撮影してみたいと考えていたのですが、どうせならばこの塚本駅で遅れがない限り一瞬205系どうしで並ぶ姿を拝んでみたいと思っておりました。通常であれば出発時間も上り下り列車ともに同じですのでこの駅で並ぶはずなのですが、この日は上り列車が先に到着し、乗降が行われている最中にようやく205系下り列車が大阪方面からやって来ている姿を確認できました。これでは並びが撮影できないのではないかと半分諦めていたところ、上り列車が時間調整なのかモタモタしていたのか運良く並びの姿を撮影することができました。


私としてはこのカラーリング、カッコいいなーと思っているのですが、武蔵野線の逆バージョンにも見えます。今回のダイヤ改正でこのような並びが見れるのかどうかわかりませんが、見れるのでしたら再び並びの撮影に挑戦してみたいと思っております。

ところで、仕事もまだまだ忙しい状況が続いておりますが、4月6日から11日までフィリピンへ行くことを予定しております。
フィリピン国鉄では3月16日からBicol Expressとは別にMayon LimitedがTutuban~Ligao(Nagaよりさらに先に位置する町)間で毎日運行され、キハ52とキハ59(こがね)が交互に使用されています。(時刻表はPNRのウェブサイトを参照ください)
また、ホリーウィーク期間中はビコール地方への帰省客のために(キハ52による?)臨時列車が運行されるようで、203系も投石防止用のスクリーンが設置され、地元マニアによると4月に運行が開始されるのではないかと言われています。
このような状況ですので、何か収穫があるのではないかと思いますし、フィリピン国鉄に訪問することも予定しておりますので、詳細なレポートは帰国後にブログ上で述べていきたいと思っております。




ありがとう119系、さよなら119系

2012年03月21日 02時12分49秒 | その他
1月下旬の東海道線211系の記事以来、仕事のほうが忙しくなり更新ができず、大変申し訳ありません。
仕事のほうが忙しいだけで、健康上は問題なく過ごしておりますが、私の性格上仕事に集中してしまうとどうも趣味のほうに没頭できないものですから、その点お許しいただけたらと思っております。
仕事のほうは今でも忙しい状況が続いておりますが、ようやく少しずつ撮り鉄もできるようになってきましたので、少しずつ気になることをブログ上で紹介していきたいと思います。
と言っても日本国内でしたら、今話題になっていることがブログや地元の方々のホームページで紹介されていますので、特に私のほうで取り上げなくても良いのではないかと思いますが、私も久しぶりに撮り鉄などを行ってきましたので簡単に紹介させていただきたいと思います。

本日は今年3月で引退する飯田線、中央線で活躍した119系を取り上げたいと思います。
皆様も既にご存知のようにダイヤ改正前の3月16日で定期運用が終了し、水色のE4編成が今月実施されているイベントで運行されるのみとなりましたが、そもそもこの119系は飯田線の旧型国電を置き換えるために国鉄末期であった1982年(昭和57年)暮れに登場し、約30年に渡って伊那谷の主として君臨してきました。この当時、通勤形では201系が新製されていた頃で冷房装置が搭載されているのはあたり前でしたが、地方路線の車両置き換えに対しては国鉄の財政事情を反映しているのか宇部・小野田線や可部線、福塩線の105系、身延線の115系2000番台の新製配置に際しても冷房装置は搭載されておらず、新型車に置き換えられたものの夏の暑い時期は床下の抵抗器からの熱風とともに熱風地獄を味わったものでした。
しかしながら、私にとっては105系も今回紹介する119系も電動機が103系と同じMT55とあって、103系の音好きにとっては何とも嬉しいもので、119系が登場した当時、夏は窓を開けて天竜川の景色や伊那谷の景色を楽しむと同時に119系のサウンドを堪能したものでした。

ということでデビュー当時の写真を2枚ほど掲載しますが、この当時、119系はMc Mc T'cの3両編成とMc T'cの2両編成が用意され、101系の改造によって登場したクモユニ147を引き連れて活躍したいました。


下の編成はクモユニ147+Mc T'c+Mc T'cでしょうか。身延線に登場したワインレッドの115系2000番台でもクモユニ143を引き連れた姿を目にすることができ嬉しいものでした。左に写っているのはやはり旧型国電の置き換えで配置された165系です。


続いて湘南色の115系が飯田線から引退する2008年3月にあわてて木曽駒ヶ岳といっしょに撮影できる七久保のカーブへ撮影に行った時のものです。今改正前にもう一度この場所で定期列車を撮影したいと思っていましたが、仕事の忙しさと119系の運用との絡みで巡り合わせが悪く叶いませんでした。


ならば3月10日、11日に飯田~伊那市間に運転される「ありがとう119系記念号」だけでもと思い11日始発列車で各駅停車を乗り継いで、上片桐へ行ってみることにしました。ろくに下調べもせずに伊那松島から飯田への送り込みの時間がわからなかったのですが、木曽駒ヶ岳といっしょになんとか撮影することができました。


この辺は順光とあってギャラリーが集結し大変な賑わいで、伊那谷東側に聳える南アルプスと絡めて撮影されている方が多いようでしたが、私もヘタクソながら撮影してみました。


列車通過後は飯田寄りにある鶴部のカーブで待ち構えていたのですが、冬型の気圧配置が強まり、雪雲が中央アルプスを越えて時より雪が降り、南アルプスにはその雪雲が届かないようで、向こう側に見える南アルプスの山々が明るいというアンバランスな状態になってしまいました。


昨日20日も豊橋へ行ってみましたが、18日から31日までの土休日に豊橋~豊川間に運転される「119ファイナル号」を撮影してみました。
豊橋~豊川間は撮影する場所がありませんので、新城への回送を撮影するため東上~野田城のカーブで狙うことにしましたが、線路沿いの畑では菜の花が咲いているとあってこの菜の花を絡めて撮影されている方が多いようでした。


新城駅で停泊中の119系を撮影したのち、タイガーロープが僅かにない牛久保駅近くで待ち構えることにしましたが、豊橋~豊川間ではほとんどタイガーロープがあり撮影には不向きのようです。


下の写真はダイヤ改正前の12日に撮影したもので、豊橋~豊川間のシャトル列車は119系単行が使用されていましたが、改正後は119系は充当されることがないようで、もうこのような姿を見ることができないかと思われます。


ほとんどの119系が西浜松に集結し、廃車を待つばかりのようですが、私としては寂しいかぎりです。飯田線で唯一国鉄型が使用されている長野色の115系に頑張ってもらいたいところですが、首都圏の211系の置き換えが行われているところですので、その211系が信州エリアに進出するようなことになれば115系も廃車に追い込まれますので、私にとってはますます寂しくなります。